タイの時代
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タイカレーは苦手だ。
日本にローカライズされたインドカレーは結構好きなのだけど、ストイックにこだわったタイのカレーはちょい苦手。
パッタイは結構好き。
でも、どちらかと言うとインド料理のチョーメンの方がやっぱ好きだったりする。
ん、やっぱインドの勝ちだ。
例え、その店の中にインド人が誰一人として居なかろうが。
インドもそうだけど、東南アジアと言えばバイクのお国。
スーパーカブに5人程乗せて出かける父ちゃんの図は、古くから馴染みの光景だろう。
だが、確実に様変わりしてるのは間違い無い。
バイクはただの移動手段では無く、趣味性を持った乗り物としての立ち居地を築きつつ有るのは確かな話だろう。
なんせ今や日本に入ってくるバイクの多くはタイからやってくる現状。
バイクによっては、タイで最初に発表されてタイで最初に発売されて、それから重い腰上げて日本にやってくる、なんてのも有る始末。
日本メーカーなのに。
市場として、そして生産や流通の拠点として、今やバイク界にとってタイは非常に重要な地域。
今までも、そしてこれからも。
http://www.alamy.com/stock-photo-tool-shop-in-chatuchak-weekend-market-bangkok-thailand-57365651.html
こんな、五階百貨店を彷彿させる工具店もあれはそれで風情は有る物なのかも知れないが、実は今やタイには日系の工具チェーンが進出してるのだ。
一つが海外出店に一歩先行くファクトリーギア。
タイに3店舗、台湾に1店舗の海外店舗を持つお店。
Deenと言うプライベートブランドも持ってるが、基本的にスナップオンやネプロス等のちょいお高い工具がメインのお店。
フルセット買えば数十万円が簡単に飛んでいく高級工具。
それを多店舗展開出来てるのだから、タイでもきっと需要は有るんだろう。
ファクトリーギアが多店舗で展開出来るくらい、タイの自動車＆バイク界は成熟してるんだろうと思う。
国民の所得が上がったのか、それともレースやドリフトイベントの影響なのかは解らないけれど、ともかくバイクや自動車は単なる足以上の存在と成り、それにともない整備工具もより高品質な物を求められるように成ったのだろう。
椰子の実割り機が売れ筋商品、と言う訳では無いと思う。
マレーシアやベトナムやフィリピンやインド、その他、マーケットはまだまだ拡大の一途。
タイを足がかりに今後も店舗を広げていく、かも知れない。
可能性は無限だ。
日本なのに、御近所にファクトリーギアが無い地域にお住まいの方は、今後もファクトリーギアがやって来る可能性は低いかも知れないけれども。
ごめんね。
もう一つがアストロプロダクツ。
1つの県に1店舗は必ずオープンさせる、セブンイレブンやイトーヨーカドーよりもマメなアストロプロダクツ。
こちらはバンコクに1店舗オープン。
ファクトリーギアに比べると、比較的お財布がライトウエイトな方にも安心の価格帯なので、東南アジアでの爆発的拡大の可能性はこちらの方が高いかも知れない。
正直、ファクトリーギアは売ってる商品がちょっと高い。
その昔は台湾製ノーブランド工具を売る店だったが、今やその枠に捕らわれずなんでもかんでも売るお店に。
枝切りハサミからチェーンソウまで売ってんだから、もう自動車工具店の枠には収まりきらない。
椰子の実割り機はおろか、カブトガニ捕獲器を売っててもおかしくは無い。
そんな充実のラインナップ。
ただ、アメリカにはさらにもっと訳の解らない位に何でも売ってるシアーズにNorthern Tool、ホームセンターならホームデポやLowe’sやらその他星の数程も有るので、その辺りとの競合を適当に避けつつ、日本の工具を売る日本の工具店の活躍を期待したい。
日本には、このTONEの無電解ニッケルメッキのインパクトソケットのような、世界を取れる工具が一杯あるのだから、アメリカやヨーロッパ勢ばかりで無く、日本製工具もどんどん広めてやって欲しいと思う。
ネプロスは．．．．まぁネプロスはイイや。
と、そんな具合に、タイにファクトリーギアが有る事を今更知った人がちょっと嬉しそうにしてるのでそんな適当な話を書いてみた今回。
何処に住んでるとは書かないけど、今後恐らくファクトリーギアは出来ない地域に住んでる上に、仕事柄タイには良く行くと言う極めてレアケースな人なので、ちょっと嬉しそうだったから。
と言う訳で、近所にファクトリーギアは無いけどタイや台湾には良く行くレアケースな方が居れば、一度ファクトリーギアに訪れてあげて頂きたい。
カブトガニ捕獲器は多分売ってないとは思うけれども。