パイン・サラダ

お見舞いに行って来た。
バイクでクラッシュして、鎖骨折った人の所に。
とあるクローズドコースで派手にクラッシュして、鎖骨折った人の所に。

 

CBRに乗る女の子。
前にもちょろっと書いた事は有るけど、私の知り合いの同じくCBRに乗る若者の彼女だ。

同じCBR同士、仲睦まじきカップル。
これで、彼女がCBR1000RRで無ければバランスはもうちょっと良かったかも知れない。
これで、彼がCBR250Rで無ければバランスは幾分良かったかも知れない。

前にも書いたが、乗ってるバイクの排気量が男の価値を決める訳では無い。
排気量の大きい小さいが、それが男の値打ちを決める訳では無い。
でも、着きあってる彼女よりも大きくハイパワーなバイクに乗っていたいのは、ある種の男の意地、それが男のプライドなのかも知れない。
気にしなくてもイイじゃ無いかと外野が言った所で、彼女は心から何も気にして無いのも良く解った上で、でも本人はやっぱ気にするよなぁって思う。
周りはどうこう言ったところで、本人はやっぱ気にするよなぁって。

もっとも彼とて、阪神ライディングスクールにせっせと通ってキチっと大型二輪免許は取ったので、彼女と同じ排気量のバイクを隣に並べるのもそう遠くは無いだろう。
幼少期のポケバイに始まり、レディースライダークラスのプロダクションレースでもそこそこな成績を残してきた彼女にライディングで追いつくのは、幾ら免許を取ったと言えども一朝一夕には難しいかも知れないが。
...道はちょっと険しい。
まぁ別に200km/hでコーナーに入れなくてもイイけど、せめてCBR250RでUターンくらいは出来るように成った方がイイかとは思う。
まぁ何だ。
ともかく頑張れ。

前は結局書かなかったけど、実はこの彼女の乗ってるCBR1000RRは、その昔に私の乗ってたCBR1000RRだった事が発覚して、ちょっとテンション上がったりしたのだ。

随分前に個人売買で買ったCBR1000RR。
鈴鹿を2分15秒台で走ったりとか、そんな本来あるべき姿で走らせる事は叶わなかったけれど、近所のスーパーにネギ買いに行ったりとか用事も無いのにエンジン分解したりとか、主にはそんな用途に使われた思い出深い一台だ。

別にCBRに限った話じゃ無いけど、このクラスの最先端(当時は)スーパースポーツは流石に物凄く素晴らしい。
クランクシャフトの質感とかピストンの造形とか、最先端のスーパースポーツのエンジンの中身は本当に素晴らしい。
ヘッドや燃焼室のスペシャル感に関しては昔のR1の5バルブには及ばないけど、ともかく非常に素晴らしい。
もう堪らんですたい。

そんな、主に中身をヒン剥かれて恥ずかしい部分を露出させられる用途に使われてきた私のCBR1000RRなのだけども、周囲の人たちの手を廻り回って彼女の元へと。
逆車と言えど、良く有るカラーリングのドノーマルなので単なる偶然だと思ってたけど、私のバイクだった事に間違い無い痕跡を見つけた時はちょっと驚いたりした。
でも冷静に考えたら友達の友達間の個人売買なのでありえるかもねと思ってみたり。
遠く離れた地域のバイク屋で偶然買ったバイクなら凄くネタ臭い話だけど、顔見知りの友達間での個人売買なら普通に有り得るか。

結構ちゃんとメンテナンスされてたみたいで、元の持ち主としてはちょっと嬉しい気持ち。
久しぶりに分解したいけど自重しておく。

あ、このCBRは目立たない所にオリジナルの小さなステッカーが貼られてたのですぐ解ったのだ。
歴代のバイクに何かしら痕跡は残ってるので、過去に乗ってたバイクや車も、今も目の前に現れたらきっと有る程度は解ると思う。
2003年型くらいのガンメタのR1に乗ってる方がもし居たらカムチェーンテンショナーの辺りを確認して欲しい。
そこにペイントマーカーでウサギちゃんの絵が描かれたら、それは私が昔乗ってたバイクだ。
丹精込めて神経質に組み上げたので、当時は結構ヒュンヒュン回ったと思う。
銅ハンマー片手にクランクシャフトとどれだけ格闘した事か。
だからきっと、今も元気に動いてるだろうと期待してる。
コンロッド外れてエンジン爆発してたらごめんなさい。

ともかく、そんな彼女の元へとお見舞いに行ってきたのだ。
お土産持って。

お土産は何がイイだろうか?
と、考えたら、やっぱりフルーツがイイんじゃないかと思う。

それも、皮剥かなくても食べられるのが、鎖骨折れた人には良さそうだ。
右鎖骨なので、包丁を握るのも困難なのだから。
だからパイナップルは却下だ。
あんなの、丸ごと贈ったらただの嫌がらせだ。

と言う訳で、イチゴを持ってお見舞いに行った。
食べる手間も掛からないし、鎖骨折れた人には良いお土産でなかろうかと思う。

ご両親と同居してるので生活面では問題は無さそうだ。
でも、鎖骨って、バイクで転倒したら折れやすいけど、これが中々に厄介な箇所でも有る。
厄介じゃない箇所の骨折なんて何処も無いって言えば、嗚呼そうっすねって話なんだけど。
はいはいそうっすね、悪ぅございましたって話なんだけども。

私も長年モトクロスやってたので、一度は鎖骨をヤってしまった経験も有る。
もっとも、前に書いた顎が割れた時程では無く、クラビクルバンドと言う簡易な固定具で固定してたら勝手に治った程度。
ヒビ入ったか、簡単に治る箇所を簡単に北京しただけか、ともかくそう大した事は無い程度の怪我。
薄い記憶に残る程度の怪我。
勿論入院もしてない。
かなり痛かった覚えは有るけど、怪我や治療自体は特にどうって事も無い。

ただ、女性の場合は鎖骨を折ると少々不便な事は有る。
まぁ、男性だろうと誰だろうと、何なら犬だろうと白熊だろうと鎖骨折ったら不便な事に何ら違い無いけども、ともかく女性の場合は何かと便利悪い事が有る。
それは、片手が使えないと背中のホックがとても留め難いって事だ。
男性諸氏には解らない事だろう。
一部の女装癖の有る方を除いて。

おっと、報告は要らないぞ。
『46歳のおじさんですが、四十肩なので背中のホックが留め難いです』
なんて報告は無用だ。
変態は自らの心の中に仕舞っててくれたまえ。
変態は密やかなれ。

ワンエイティーと言う、胸の前でホックを留めてズルズルと180度回転させる、女子中学生のような装着方法もあるのだが、個人的はちょっとヤダ。
なんかヤダ。
それに、肩の自由が利かない状態なら肩のストラップを通し難いと言う細かい問題点もあったりする。
ワンエイティーで全て解決する訳では無いのだ。

ましてや彼女の場合、今の私のように引き篭もってる訳では無いので、流石にノーガード戦法って訳には行かないだろう。
そうなるとやっぱアレか。
私が鎖骨を怪我した時と同じ作戦しか無かろうか。

それはフロントホック。
そう、背中のホックが留めれないなら、前で留めればイイじゃ無い!
のフロントホック作戦だ。
フロント・ホッカー・スペシャルだ。

おいヒカルゥ!ちゃんと話に着いて来いよ!

別にそんな込み入った話をするほどに親密な訳では無いので、特にそんなデリケートな部分については語り合っちゃ居ないのだけども
何はともあれ、フロントホッカーと成るのなら尚更の事、パインサラダなんて作らなくて良かったなと思うばかりの私だったのだ。

ともかくお大事に。

それでは今日の小噺はここまで。
私は、今夜のビフテキを楽しみにしながらちょっと出かけて来る。
帰ったら結婚しよう。

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