ルーキータイトル争い~オーストリアGP

混沌と混乱のレースを制したのは、いきなり目覚めたいきなりビンダー。
途中まで何処を走ってたか解らなかった眠れる男は、まっすぐ走るのさえままならないバイクでレインコンディションを走り抜き優勝。
何時だったかのスミス氏を彷彿させる大きな賭けだったが、見事にいきなり優勝を手に入れる。
それまでどこに居たか良く解らなかったのに。

ウェットが残る中スリックで果敢にタイムアタックし、FP2でトップタイムを叩き出したイケル・レクオナ。
そのFP2の再来かと思わせる超展開は有ったものの、残念ながら表彰台にはちょっと届かず。
もうちょっとだけ雨の本降りが遅ければ、さらなる混沌な結果が残せたのかも知れないが、残念ながら世の中そうそう上手くは行かないっすよねって事だね。

あ、サバドーリが走ってたら意外と面白かったかも知れない、と思う。
ややこしい状況で意外な強さを魅せ、そして失うモノなど何も無いサバドーリが走ってたら、さらなるサプライズが見られたかも。
つくづく悔やまれる。
先週の焼鯖事件が悔やまれて成らない。

 

さてルーキータイトル争い。

もはやルーキーの枠では無いマルティンが独走。
てか、もうひっくり返すのなんて無理だ。

 

MotoGP 2021ルーキータイトル

ライダー QAT DOH POR SPA FRA ITA CAT GER NED STY AUT 総合
Jorge Martín 1 (15) 16 (3) 2 (14) 4 (12) 25(1) 16 (3) 64pt(10)
Enea Bastianini 6 (10) 5 (11) 7 (9) 2 (14) 6 (10) – (16) 1 (15) 4 (12) 31pt(17)
Luca Marini – (16) – (18) 4 (12) 1 (15) 4 (12) – (17) 4 (12) 1 (15) – (18) 2 (14) 11 (5) 27pt(20)
Lorenzo Savadori – (19) – (20) 2 (14) – (19) 1 (15) 1 (15) – (16) 4pt(23)

( )内は順位

 

スーパールーキー=ホルヘ・マルティンが今期2度目の3位を獲得し、前回の優勝に続いてさらにポイントを積み上げる。
ランキングは総合10位。
このまま調子を維持したら、ジャック・ミラーの後ろくらいまでは上げれそう。
ドゥカティは安泰だね。

お兄ちゃんに倣って乗り換え無しで頑張ったルカ・マリーニは自身最高リザルトの5位。
100円玉貯金をコツコツ積み上げてたバスティアニーニはカウルが外れてスマンかった。

 

次戦はイギリス。
焦点はやはりビニャーレス。
手痛い八つ当たりの代償を背負ったビニャーレスが、次ぎは乗せて貰えるのかどうなのか。
ヤマハ軟化の兆しも有るような雰囲気だけど、ともかく親父の口を閉じさせるのが最も重要かもね。
ちょっと邪魔臭いけど割と愛されてるマルケス親父とはまた違う、何かと厄介なビニャーレス親父の口を閉じさせるのが。

と、言う訳でイギリスGPをお楽しみ。
ではまた。