バタフライエフェクト-2

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バタフライエフェクト-1

続き

 

 

 

ちょい借りるよ、と鍵を略奪してインプレッサって名前の着いてた時代のWRXに乗り込む。
私の車では無い。
ガレージに有ったから乗ってただけ。
私が事故っても保険は降りるから問題は無い。
車両保険はスマンかった。

 

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インプレッサでチューブ買いに行こうとしたその時、声を掛けて来た人が現れた。
グローブ買いたいから乗せてってくれと。
弁当買いたいから乗せてってくれと。
暇だから一緒に行くわと。

君たち暇ならちょっとチューブ買いに行って来てくれないかな。
私はソリティアでもして留守番しておくから。

と言えば良かったと今更後悔してるのだけど、何人ものおじさんを載せてバイク用品店でチューブを買い、そしてスーパーの駐車場へと入った。
リアタイヤをカチャカチャ言わせながら、前記したスーパーへと。
そう、もう皆様忘れてるかも知れないけれど、釘踏んでカチャカチャ言わせながらスーパーの駐車場へと入ったのだ。

スーパーの駐車場で右リアタイヤを見ると、そこにはキラりと光る五寸釘。
五寸釘寅吉の姿。
トレッドから斜めに刺さって、サイドウォールに先っちょだけ頭を出してる五寸釘寅吉のお姿。
タケノコなら堀り頃かな?って感じの状態。
なんてこった。

 

空気抜ける前にさっさと帰ろう、と、お惣菜売り場で悩んでる人を引っ張ってさっさと帰って取りあえずは事なきを得たのだけど、さてどうしたもんかと考えてるのが今。
完全に貫通した訳じゃ無いけれど、サイドウォールにまで達してる釘踏んだタイヤはやっぱ交換だよなぁって。

現状、パンクしたホイールを外して、一本だけ違うホイールを履いている。
左右から同時に見れないので、片方ずつデザイン揃えたらそれで意外と誤魔化せるような気がしないでも無い。

 

このタイヤは1本で15000円。
バイク用のハイグリップタイヤに比べると自動車用は流石に安いけれど、有名ブランドタイヤだけ有ってまぁまぁなお値段。
1本だけ新品タイヤってのはどうなんだろうとも思うけれど、流石に4本替えるのはちょいお高いので却下だよ。
ってか、ヤダ。
でも、一本はやっぱ交換しなきゃ成らないだろうね。
セローのフロントタイヤを替えるだけで、まさかインプレッサのタイヤまで交換するハメに成ろうとは思いもよらなかったけれど、絆創膏貼ってても直らないので仕方ないか。

でも裏パッチ貼ったら直るような気がしないでも無い、ような気がする。
どのみち私のパワーではインプレッサのタイヤの着脱なんて出来ないので、私の車にインプのホイールを積んでちょい相談しに行ってみようと思う。
自宅にタイヤチェンジャー持ってる変わった人の家まで。
途中で釘踏んで今度は自分の車がパンクしないように注意しつつ。
どう注意したらパンクしないのかは、良く解らないけれども。

 

 

 

機械だろうと人生だろうと人間関係だろうと、何かトラブルが起こったら、その地点から逆に辿ってトラブルの起こった原因を探す事が重要。
メーデーでも見られるように、トラブルの原因を見つけ出す事がとても重要だ。
起きてしまったアクシデントを次に生かす為、インシデントの連鎖を辿る事が重要なのだ。
遡った所で次の悲劇が完全に防げる訳では無いが、それでも遡る事は重要なのだ。
時を遡る事は、辿ってきたルートと選んできた選択を遡る事はとても重要なのだ。

 

今回のパンクの場合、釘を踏んだそもそもの要因として、セローのタイヤ交換が重要なイベントと言える。
そのタイヤ交換時にチューブも新品に交換すると言う選択を取ってたのが今回の分岐点。
チューブ交換しなきゃインプレッサがパンクする事は無かった。
タイヤ交換しなきゃチューブ交換する事も無く、そしてインプがパンクする事も無かった。

そもそもセローのタイヤ交換すると成ったのは、街乗りセローを林道で走らせる事と成ったから。
それは山奥に住んでる人と遊ぶ事と成ったのがその理由。
なぜ山奥に住んでる人と遊ぶ事と成ったのと紐解けば、この前あの世にイっちまいそうな所から無事に生還した事件へと遡る。
ノロウイルスによる前から後ろから事件へと遡る。
つまり原因は牡蠣だ。

 

結論、牡蠣は嫌いだ。

 

おわり。

 

CAR

Posted by tommy