ロッシの代役にマイケル・ファン・デル・マーク
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何だかんだでロッシさんがアラゴンに出てくると思ってたものの、足折れてる状態じゃ流石に無理だったか。
と言う訳で、８耐でもお馴染みのマイケル・ファン・デル・マークがその代役に決定、って公式発表。
ロッシファンの皆様は残念なお知らせ。
SBKフアンの皆様には、ちょっと楽しみなお知らせ、かも知れない。
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現在、本職で有るSBKでは135ptでランキング7位のファン・デル・マーク。
381ptのジョナサン・レイとは250pt近くも離される絶望の展開。
毎度お馴染みのトップ2+2が強すぎると言えなくも無いのだけど、ともかく今期のSBKもヤマハファンに取っては少々厳しいシーズンだと言える。
SBKに限らず、絶対王者のまさかの転倒が連発するJSB1000も同様に。
その上ロッシさんも2戦欠場だなんて。
嗚呼．．．
なお、現在のSBKは9開催＝18レースが終わった時点で、ランキング1位のカワサキのジョナサン・レイが9勝、ランキング3位のドゥカティのチャズ・デイビスが6勝と、殆どこの2人で勝利を上げてる状態。
後はランキング2位のカワサキのサイクスの2勝と、ランキング4位のドゥカティのメランドリの1勝。
何にせよ、緑か赤しか勝ってない。
もっと言えば、18レース中ヤマハのアレックス・ロウズが1度だけ3位に上がっただけで、他の17レースは上記の4人しか表彰台に乗ってないと言う、赤と緑以外のフアンの方には胃が痛くなる現実がそこに有る。
目を覆いたく成る悲惨な現実が。
アラゴンのFP1で初めてＭ1に乗る人に先頭争いしろ、なんて無茶な事は誰も求めないだろうけど、これをキッカケにトップ4の一角に食い込めるようになって欲しいなと、ファン・デル・マークにはそう願って止まない。
そろそろ。
そろそろあの赤いのと緑のとをやっつけてくれないっすかねぇって。
赤いタヌキと緑のキツネをやっつけてくれないっすかねぇって。
主催者もそう考えたのか、リバースグリッドなんて言う賛否の分かれるレギュレーションを導入したが、それでも平気な顔して勝つんだからあの強さは本当に困ったもんだ。
このMotoGPの経験をキッカケに、来期のファン・デル・マークに期待したい。
本当にそろそろお願いしますよと切実に。
なお、ヤマハのSBKでの成績を紐解けば、これが実は2009年に1度タイトルを取っただけで、それ以外は実は勝ててなかったりする。
お休みしてた期間も多かったとは言え、世界のハガノリさんを始め、クラッチローやラバティやトロイ・コーサーやメランドリや超絶男前のトスランドなんかの有力ライダーが乗りながらも実は1度しかタイトルを取ってない。
非常に惜しいシーズンは多々有れど、実は意外にも年間タイトルは1度だけ。
AMAからやってきたベン・スピーズがいきなりチャンピオンに成っただけで。
殆どの人は忘れてるだろうけど、あの時のスピーズショックはそれは大きな物だったんだよ。
AMAのチャンピオンと言うけれど、日本では全く知らない人がいきなり王者に成ったのだから。
それも、ヤマハマンだった筈の世界のハガノリがドゥカティに乗ると言う、日本人からしたら気持ちが不安定になるそんな時期に。
もっともハガノリさんは、ヤマハからドゥカティに電撃移籍した以前にもドゥカティとアプリリアにちょこっと乗ってたので、中須賀克行さんのように遺伝子が音叉マークしてる程の生粋のヤマハ100％人間って訳でも無いんだけどね。
それ以前もそれ以降も、SBKでのタイトルは取れてないヤマハ。
どうにも鬼門な模様。
ヤマハに取ってのSBKはどうにもこうにも。
と言う訳で、中々戦況は思わしくないSBKのヤマハだけど、このMotoGPの経験をキッカケに、来期のファン・デル・マークの飛躍に期待したい。
本当にそろそろお願いしますよと、本当に、そして切実に。