イアンハッチンソンのシフトペダル
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危うく忘れるところだった。
今日はマン島TTレースの放送日だったのだと。
http://www.ntv.co.jp/G/motorsports/mantt/
見忘れた方は1月29日(日)16:30~20:30の再放送をお見逃し無く。
今期、マン島TTで絶好調だったのがBMWのイアンハッチンソン。
ご存知な方も居るだろうが、彼は過去に大怪我を負い、左足が不自由と言うモーターサイクルレーサーとしては大きなハンデを抱えながら戦うライダーなのだ。
なんで裸かはさておき、今もって完治してる訳では無く、左足の大きな損傷の痕跡が見られるのが解る。
左足が不自由なら、一体どうやってシフトの操作してんだ?
と思ったアナタは、ピポットシャフトの辺りを見て欲しい。
何か部品が付いてるのが解るだろう。
これはシフトのリンケージ。
実はシフトペダル自体は右足に付いていて、それを一度ピポットシャフトの中を通して左側へロッドを伸ばし、そこに繋いだリンケージでシフトを操作する、と言う複雑な手法を取る。
この写真のバイクは今年の物では無いが今年乗ったBMWもスーパースポーツクラスでのR6も構造は同じ。
リヤブレーキは勿論サムブレーキ。
シフト操作しながらブレーキ操作するのは無理が有るのでコレ。
緑のボタンの辺りから伸びてる小さなレバーが、左手親指で操作するサムブレーキ。
親指だからThumb(サム)ブレーキと言う。
ちなみに、赤いボタンの辺りに付いてるノブはフロントブレーキの調整用のリモートアジャスター。
このノブで走行中でもフロントブレーキの遊びを調整出来るのだが、マン島のコースを走りながら本当にこんなの触ってる暇が有るのかどうかは知らない。
そんなイアンハッチンソンの勇姿がテレビで見れるのはマン島TTだけ。
と言う訳で、本日すっかり見るのを忘れてた方は、1月29日(日)16:30~20:30の再放送をお見逃し無く。
多分これがラストチャンスだ。