スコット・レディングの苦戦が一発で理解できる一枚の写真

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スコット・レディング

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2008年GP125でデビュー。
1勝を上げた初年度のランキング11位が最高成績。
翌年は15位に終わる。

 

2010年、名門チームのMarcVDSよりMoto2に参戦。
初年度はランキング8位、そして翌年は15位と少々苦戦。
マシンがSUTERからKALEXに変った2012年は未勝利ながら5度の表彰台をゲットしてランキング5位。
そして2013年、ポル・エスパルガロとタイトルを争いながらも、終盤の一番大事な局面での連続ノーポイントが響いて、残念ながらランキング2位。
確か、ランキングトップで迎えた終盤のオーストラリアでは、予選でクラッシュして決勝は欠場したような。
翌戦のモテギでも何だったかの理由で決勝は欠場。
この2戦が致命傷と成ってタイトルは手からポロリと零れ落ちた。

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2014年、遂に最高峰クラスへと参戦を果たす。
バウティスタのチームメイトとして、グレシーニ・ホンダより。

だが、時代は暗黒のCRT時代。
レディングのRCV1000Rとファクトリーマシンとの戦闘力の差は如何ともし難い大きな大きな差が有った。
そんな時代。

低速サーキットでも10km/h程度。
高速サーキットと成ると25km/hもの速度差が有るファクトリーマシンとレディングのRCV1000R。
まるで8耐を見てるかのような速度差。
超一流ライダーが乗る本気のファクトリーチームと、中古車を改造して出場してるプライベーターが混走する8耐を見てるかのような。
直線のスピードが戦力の決定的差では無いのだけど、大人と子供ほどの差を見せ付けられたら正直スマンかったと言わざるを得ない。

初年度は散々な成績で終わったが、これじゃイカンぜとルールが改正されたのはレディングに取って朗報だっただろう。
暗黒のRCV1000Rはレディングに取っては1シーズン限りで終わり、2年目の2015年からは晴れてファクトリーマシンに乗れる事と成った。
型遅れとは言えども、遥かに戦闘力の高いファクトリーマシン。
前年に14勝(マルケス13勝、ペドロ1勝)を挙げた無敵マシン=RC213Vを駆る事に。

これでレディングも戦える。
表彰台争い出来る程度には戦える。
と、思いきやおっとどっこい。
サンマリノGPで3位表彰台に上ったが、ランキングは初年度より一つ落とした13位とまたしても苦戦模様。

2016年、心機一転ドゥカティへと移籍する。
チームはドゥカティのトップサテライトチームで有るプラマック。
ホンダ時代の成績はパっとしなかったが期待値は高い。
サテライトチームと言えど、他に比べて手厚い体制で巻き返しを誓う。

だが、現実は無常。
チームメイトのペトルッチとのGP17争奪戦にも破れ、ランキングは15位と下降の一途。
どんどん落ちる一方だ。

そして今年度、2017年も相変わらずパっとしないまま時は流れ、シーズン終盤に差し掛かろうって今のランキングは15位と毎度おなじみの苦戦中。

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そんなレディングに、またもや新たな道が用意された。
それはアプリリア。
顔は可愛いが成績はスマンかったなサム・ロウズ君に代わって、実質アプリリアファクトリーで有る、グレシーニへの移籍が発表された。
ドゥカティ時代の成績はパっとしなかったが期待値は相変わらず高い。

 

来期は、来期こそは巻き返す。
アプリリアとは言ってもそこは紛うことなくファクトリーマシン。
エスパルお兄ちゃんの頑張りの甲斐有って戦闘力は確実に上がってるので、レディングの戦いを、期待値だけは非常に高いレディングの戦いを期待せずには居れない。

尻に火の着いた男の戦いが来期から始まる。
来年からやっと本気出すレディングの活躍を見逃すな!

 

 

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スコット・レディングのサテライトでの苦戦が一発で理解できる一枚の写真。

 

最前列左から、タラン・マッケンジー、ジョン・マックフィー、サム・ロウズ。
真ん中がクラッチロー、その右がスミス氏、そして一番右端のデカいのがスコット・レディング。
す...凄く大きいです。

やっぱり、こんなゴツい人に元々160cm台の人の為に作ったバイクに乗れってのが無茶な話だと思う。
メカニックはさぞかし大変だったろう。
出来る範囲でポジション出してやろうと頑張ったろうけど、さぞかし大変だったろうと思う。
もうちょい縮んで来いよって言いたい気分だろう。

チームメイトのペトルッチも180cmと意外と大きいけれど、レディングはさらに大きい。
167cmのドヴィさんがお気に召すべく開発したマシンに乗るにはちょい窮屈なのは否めない。

車体をちょい大きくしてくれってのは難しい相談なので、辛抱するしか無いのがサテライトライダーの辛い立場。
まぁ、ファクトリーだからとフレームをポンポン作ってくれる訳でも無いんだろうけど。
自転車じゃ無いんだから。

 

ミリ単位でポジションをセッティングすると言われるMotoGPマシン。

「初めてドゥカティを試したとき、シートの位置が非常に高かった。下げるように試みて、ようやく、長い間間違っていたことを確認した。ミリメトールではなく、ほとんどセンチメートルの問題。非常に高い。」
ロレンソ談

なんて話がニュースに成るくらい、たかだかほんの数ミリで大きく変る、と言われるMotoGPマシン。
アプリリア移籍後は、数ミリなんて言ってないで数十cm単位でレディング用のマシンを作ってくれる事を祈るばかりだ。
あと、出来たらさらに大きいバズさんにも大きいバイクを一台お願いしたいなと。
来年は何処に居るのかは未だ不透明なのなのは...まぁアレとして。

 

ちなみに、レディングが公証185cm。
ジョン・マックフィーが167cmで、サム・ロウズが168cm。
クラッチローは公証170cmとの事。
あと、ペドロさんは公証160cm。
公証。
あくまで公証。
おっと、それ以上の詮索は命の保障は出来ないから止めたほうがイイぞ。
ウエスト59cm♥なんてのと同じく、詮索してもそこには闇しか無いので止めたほうが良い話だ。
世の中には、知らなくて良い事も沢山有るんだよ、モルダー君。

 

MOTOR CYCLE

Posted by tommy