450年も語り継ぐ話でも無い

それが世界的大スターで有っても。
それが超大国の、或いは世界の重要機関や企業のトップで有っても。

生まれや育ちや肩書き。
過去の実績、栄光、その全てに上書きされる事。

それはお漏らし。

幾ら輝かしい実績を積み上げていようと、幾ら生まれながらに栄光が約束された家系に生まれていようと、一度うNこを漏らすと、そのバランスシートは大きく傾く。
かれこれ450年近くも経つのに、徳川家康なんて未だにうNこ漏らした人と認識されるくらい、その影響の大きさは計り知れない。

応仁の乱以降続く混迷の日本を平定し天下統一を成し遂げ、その後260年も続く安定した政権基盤を作り上げた日本でも最も偉大な実績に並ぶ出来事として後の世にまで記憶される。
うNこ漏らした事が。
徳川家康とは、天下統一したけどうNこ漏らした人として、或いはうNこ漏らしたけど天下統一した人として後の世にまで記憶される。

前者は、どんな偉大な人間でもうNこくらい漏らすよ、だって人間だものと。
後者は、うNこ漏らすと言う大失態を犯した所で、それくらい乗り越えられるよ、神は乗り越えられない試練を与えないのだからと。

言葉の意味合い、微妙なニュアンスの違いは有れど、人々には記憶され続ける。
450年経ってもうNこ漏らした人として。
この先、10年先も50年先も、きっとそれは変わらないだろう。
日本の国の形や言葉が今の形からは大きく変易し、銀色のピチピチした服を着て、空飛ぶ自動車に乗ってる未来に成ってもきっと。
トクガワイエヤス?アー、ウンコ、モラシタ、ヒトネー
と。

ちょっと漏らしただけで評価が著しく負の方へと傾くのは人間だけではない。
それはバイクにしても同じ。
一昔前のカワサキがまさにそれ。

ZZR1100?
ああ、凄い速いけどオイル漏れるよね。
と。

ゼファー1100?
格好イイよね、オイル漏れるけど。
と。

W650?
味が有るよね、オイル漏れるけど。
と。

KLX250?
以下略

な具合に、良いバイクを作っても、結局はオイルが漏れる事、ちびちびとちびる事でその評価の足を大きく引っ張る。
ちびりさえしなければ。
嗚呼、ちびりさえしなければ。

でも、オイル漏れは何もカワサキだけの専売特許では無い。
ホンダだってトヨタだってロールスロイスだってボーイングだって、オイルが入ってたらきっとそのうち漏れて来る。
ガスケットやOリング挟んでボルトで締めてるだけなので、オイルが漏れるのも仕方無い話なのだから。
組んだ後で継ぎ目を溶接してやれば良いのだろうけど、それはそれで後が困るからね。
結局、オイルが漏れるなんてのは仕方無い事なのだろう。
この世の動力源から、液体の潤滑オイルが無くなる日が来るまで。

と言う訳でまた換えた。
セロー225のタペットカバーのパッキン。

概ね、排気側は年に1回、吸気側は2年に1回、カムチェーンカバーは4年に1回交換しておけば、この辺りのオイル漏れは防げる。
どれだけ神経質に面を出しても、どれだけ心血注いで厳密にトルクレンチで締めても、結局は漏れて来るのでショートアングルのL型六角レンチでギュって締めてるだけ。
ここをラチェットレンチ型のトルクレンチで締めようと思ったら大変だからね。
出世大名家康くん、僕はもう疲れたよ。

そのうちに左側のエンジンカバーからもオイルは漏れてくるけれど、ここが漏れて来る頃にはベースガスケットからも漏れて来るので、この辺りを一気に交換する事に成る。

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さらにはスターターモーターからもオイルが漏れてくる。
エンジンの下回りがオイルでデロデロに成ってたらコレが原因な可能性が高い。
左の端の方に見えるOリングを交換してやれば直る簡単仕事だ。

人もエンジンも、時には漏れるのも仕方無い。
漏れたら直してやれば良い。
汚れたら洗ってやれば良い。
ただそれだけの話さ。
カワサキだから、ヤマハだからと、あーだこーだと言う大袈裟な話でも無い。
450年も語り継ぐ話でも無いさ。

でも、250cc化されて以降のセローのエンジンは、少なくともタペットカバーからはオイルが漏れてくる事は殆ど起こらないように改良されたので、ヤマハの中でも語り継がれたのだろうと思う。
20年程も。

そんなこんなで、未だにセローが224ccな物持ちの良い人は、これからもこのOリングを交換し続けよう。
10年経とうと20年経とうと、ブツブツ言いながら交換し続けよう。

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