とかくこの世はデカルチャー

猫バンバンってご存知だろうと思う。
特に冬場、車のエンジンルームやタイヤとフェンダーの間に猫ちゃんが侵入してて、それに気付かずに発進したらエライ事に成っちゃうから車をバンバン叩いて猫ちゃんにご退去頂こうってアレ。

まだ引越し前の事。
当時乗ってたのは確か307だったかな。
ともかく、中途半端な外車に乗ろうと、私は自分の車へと近づいた。
日が落ちるとまだまだ寒い早春の夜。
マンションの駐車場に並ぶ私の車へと近づいた。

すると、私の車の背後に、何やら大きな影が。
猫にしてはあまりに大きい。
ってか人。
人影。
コナンの犯人みたいな真っ黒な人影。

「キャッ!!!」

短い悲鳴を上げたその人影は、制服のスカートを翻しながら鞄を抱えて走り去った。
もうひとつの人影を私の車の背後へと残したまま。
何だかズボンをゴソゴソしながら足取りがおぼつかない人影を残したまま。

見た感じ中学生。
私の車の陰で中学生の男と女が何をデカルチャーな事をしてやがる。
ってか、変な声を上げそうになったのはこっちの方だよと、発情中のガキどもに憤るのだった。
布団叩きでも持ってたらバンバンしてやる所だったよ。

まぁ、私も発情してた頃は、軽トラの荷台の上でデカルチャーしながら怪しげなミーゾーンを奏でてたので、他人の事はとやかく言えないんだけどね。
いや全くだね。
文化って、カールチューンって素晴らしいよね。
いや全くだ。

この日、またもやこの道を走っていた。
国道43号線。
私が何処に住んでるのかは詳しく述べないけれど、まぁ概ねこの近辺に住んでるので何処に行くにも大体はココを通る。
必ずしも、って訳では無いにせよ。

何時ものように何時ものごとく、やたらめったら出没する白バイを警戒しつつ、私は何時ものように何時ものごとく、ZZR1400をアイドリングのちょい上くらいの回転数でテレテレと走らせていた。
アイドリングのちょい上と言っても50馬力くらい出てるので、セローの全力の倍くらいのパワーが出てる事に。
しかし40km/h制限の道路でこのバイクのパワーは.....って、つくづく思うけれど、口に出すのは止めておく。
自分でも十二分に解ってる事なので、R1だろうとハヤブサだろうと同じなので口には出さないし出して欲しくない。
やだ、お口には出さないで!
そんなデカルチャーな気持ち。
何か良く解らないけどそんな気持ち。

ちなみに燃費は滅茶苦茶良い。
そりゃそうさ、トラックみたいな回転数で走ってんだから、そりゃ燃費も良いさ。

特に何も考えずに、前の車の後ろをテレテレ走ってると、突如、前の車が急ブレーキを踏んだ。
指一本で止まれる速度なので別に驚く程では無いけれど、何も無い所で急に急ブレーキ踏んだこの車の行動に驚いた。
ネコでも居たのか??

だがそのほんのコンマ数秒後、私はその急ブレーキの謎をハッキリと認識した。
それは中央分離帯。
そこにパイプ椅子を出して座る男の姿に驚いてブレーキ踏んだんだろう、と言う事をハッキリと認識した。

所謂ネズミ捕り。
パトカーと白バイと覆面に加えて無人取り締まり機=通称むじん君もやたらと多い国道43号線だが、時折さらに定置式取り締まりレーダーまで設置される。
これがズワイカニならとっくに絶滅してるレベルの乱獲だけど、不幸にも43号線では速度違反者が絶滅する事は無い。
場合によっちゃ同じ人が何度も何度も、と何かのテレビショッピングのように何度も何度も捕まる、そんな懲りない人も居るとか居ないとかな国道43号線では絶滅なんて有り得ない。

『今日も一杯ぇ獲れたべ』

ベテラン漁師のジョンさんとパンチさんご夫妻は、トロ箱一杯に水揚げされたばかりの新鮮な青切符の半券を片手に語る。
そんな国道43号線、兵庫県警察本部交通部交通機動隊阪神方面隊漁協の何時もの光景。

アイドリングのちょい上くらいの回転数なら、5速でも6速でも大したスピードは出ないので滅多に捕まる事は無いにしても、いざあのネズミ捕りを見かけるとびっくりするもんだ。
あのクレイモア地雷みたいなのを構えてパイプ椅子に座って取り締まりの指令を出してる人を見かけると、本当に驚く。
それも、よく有る道路左側の路肩では無く、まさかの中央分離帯で指令を出してる人を見かけたならその驚きも尚更だ。

中央分離帯指令!

もうデカルチャーですわ。
いや全くだ。

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