フランスGPの予習
GP開始以来、記念すべき1000回目の開催と成る今回。
フランスGPをちょい予習しておこう。
欠場と代役参戦
GASGASのポルはまだもう少し欠場が続く。
復帰は次戦、6月のムジェロを希望。
代役は今の所はフォルガーが継続。
オリベイラの代役はサバドーリ。
ドゥカティのバスティアニーニも欠場。
代役は、SBKからまたもやカムバックの何かと便利なペトルッチ。
昨年にミルの代役としてスズキから走って以来のMotoGP。
だが今回は、かつて知ってる、そして今もSBKで乗ってるドゥカティ。
2020年ぶりに同じカラーの同じマシンにカムバックする。
だからと言って、無茶な期待されても困っちゃうのだけど。
マルク・マルケスの処遇
ペナルティの問題ですったもんだが有ったが、結局はペナルティは次のレースにだけ適用のルールが守られて、カムバックするフランスGPではノーペナルティ。
ノーペナルティと成る事に不満を抱く人もきっと居るだろうが、仮にペナルティ科すのは次の参戦に、とのルールと成ると、本当は欠場してる筈なのにペナルティを消化する為だけ走ってさっさとリタイヤする、なんて事が起こりえるので、話はそうそう簡単でも無い。
それに何より、最初からペナルティが適用されるのは次に開催されるレースと決まってるので、急にルール変えられたら困ってしまうわ。
ホンダのフレーム
ホンダは、フランスGP初日にカレックス製フレームを投入する。
用意されたフレームはレプソルの2台、マルク様とミルの2台のみ。
ここでマルク様がお気に召したら採用への道は開けるが、お気に召さないならフレーム開発はまたもや暗礁へ乗り上げる。
問題は、マルク様は気に入らないけれどミルが気に入った場合。
普通に考えたら、各人好きなフレームを使えばイイじゃん、って事に成るのだけど、果たしてこの複雑な力が渦巻くホンダでそれが可能か否か。
ロレンソならまだしも、ミルでは長男教に凝り固まってるホンダで意見を通させるのは難しいかも。
なお、アメリカで優勝して、現在ホンダのトップ成績と成っているリンスには、カレックスでは無くミルの使ってたフレームがお下がりされる。
リンスは自分のフレームかミルのお下がりフレームかの2択から選べるように成るが、カレックスフレームがLCRに投入される予定は今の所は無い。
サテライトチームからすれば、全くデータの無いフレームを渡されても手に負えないので、実績はアレとしても経験は豊富なミルのフレームが供給されるのはとても有難い話だろう。
でも、ライダー的にはどうなんだろうね。
ファクトリー待遇するからと呼ばれたライダーからしたら。
この前ホンダの悪口言ってたら怒られたのでこの件に関してはお口はチャックしてるけど、水面下ではマルティンが抜けると噂されてるプラマックの方をじっと見てる、かも知れない。
なお
Nakagami said he will have no technical changes for his LCR bikes in Le Mans and hasn’t tried a different chassis “since Sepang".
“It makes it simple, the bike doesn’t change anything, so we will try to do our best and be competitive," he said.
....がんばれ。
MotoE
今年のシリーズは、このルマンから開幕。
ドゥカティの電動ニューマシンが、ついに実戦にデビューする。
現在はサポートレース扱いだが、いずれはこのMotoEが主流となるだろうと思う。
会社と社会が内燃機関止めるわって言ってんだから、それが自明ってもんだ。
ドゥカティはこれで他メーカーより1歩進んだ事と成る。
それにしても、2021年終盤にドルナと合意して、ほぼ1年で必要台数のレーシングマシンを作り上げて来たのだから、ドゥカティは本当に凄い所だね。
ヤマハなら未だに会議してる可能性も有るので、このドゥカティのスピード感がとても羨ましく思ってる人も居る、かも知れない。
MotoGPクラスのスケジュール
5/12(金) | P1 17:45~18:30 P2 22:00~23:00 |
5/13(土) | FP 17:10~17:40 SPR 22:00~ |
5/14(日) | WUP 16:45~16:55 RAC 21:00~ |
時間はいずれも日本時間
天気は少々崩れるかもね、って予報は出てる。
特に土曜日はちょっと荒れる可能性は有る。
雨と言えばペトルッチ、な気持ちは解るが、だからと言って無茶な期待されても困っちゃうわ。
ではお楽しみに。