前を向いて真っ直ぐ進むって意外と難しい
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免許持ってる方は勿論出来るだろうが、免許を取りに行ってる人に取っては結構な難関とされているカリキュラム。
1本橋。
前向いてゆっくり進むだけだけど意外と難しい。
普通二輪で7秒、大型二輪で10秒が合格ライン。
教習生には中々に難しい。
トライアルやってる人なら10分とか1時間とか、その気に成れば二泊三日くらい軽くやってのけるのだろうけど、それをこれから免許取ろうって人に求めるのは酷な話だ。
きっと教習時代は多くの人に取ってとても嫌なカリキュラムだったろうと思う。
坂道発進もクランクもスラロームも嫌だけど、この1本橋も負けず劣らずとても嫌なカリキュラムだったろうと思う。
でも、それを乗り越えたその先に、モッコリ付きスネーク1本橋なんかが好きに成る道へと進む場合も有るのも、それはそれでまた不思議なもんだとも思う。
ちなみに、特に1本橋で苦労した事は無いけれども、『前向いて停めろ』と指定の有る駐車場は結構苦手だったりする。
バックから狭い所に入れるのは割と得意なのだけど、前から入れるのって結構苦手。
勿論、そりゃ免許持ってるし車も普通に乗ってるので普通に入るのだが、ちょっと歪んでたら結構気に成るタイプなので、左右のラインに平行に入れにくい前から駐車はちょっと苦手だったりする。
ちょっと歪んだらなんか気持ち悪い。
枠内に入ってても、ちょっとでも歪んでたら何か気に成るタイプ。
だからとわざわざ入れ直したりはしないけど。
この前、友人をお迎えするのに神戸空港に行ったのだけども、改めて思ったのがパイロットって操縦が上手いなって事。
線上にセンサーが付いてるのか？或いはスロットカーみたいに溝の上をトレースするように作られてるのか？
等と思ってた時期も有ったけど、アレって特に何ら気の効いたシステムなんて無くて、単に線を引いてるだけ。
その線に沿ってパイロットはタキシングでそろりそろりとタラップがドッキングされる位置まで進んでるだけなんだとか。
つまり、パイロットのウデ一つの一発勝負な訳だ。
バック出来ないし。
旅客機を、線の真上をピタリとトレース出来るあの技術はやっぱり素晴らしい。
まぁプロだから当たり前っちゃ当たり前なんだけど、旅客機を真っ直ぐ走らせるのは相当な技術だと言って差し支え無いと思う。
飛ぶのも降りるのも勿論だけど、単に真っ直ぐ動かせるだけでも凄いなと。
真っ直ぐ車線内を走れないタクシー運転者も一杯居るのだから。
Boeing737を操縦した事無いので、タキシングの難しさはどんなもんかは解らないのだけど。
ヘタクソな停め方したら他のあらゆる人たちに大きな迷惑を掛けるので、前向いて真っ直ぐ進んで指定位置でピタリと停めるのは必須のスキルなのだろうけども、『前向いて停めろ』と指定の有るパン屋での私の駐車を顧みると、やっぱパイロットって凄いやと思わずにはおれないのだ。