二輪噺

奥様ライダーズ小話ブログ

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自転車乗って月に2kg落とすのは簡単....なのだけど

   

国立健康・栄養研究所の発表した身体活動のメッツ(METs)表によると


・15.8METs 自転車に乗る:32.2km/時より速い、レース、ドラフティングなし
・12.0METs 自転車に乗る:25.7-30.6km/時、レース/ドラフティングなし、または30.6km/時以上でのドラフティングあり、とても速い、レース全般

との事。
http://www0.nih.go.jp/eiken/programs/2011mets.pdf

ドラフティングとは、集団走行等で風除けが有る状態の事。
単独で走るのと前に誰か走ってるのとでは消費エネルギーは随分違うのだ。

32.2km/hは民間人に取っては正直随分速い速度なのは確かだろう。
だが、これを維持して1時間2時間走るのは決して不可能では無い速度では有る。
....多分。
.....多分ね。

消費カロリー=METs×時間x体重x1.05で算出されるので、上記条件で体重70kgの人が32.2km/hで2時間自転車に乗った場合
15.8x2x70x1.05=2322.6Kcalの消費と成る。

体脂肪1Kgは7,200kcalと言われているので、概ね3.5日程で体脂肪1Kg分のカロリーを消費する換算。
休み無く毎日乗ったら、10Kg近く減る計算だ。
体重70Kgの人がこんなエクササイズを始めたら、理論上秋ごろにはほぼ完全に消滅する計算。
梅雨明け頃には既にちょっと半透明になってるかも知れない。
痩せすぎ注意だ。

何時の頃からか、私の周囲には自転車に乗る人がやたらと増えてきた。
当初、右手捻ったら走れる乗り物乗ってるのに、なんでわざわざチャリンコ漕いでんだ?
とか
なんで何時も乗ってるCB1300SFより高い自転車なんて買ったんだ?
とか
そんな卑猥な格好でウロウロするなよ
とか
何だのかんだのと言われてたのだが、今やなんか知らないけどやたらと多い自転車乗り。

やはり皆様、お腹周りの脂身が気に成るお年頃なのだろうか。
余り無理しないように程ほどに頑張って欲しいと思う。

特に大した用事も無いのに自転車に乗る、その理由として挙げられるのがやはりダイエット。
大体毎月20日程、夕食後の2時間程度を25.7-30.6km/時で走れば、計算上5kg程度の減量が達成できる。
勿論、公道を2時間走った所で実際に2時間キッチリ走れる訳では無いのであくまで理想の値では有るけれど、話半分としても2kgは容易い話だ。
最初のうちは。

そう、自転車って乗り続けてたら次第に体重は減らなく成って来る物なのだ。
毎月2kg、3kg減ってたからと、同じ乗り方しててそれがずっと減り続けるかと言えばそうでは無い。

要因は幾つか有る。

一番考えられるのが体重の減少=体脂肪の減少により、体重が落ち難くなるって事。
要するに120Kgの人が20Kg落とすのは容易いが、50Kgの人が10Kg落とすのは不可能だって話。
当たり前っちゃ当たり前の話だ。

そして、減量する事による負荷の低下も考えられるだろう。

12.0METsx1時間の場合
70kg=856.8Kcal
60Kg=734.4Kcal
と、体重が10Kg違えば消費カロリーは120Kcal程も違って来る。
だから70Kg当時の運動を60Kgの時に行っても、同じように体重が落ちる事は無い。

さらに考えられる第三の要因。
それは、機材の進化とライダーの進化。
長く乗ってれば、乗り始めた頃と比べ随分変わるのがココだろう。

つまり、自転車に乗り始めた当初は、9Kg位の9速アルミロードに鉄下駄ホイールとワイヤービードの安いタイヤ履いてフラットペダルでシャコシャコ頑張って漕いでたのだが、長く乗ってると何時の間にかバイクはカーボンに成りコンポは11速に成り10万円のホイールに1本5千円のタイヤを履くように成る。
軽量ロードシューズにSPD-SLは当たり前。

バイクやホイールの軽量化に加え、ビンディングのお陰も有り、アディダスのジャージとスニーカーの時代とは考えられない程に効率的なペダリングが可能に成る。
一口に自転車と、もっと言えばロードバイクと言っても安いアルミバイクの時代とピナレロのカーボンに乗ってる時代とでは随分話は違ってくるのだ。
雲泥の差だ。

加えて、長く乗ってると色々と研究を重ね実践も重ねてゆく事と成る。
単にペダルを踏んでた乗り方から、より効率的なペダリングや各筋肉の使い方を考えるように成る。
次第に、平地を2時間走っただけでふくらはぎがパンパンに成ってた頃は過去と成り、自分のスタイルに応じた適切な乗り方へと進化して行く。
さらにはさらには、人間は運動に慣れる生き物なので、体の使い方を覚えた頃には心肺もそれに適応して慣れてくるので、ちょっと位では息が上がらなく成って来る。

つまり、自転車が豪華に成ってペダリングが上手く成って体が慣れたら、平地を2時間程ちょろちょろ走る程度じゃちょっとも疲れないって事だ。
だからその昔は月に3Kg落とせてたキツイ運動で有ったとしても、次第にそれは日常の一こまと成り、大した運動では無く成る訳だ。
結局は心拍数次第なので、幾ら30km/hで走ろうとも心拍数がちょっとも上がらなければ、それは大した運動強度では無いって事。
何時までも、12.0METsだと思うなよ!って事だ。

だから、自転車乗り始めた当初は月に2Kg落とす事なんて本当に容易いのだが、それがずっと続くなんて事は無いのだ。
当たり前と言えばとても当たり前なのだが、こんなに自転車乗ってるのに!って憤りも、また解らない話では無い。

私の周囲に、自転車にほぼ毎日乗ってるのにここ数ヶ月体重がちょっとも減らないぜって嘆いてる人が居るのだが、多分上記した全てがその原因なのだろうと思う。
つまり、体脂肪が減って痩せ難くなり、体重が減って負荷も減り、そして乗り方が上手く成って乗ってる自転車が4倍の値段に成った。
それが原因だろうと。

だが、亀仙流に習って負荷トレーニングの為にとママチャリで夜中に必死に漕ぐのはお勧めしかねる。
挙動不審で職質必至なのでお勧めしかねる。
だから、チャリだからと朝からおにぎり2個食べてゼリーで補給しながらカツ丼食べに行く週末の過ごし方を改めるのが良いのでは無かろうかと。
私は思う。
せめて親子丼にしませんか?と。
私はそう思う。

ちなみに

4.0METs モトクロス:オフロードのモータースポーツ、オール・テライン・ビークル(オフロードカー)、全般

なんだって。

これも人次第、バイク次第、コース次第と言えるかも知れない。

ビギナーがYZ85でフラットダートを走るのと
普通の人がYZ250Fで普通にコース走るのと
普通じゃ無い人がYZ450Fで普通じゃ無い走りするのとでは、それぞれ事情は違って来るだろう。
一口にモトクロスと言っても、身体的、心肺的な負荷は随分違う。

或いは、走るコースも、ブラックマークが着くような硬い路面も有れば、フッカフカのサンディーも有れば、泥人形と化すヌルヌルマディも有る。
一口にモトクロスコースと言っても、状況次第で随分と負荷は違って来る。

だから、4.0METsとは庭手入れくらいの運動の強度なのだが、それはどうなんだろうと言わざるを得ない。
スクーターの街乗りが3.5METsは解らなくは無いが、モトクロスが4.0METsってのは余りに低いだろうと。
モトクロスに行った翌朝、猛烈な疲労感と体の痛みによりベッドの上でカッパのミイラみたいな格好で苦しんだ記憶の有る方ならきっと思うだろう。

image05
http://www.matsuuraichi.com/matsuuraichi-yurai.html

4.0METsって....
モトクロス帰りの翌朝、もうちょっと運動したような気がするんだけどなぁって、こんな格好しながら翌朝ベッドの上で思ってる事だろう。
私も思う、とても強く思う。
再考を求めたい所だ。



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