キッカケ

フィクションの世界は別として、現実社会においてバイクや車がジャンプするのには何かしらのキッカケは必要となる。
幾らバッタ型改造人間にされようと、いくら小生意気に喋るトランザムに乗ってようと、実際にはボタン押すだけ、スロットルを開けるだけで車やバイクは飛んだりはしない。
何も大きなジャンプ台で無くても、ほんの小さな、おにぎり位の大きさの何かしらの物体でも構わない。
そう、通常、車やバイクがジャンプするには何かしらのキッカケが必要なのだ。
通常はね。
何もない所で飛び上がるトライアルライダーは、あんま通常とは言えないのでここでは見なかった振りする。

 

キッカケ。
バイクのジャンプに限らず、何か変化を起こそう、何か事を成そうと思ったら、何かしらのキッカケが必要と成る。
日本政策金融公庫に事業資金の借入申込を申し込む際の創業計画書にも、一番最初の欄に創業の動機を記述する欄があるのだから。
動機、理由、キッカケってのは何をするにも必要なのだ。

と言う訳で、何か更新するキッカケ無いかなぁ、と去年の暮くらいから思ってたんだけど、いい加減放置するのもアレなので、あれこれ考えても特にキッカケは無いんだけけれど再開してみる。
あ、こんにちは。
お久しぶりです。
富山(仮)です。
管理人の癖にちょっとも管理してないオッサンに代わって、また私が出張ってきました。
一応は生きてるので勝手に殺さないで。

それにしても何か月も、ってか私がここを更新するのって一年以上も経つのかな?
管理人が変わってたから。
ただ、その私に代わって更新する筈の人が、何かと忙しく成ったので何だかんだで放置しまくり。
キャブ着いてた頃のバイクなら、もはやエンジン再始動すら厳しいレベルで。
このまま土に返って行くのも悪くはないんだけど、まぁ適当にボチボチやってこうかと。

でもなんかドキドキするもんだよ。
一体、どんなツラして書けばイイもんだかと。
あ、まぁどんなツラしてようと関係ないんだけど、ともかく何かドキドキするもんだよ。
たかだかネタ臭いブログを書くだけの事、だとしても。

 

私には、魂に刻み付けられた、忘れられない思い出がある。
決して忘れられない思い出が。

小学4年生だったか5年生だったか6年生だったか。
その辺りの頃。
理科の授業だったかな。
社会科だったっけか。
ともかく授業中、隣の席に座る山田君、或いは佐藤君、もしくは田中君。
その辺、渋谷の交差点で呼んだら20人くらい振り返りそうな何処にでも居る名前の同級生が、何やら挙動不審にソワソワしだした。
誰だったか記憶に無いけれど、ともかくソワソワしだした。

何やってんだ?
と、思うもなく、その川口君だか斎藤君だかは、サイレンサーに穴の開いた単気筒のようなベチベチとした音と共に、大量のお味噌を半ズボンから噴出させたのだ。

私がアシリパさんならヒンナヒンナ!と小躍りしてしまう、そんな悲劇的大事件を起こした三浦君だか中島君だかは、そのまま尻をカピカピにさせたまま何処かへ消え、そしてそのまま学校にさえ来なくなってしまった。
それが小学生だろうと大学生だろうと定年前のお父さんだろうと、それは余りにも酷過ぎる事件だ。
物心の着いてない子供か、物忘れの激しい...まぁともかく、それが誰であろうと多くの場合はメンタルが耐え切れず、学校になんて来れない気持ちも分かる。
決して、ウNコが止まらなくてトイレから出れない訳では無いと思う。

時は流れて数日。
その山下君だか加藤君だかは、なんと何事も無く学校へとやって来たのだ。
普通に。
何事もなく。
ウNコ漏らした事なんて微塵も感じさせず。
でも、きっと凄いパワーを振り絞ったんだろうと思う。
二度と悲劇を起こさないようにお腹の中身を全部振り絞ってやって来たんだと思う。
凄いや。
江藤君だったか木村君だったか。
凄いや。
あんま覚えてないけど。

と、まぁ要するに、忘れられない思い出の割に古い話なのでぶっちゃけあんまり良く覚えてないんだけど、ともかく名を忘れた彼は頑張ったと思う。
特にコレと言ったキッカケも無く、ヒンナヒンナの悲劇から立ち直れたと、するりと立ち直れたと思う。
でも、それもこれも、また日が浅い段階で再スタート出来たから、なんだろう。
尻が乾いてない位の短時間で立ち上がれたから、なんだろう。
そのまま心と尻に傷を抱えたまま2年も3年も経ったら、ちょっとやそっとの事じゃ家から出れなくなっちゃうから。
それこそ家のトイレを爆破してででも、無理やりにでも外出させる必要すら出てくるかも知れない。
キッカケと言うには余りに荒療治が過ぎるかも知れないけれど。
ともかく、ささっと通常に戻せて良かったと思うな。
あれ以来、未だに引きこもってたら目も当てれないから。

当時の私は、ただ触れず、語らず、蒸し返さずを貫いて、何も無かった振りを決め込むしか無かったのだけど、今に成れば思う。
あの忘れもしない出来事の、誰だったか良く覚えてない彼は凄い男だったんだと。
たかだかこのブログを半年ほども更新するキッカケを探りながら様子見してた私は、改めてそう思うばかりだ。
彼は凄かったんだねと。
ちびったウNコの量も凄かったけどさ。

 

と、そんな訳で、私も何時までもトイレに籠ってないで、パソコンの前に籠ろうと思う。
では、今後とも適当に。

次からちゃんとする。

小噺

Posted by tommy