イギリスGPに向けて適当に

サマーブレイク明けのMotoGP。
幸先良いスタートを切れたのはアプリリア。
最強のドゥカティ軍団を抑えてのトップタイム。

 

そんな絶好調なアプリリアは、さらに隠し玉としてカーボンフレームを着々と開発を進めている。

以前ドゥカティが挫折したカーボンフレームだが、今後に向けてアプリリアは進めようとしているらしい。
これにより、外装を始めフォークのアウターからスイングアームにメインフレームまでもがカーボンと成る。
もはやカーボンお化け。

だが、一朝一夕にそうそう簡単に行かないので、カーボンシャーシの実戦投入はまだもうちょい先みたい。
今年中に出せれたら良いけどね、とは言ってもものの、どうなるかは解らない。

だが、アプリリアの強みは、何と言ってもベースがカッチリと決まってる事に尽きる。
ダメなら戻せば良いのだから、エラーを恐れずにトライアルを行える。
それが現在のアプリリアの強みだ。

 

一方、そのベースを持たない、Ctrl+Zを幾ら連打しても正しい地点へ戻れないのがホンダ。
世界最大二輪メーカーと世界最強チームのプライドを捨ててカレックスのフレームを導入する冒険に出たものの、結果はどうにもスマンかったに終わる。
これが2019年~2020年頃ならば正しい復元ポイントが有ったので、ひと夏の大冒険を行っても安住の地へと帰りつく事が出来たのだが、残念ながら今のホンダに正しい復元ポイントは無いのが現実。

Marc Marquez goes back to basics with 'Portimao’ bike

こんな見出しが出たイギリスGP。
つまり、今年の開幕戦の仕様に戻したよ、って事。
今年の最高リザルトは開幕戦のショートレースだったので、シーズンは半分くらいまで進んだけどそこに立ち戻って新たに仕切り直そうって事らしい。
ああ、なんと言う絶望のふりだしに戻る!

ぶっちゃけ、中々に厳しい現実では有るものだけど、LCRをお下がりバイクを与えるだけの待遇から、先行開発チームとして機能させようって動きも有るっぽいので、今後この動きが確立したらより実戦に則した開発が進む、かも知れない。
ただ、移籍の決まったライダーへのサポートを濃密に行うのは難しいので、怪我が治って復活してもリンスには今ある物が与えられるだけ、ってのが有り勝ちなパターン。
全ては我らが中上君に掛かっている。
あのごっついエアロが実戦でもちゃんと機能するなら、ホンダの浮上のキッカケに成る、かも知れないのだから。
もっとも、シルバーストーンは大してエアロは要らんよねと、クアルタラロは言ってるので、現時点ではあのでっかいエアロはどんなもんかは解らないのだけども。

 

気に成るのが本日のお天気。
シルバーストーンの有るノーサンプトンシャー周辺は、土曜日は残念ながら雨予報。
結構強めに降る可能性も有るので、荒れる展開も有るかもね。

鼠径部に問題を抱えて、歩くのもなんかしんどうなマルク・マルケスにとっては、レインならレインとはっきりして貰わないと困る。
フラッグ・トゥ・フラッグは困るので、どっちにしても天気はハッキリして欲しいのがささやかなお願い。

 

スケジュール(日本時間)

  • 18:50-19:05
    Qualifying Nr. 1
     
  • 19:15-19:30
    Qualifying Nr. 2
     
  • 23:00-23:2510 Laps
    Tissot Sprint

 

世間の皆様は8耐に夢中かも知れないけれども、motoGPもどうぞよろしゅうに。

 

MOTOR CYCLE

Posted by tommy