林道に行くならエアーポンプを装備せよ

そろそろ夏の北海道ツーリングを計画してる人も多い事だろうと思う。

北海道をバイクで走る。
その理由は人の数だけ存在する、ってのは言い過ぎにしても、人によってその理由は様々だろう。
直線を走りたい人、知床峠を走りたい人、景色を見たい人、テントウムシのようにともかく先っちょを目指してしまう人、食えたらエエんやって人。
人によって色々と理由や目的は有るだろうけど、北海道の林道を走りたいって人も一定数居るんじゃ無いかと思う。

北海道も舗装化が進み、各地の林道は通行禁止処置が成された箇所も多いものの、それでも大阪や東京近郊とは比較に成らない程に存在する。
私の住む神戸近郊にも幾つか有るには有るけれども、規模は比べるまでも無く、そしてまぁまぁグレーな場合も有るので、あんまり大きな声では言い難い場合も、ちらほら。

その点北海道は誰もが堂々と走れる公道としてダートが残っているので、各種法律を正しく守ってる限り、不法侵入等で捕まる事は無い。
熊さんと出会う事は有ったとしても。

基本的に私と関わりない所で誰が何をやろうとも、それが法律違反だろうと人の道から外れる鬼畜外道な事で有ろうと、私がとやかく言う筋合いは無い。
電動キックボードで新名神を走ろうと、回転寿司のイクラをつまみ食いしようと、クリスマスの夜にナカトミビルを占拠しようとも、それを私がとやかく言う権利は特に持ち合わせてない。
のだけども、バイクの場合は何故だか連帯責任を取らされて、無関係な人にも多大な迷惑を掛けてしまう事がまま有るので、あんまり弾け過ぎない事をお願いしたいな、とは思う。
北海道には魅力的なダートが沢山有るのに、一部の人のせいで通行禁止なんて成ったらえらい事だからね。
仮にそこが普通に走っても良い道で有ったとしても。
その辺をどうぞよろしく。

 

林道を走りに行くのに必要なモノ

壊れても泣かないバイクとか、壊れても帰ってこれるようにスペアレバーとか、体が壊れても取りあえず大丈夫な傷害保険とか。
色々と必要なモノは有るのだが、空気入れ、要するにエアーポンプは必須だろうと思う。
パッツパツの空気圧でダート走る人や、空気抜いたダート用のダルダルのタイヤで舗装道路を平気な顔して走る人ならその限りではないけれど、舗装道路も未舗装路も気持ち良く走りたいなら空気圧の管理は必要だろう。
指定の空気圧はあくまで舗装道路の上での話なので、ダートを走るなら相応に空気圧を落としてやるのが基本だ。

で、そこで必要なのがエアポンプ。
空気を抜くだけなら要らないけど、そう言う訳にも行かないからエアポンプは必須なのだ。

 

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ただエアポンプって中々に置き場が無くて、あれこれ考えた結果、現在の搭載位置はココ。
ハンドルブレース。

シートの裏側=シートレール部分に着脱式タイラップで縛り付けてたのだが、ここは直接泥水が盛大に掛かるところ。
梅雨時に林道なんて行ったらデロンデロンに成ってしまう。
ポンプにもよろしく無いので改善を考えたいとあれこれと考えてたのだ。

で、もうちょい環境の良い箇所は無いもんかと、あれこれ思案した結果がココ。
フレームとかサイドスタンドとかスイングアームとか、色々意見は有れど、意外とココがイイんじゃ無いって。

汚れない、余り濡れない、装着しやすい、落としてもすぐ気づく。
ちょっと目障りな以外は、そう悪くない選択だと思う。
今のところは、ね。
今後、もっと良い場所が見つかるか、林道に行かなく成るか、を除いて。

バーパッドは使えなくなるけれど、基本的にブレストガードは装備してるのでまぁいいやって。
だって、仕方ないじゃないかー。

 

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こんなベルクロでマウントを固定する。

マウント自体はかなりしっかりしてるので、普通に走る分にはホルダーにボコっとハメるだけでちゃんと保持してくれる。
ただ、林道を走るならベルクロでエアポンプ本体とハンドルブレースとを固定した方が良いと思う。
いざって時に、どこかで落として行方不明、なんて事に成ったら目も当てれないからね。
ご注意を。

 

なお、今回のこのポンプは、自転車も兼用するポンプ。

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トレールバイク専用と考えたらもっと吐出量の多いポンプの選択肢は有るけれど、ロードバイクも兼用で使うならコレが結構良いポンプだと思う。
コンパクトなフロアポンプで一応はエアゲージまで付いてて、100psiまでは問題なく入り、そしておまけに安い。
結構良いポンプだと思う。
余りにコンパクトなキュウリみたいなポンプは空気を入れるのが大変なので、やっぱりフロアポンプを使いたい所だ。

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もしロードバイクには乗らない、或いはMTBやクロスバイクにしか乗らない人なら、MTBに特化したこっちの方が良いかも。
圧力を上げるのは苦手だが、その分空気の吐出量は多いので使いやすい。

自転車用のエアポンプでバイクの空気が入るのか?
ってお思いの人も居るかも知れないが、空気圧は自転車の方が圧倒的に高いので、吐出量の問題は有れども口金が合えば空気を入れる事が出来ない、なんて事は無い。
リアタイヤはちょっと大変だけども、それでもシュコシュコしてたらそのうち空気は入るから大丈夫だ。
まぁその内入るさ。
シュッコシュッコしてたらそのうちに。
中学生の頃から、お母さんに隠れて日夜シュッコシュコしてた君なら、携帯ポンプで空気を入れる事なんて容易い作業だ。

なお、口金は仏式と米式に対応してるので、オートバイやMTB用なら米式、ロードバイクなら仏式にチェンジしておこう。
チェンジ!と言っても変わってくれないので、ヘッドを分解して中身を裏返しに入れ替えたら使えるように成る。
標準はオートバイに使える米式に成ってるとは思うのだけど、事前にリハーサルする事を強く勧めたい。
ぶっつけ本番はお勧めしかねるわ。

 

ただ、やっぱりちょっとしんどいので、頻繁にダートを走る人はこれを積んでおくのも悪く無いかも。
ボタン一発で空気が入る、文明の利器は悪く無い選択なのかもね。
これなら、ヘトヘトに疲れ切った林道遊びの後でもボタン一発でエア充填完了するので、これを持ってたらちょっと幸せに成る、かもね。

MOTOR CYCLE

Posted by tommy