カタールオフィシャルテスト

開幕直前の最後のテスト結果がこちら。

大本命はやはり王者バニャイアと復活のバスティアニーニ。
二人のドゥカティワークスライダーを頂点に、マルケスとドゥカティ軍団、アプリリア&KTMが続き、ヤマハとホンダはスマンかったな展開。
慎重な歩みで駒を進めてきたマルク・マルケスは、初転倒を喫する攻めた走りで4番手と、ドゥカティサテライトではトップタイムを出す。
口では5番手争い出来たらいいねと言ってるけれど、まだ余力は残してそうなので開幕戦からガンガン来る、かもね。

 

ただ、ヤマハにしてもホンダにしてもタイム自体は昨年のカタールGPよりも上がってるのは確かで、昨年11月のカタールGPのQ2タイムと比べたら、クアルタラロは2列目、ホンダ勢も3~4列目くらいには入れるタイムは出ている。
諸条件は異なるので、単純な比較はできないのだけども。
ただ、昨年型のDucatiは今年はさらに速くなって、最新型のDucatiはさらにさらに速く成ってるので、相対的にはスマンかったなギャップと成っている訳で。
あらやだ。
折角貰った優遇措置を上手く使って、後半戦に入る頃にはこのギャップを埋めて、来期はガチ勝負出来るくらいに引き上げて欲しいと願うばかり。

 

アプリリアは、オリベイラもグッドタイムを出して4台共に仕上がりは上々。
特にエスパルお兄ちゃんはプレシーズンテストで存在感を発揮。
レディングにクソの塊と言われたアプリリアを、誰もが欲しがるバイクへと引き上げた功績は大きいお兄ちゃんは、やっぱりまだまだ次の2年も契約しそうな雰囲気。
アプリリアは続けたい気が大きく、本人は辞める気と続ける気は半々って感じ。
優勝出来たら続けるわと言ってるので、この調子が本番でも続けば続ける可能性が濃厚かも。
なんせ2年に一度の大異動期に向けて、熾烈なシート争いが起こる今季。
誰もが欲しがるアプリリアのシートが早々に埋まると、シート争奪戦は苛烈な物に成りそうな、そんな感じ。

 

KTMも同じく仕上がりは上々。
注目はエースのビンダーと、ファクトリーが約束されるルーキーのアコスタ。
毎度のことながら、始まる前からクビが決まってそうなジャック・ミラーは、KTMに残れるのか、それともホンダへカムバックするのか、或いはGPから居なくなってしまうのか。
ジャックのキャリアを賭けた戦いは、もうすでに始まっている。
春に成績が残せるか否かが、ジャックの未来を決定させる。

 

と、そんなこんなで、多くのライダーに取ってはこの春の戦いはキャリアを左右する大きな戦いと成る。
開幕スタートは誰が上手く切れるのか。
それは....3月8日からの開幕戦をお楽しみに、って事でおひとつ。

MOTOR CYCLE

Posted by tommy