タイヤレバーは数だよ兄貴、とドズルが言ったから

多くのブログでは良くありがちだけど、このブログでは見かけない事。
えっと...まぁ色々と有るのだけど、その一つが商品のインプレッション。
要するに、何か商品使ったその感想、或いは評価って奴。
実はコレが殆ど無い。

○○のホイールは反応性がどうとか、BT-003に比べてDIABLO ROSSO CORSAはあーだこーだとか。
残念ながらそんな記事は殆ど無い。
過去には

RX-7RR5は頭がスースーするわ

と、小学4年生の作文みたいなインプレッションを披露した事は有るけれど、それはかなりレアなケース。
基本的にそんな記事は殆ど無い。
理由は簡単。
アッチの方は釣りたてマグロと評判の私だが、そっちの方は一昨年獲れた冷凍マグロな私だから。
結局の所、何使ってもあんまり良く解らないってのが正直スマンかったな所な訳だ。

もっとも、磨り減ったGP210から新品のGP210に替えたらその違いは私の冷凍マグロな尻でもハッキリと認識出来るのだが、その昔に履いてたブリヂストンのBW-201 / BW-202に比べてどうよと聞かれても、コレが中々答えにくい。
新品タイヤをあっちこっちと履き替えたら解るかも知れないけれど、3年前に履いたタイヤなんか覚えてないからね。
一昨日何食べたかさえあやふやな私に、そんなの求められても困っちゃう。

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タイヤレバー。

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左から
KTC—正体不明—僕らのストレート

 

KTCはお馴染みの奴。
使ってる人も多いだろう。

正体不明タイヤレバーは、アマゾンやら楽天ヤフオクMonotaroなんかで安く売ってる奴。
1000円もしない。

僕らのストレートは、これまた毎度お馴染みの、アストロと並ぶ財布に優しい工具ショップのタイヤレバー。
僕らの見方、僕らのストレート。
ちなみに、2023年の3月1日から値上げするんだってさ。
ごめんね、こんな手遅れなタイミングでこんな事を書いちゃって。
もはや僕らの見方じゃ無く成ってしまうのか?
それは....どうだろう。

 

 

同じようなスプーン型タイヤレバーだけど実はデザインは少々違いが見られる。

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KTCのタイヤレバー。
形状は、尖がり過ぎず、緩過ぎずな塩梅。
先端の厚みはそう薄くは無いがそう厚くも無い。

まだモトクロスやモタードごっこやってた頃から、さっぱり覚えて無い程使いまくってるが、それでもほぼへこたれる事は無い。
モトクロスやモタードだけで無く、極太ラジアルタイヤをも何度と無く脱着してきたけど、全然平気。
工具自体の強度もメッキの強度も素晴らしいの一言。
流石はKTCだ。
TSKと並んで愛好者が多いのも頷ける。
とりあえずKTCなんて言ってごめんなさい。

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こちらは正体不明の1000円以下のタイヤレバー。
形状はやや尖がり系。
ちょいPBに似てる。
先っちょだけは。

先端の厚みはこちらは結構薄い。
だが、上のKTC程では無いもののかなり酷使してるが、メッキの強度も本体の強度も結構強い。
値段を考えれば文句の着けようも無いね。

190/50ZR17でも交換できたので、スプーン部分もシャンク部分も強度に関して何ら問題は無いだろう。
多分、このタイヤレバーを簡単にヒン曲げる人は、タイヤレバーに文句言う前に自分のやり方を見つめ直し、そしてホイールが凹んでないか良く確かめるのが先決だろうと思う。

ただし覚えておか無きゃならないのは、これは何から何まで正体不明な品だって事。
検品って何?
な状態なのはお察しなので、個体差が有るのはご了承を。
当たりが有るかどうかは知らないけど、時には外れもそりゃ有るよって点はお忘れなく。
それが正体不明商品を買う時の心構えだ。
使い物に成らない外れタイヤレバーを引かされたら、諦めてチューリップ植える時にでも使って頂きたい。

 

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こちらは僕らのストレート。
先端のカーブは緩め。

先端の厚みはやや厚め。
メッキはかなり弱い。
タイヤ交換のみならず、缶の蓋を開けたり、キャンプの際に溝掘ったり、或いはタケノコ掘ったり(私有地)なんて用途に使われると言う扱いの悪さを勘案しても、それでもやはり言わずに居れない。
この子はメッキが弱いよと。
そして先っちょの強度もあんまり強くないよと。

だが、これでも普通にタイヤ交換は出来、そしてタケノコさえも掘れる(私有地)ので、実用の上では特に問題は無い。

 

 

結論を言えば、タイヤレバーなんてちょっとくらいの差は実は何も関係ない。
ちょっとくらい尖がってても広がってても、コンマ数ミリ薄くても、メッキがちょっとくらい剥がれても、だからと何も変わらない。
チップパーツを半田着けする時のハンダコテやピンセットは、ちょっとの差がとんでもない大きな違いと成って現れるが、タイヤ交換なんて大雑把な作業、たかだか数ミリどうしたこうしたなんて何も影響しない。
実際私もコレら以外にTSKやPBを使う事も有るけれど、違いが有るかと聞かれても....ねぇ。
良く解んねぇや。

結局、正体不明のタイヤレバーでも特に苦も無くバイクのタイヤは交換できる。
そして、私のパワーとテクでは無理そうなタイヤは、PB使ってもきっと無理だろうねって事には大した違いは無い。
出来るもんは出来るし、出来んもんは出来ん。
微妙な違いしかないスプーン型タイヤレバーの使い勝手の差なんて良く解らん。
と、身も蓋もクソも無いお話。

 

と言う訳で、タイヤレバーの違いなんて良く解らないんだけど、ただ一つ言えるのは、工具は質もそりゃ大事だけど数が何よりモノを言うよって事だ。
1点豪華主義、よりも数がモノを言う。

数だよ、工具は数だよ、兄貴。

それはソケットだってプライヤーだってメガネレンチだって一緒。
数は多いに越した事は無い。
予算が許す限り、数は多いに越した事は無いのだ。
メガネレンチのちょっとした角度の違い、ソケットの深さのちょっとした違いが使い勝手に関わってくるので、予算と置き場が許す限り、数は多いに越した事は無い。

タイヤレバーも勿論同じ、って言うかそもそも基本的に最低3本は必要だ。
1本だけじゃタイヤ交換なんて全くどうにも成らないので、予算に限りが有るならノーブランド品を買う選択をお勧めしたい。
タイヤレバーに1万円以上掛けても平気な人はPBで揃えて頂いてそりゃ結構なのだけど。

 

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お値段はKTCの半分程で手に入る。
予算が無いなら安いので良いので最低3本揃えよう。
やっぱタイヤレバーは数だよ、兄貴。
タイヤレバーの微妙な違いなんてサッパリ分からないけど、それだけは確実に断言できる。

MOTOR CYCLE

Posted by tommy