ガソリンタンクの錆び落としをしながら出羽守は長々とかく語りき-前編
この前のこのタンクを錆び取りした。
この前って何時の話か、ってのはさておきとして。
今回はそれ程重症でもないので簡単に済ませる。
切り開いてサンドブラストしたり、鉄板を溶接して穴を塞いだり、亜鉛メッキしたり、タンクシーラーでコーティングしたり、なんて事は特にしない。
単に市販のタンククリーナーで錆を落とすだけ。
タンクの錆び取りは簡単。
タンククリーナーを説明書通りに突っ込んでおけば簡単に錆びは落とせる。
重要なのは、むしろタンククリーナーを突っ込む前とその後。
錆び取り前の脱脂洗浄と、錆び取り後に錆びを再発させない洗浄方法。
それが大事。
脱脂洗浄に使うのがコレ。
サンエスK-1。
ストレートで売ってる工業用アルカリ洗剤。
これで錆びは落とせないけれど、錆びを落とすには事前に油分を落とす必要が有る訳。
(STRAIGHT/ストレート) サンエス K-1 36-554 新品価格 |
お湯で溶かしてキッチリと脱脂洗浄するのがまず第一歩。
これを怠ると、タンククリーナーを突っ込んでもいまいち綺麗に成らない事も有るのでしっかりと洗っておこう。
脱脂洗浄したらホースを突っ込んで綺麗に水洗いし、洗剤を洗い流してリン酸系タンククリーナーを投入。
もっと安価に錆を落とす方法、ぶっちゃけサンポール突っ込んだら錆なんて簡単に落とせるのだけど、十分に希釈しないとパワーが有り過ぎて穴が空く可能性が有る。
さらに問題は、サンポールで錆を落としたら、錆があっという間に再発してしまうって事。
それが難点。
安全な濃度と使用方法が明記され、リン酸皮膜を形成して”比較的”錆の再発を起こし難いタンククリーナーがやっぱ安全かと思う。
ちょい高いけどね。
ピカタンでも花咲かGでもそれ以外でもお好きなのをどうぞ。
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この辺を適切に使えばタンクの錆び取りなんて容易。
そう、タンクの錆び取りは簡単。
だが、錆び取り後の洗浄はとても重要なのだ。
と言う訳で後編へ続く。