変わるのが良い事なのか、変わらぬが良い事なのだろうか

2016年3月3日

半年程前だろうか。
知り合いの人と出会った。
この時点で半年ぶりくらい。

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つまり、半年前に、半年振りくらいの人と出会ったって事。
分かるかな？
分かるよね。

この時は本当に偶然、スーパーだったかホームセンターだったかで、本当に偶然出会ったのだ。

『やぁ、久しぶり』
って声を掛けられて。

この人、私が何度か入院してたのは知ってる人。
大丈夫なの？
と、そんな声を掛けて頂いたりして。

大丈夫って言えば大丈夫で、そうでも無いと言えばそうでも無いんだけど、まぁ一応ボチボチ暮らしてるわ
と、そんな話をしてた。

『そっかそっか、まぁ変わり無さそうなので取りあえず良かったわ』
と。

変わらないと言われるのは嬉しいもんだ。
気を使ってくれてるんだろうけど、変わらないって言われるのは嬉しいもんなんだ。
どうも有難うと思う。

でも、この半年振りに出会ったこの人は、目も鼻筋も顎のラインもなんか半年前から随分変わったよなぁって思うんだけど、これはやっぱ口に出すべきでは無いのかもねと思いつつ、折角大金払ったんだから褒めておいた方がイイのかも？いやでもそっとしておこうか、それともそれがＧＰ１５．２ですか？と称えた方がイイのかそれともやっぱ口閉じてた方が．．．．．

そんな事が半年程前に有ったんだけど、近いうちにこの半年振りの彼女とお茶飲みに行く約束したのだ。
ＧＰ１６に変わってたらどうしようってちょっとドキドキしてる。

デスモセディチＧＰ１５

デスモセディチＧＰ１６

ウイングレットは別としたら、アッパーカウル、ダクト、タンク、シートカウル、シートカウル下部のエキパイカバー、フレーム、スイングアーム．．．．
と、見比べたら随分換変わってるけど、余り変わって無いと言えば余り変わって無いと言えなくも無い。
少なくとも見た目では。
中身？
知らんがな。

ドゥカティも流石に洗練されてきた。
特に真っ直ぐ眉毛さんが加入以降、一つの方向へどんどん洗練されて来た感が有る。
もう迷走なんてしない。
鉄パイプフレームに回帰したり、カーボンフレームなんて手を出したりしない。
タイヤはレギュレーションなので別として、これからもドゥカティは流石にそう大きくは変わったりしないのだろう。

ホンダにしてもヤマハにしても、この所は少なくとも外観は良く見比べないと年式の違いが余り解らないように成ってきたのだけども、これが熟成って奴なんだろうと思う。
もっとも、言ってみればケニーロバーツやバリーシーンの頃から基本的に見た目は変わって無いっちゃ変わって無いので、この先グランプリが何年続くかは解らないけど、どう転んでもトロンみたいなバイクでレースする事は無さそうだと思う。
余程の革新的な出来事が無い限りは、この先も概ねこの形なんだろうと思う。
これがモーターサイクルをサーキットで最も速く走らせるデザインなんだろう。
トロンや金田やバットポッドなんかでグランプリが行われる事は無さそうだ。

まぁ何だ、要するにアレだ。
半年ぶりの知り合いの方が、せめて、せめてＧＰ１６くらいの変化に留まってくれるのを祈ってるってこった。

ＲＣ１６くらいに激変してたらどうしよう。
まぁこれはこれで非常に素敵なので、全然悪くは無いとは思うけれどもちょっと気を使う。

HRC roll out the wingletsWe’re back on #WingletWatch this week as HRC – Honda Racing Corporation bring their out their very own winglets at the #QatarTest! Test rider, Hiroshi Aoyama is first to give them a whirl…

Posted by MotoGP on 2016年3月2日

でも、ホンダにもついに色んな物を捨て去って、このカタールテストでウイングレットの検証も始まったようなので、変わる事自体はとても良い事なだろうとは思う。

340ｋｍ/ｈオーバーの超絶スピードの出るコースでは、ヤマハに続いてホンダも羽生やすのか？
ホンダウイングを生やすのか？
それともやっぱ羽無しか。
どうだろうね。

と、そんなこんなで、変わる事も変わらない事も、どっちも良いよねと当たり障り無い事を書きつつも、流石にバッドポッドくらいに変わるのはちょっとごめんなさいな気分だったりする。
流石にここまで変わってたらその人だと気付かない自信が有るわ。