ついにMotoGPでも無線通信が解禁か?
Misano: Bradl tests on-track MotoGP helmet radio
これまで見送られたのは安全性。
F1よりさらに操縦者の負担が大きいMotoGPライダーに、余計な情報を与えるのは危ないんじゃないのって、そんな理由。
そしてここに来て再び話が持ち上がったのも安全性。
オーストリアGPでの事故や、ポルがプンスカ怒ってた事も記憶に新しいフラッグが見えない問題。
通常はダッシュボード(メーターパネル)に表示はされるんだけどね。
https://www.facebook.com/MotoGP/posts/10157691502525769
だがこれが何かの拍子に表示されないとか、そもそも見てないとか、ってそんな問題も有るので、音声でも伝えようって今回のテスト。
今回は、フラッグやペナルティ等の事前に設定した定型メッセージのみを送る。
現在は決まった音声データをライダーへ送るだけ。
その為、当初はディレクション側から送るシステムと考えられてたが、最終的にはチームが送信する事に。
今後は、少しずつ様子を見ながらちょっとずつ解禁され、もっと自由なメッセージが送れたり、或いは将来にはライダー側からのメッセージの発信ももしかしたら有るかも知れない。
この無線通信は、テレビで公開しようぜって声も有るので、そうなればロレンソのマッピング8事件が、違う形で再び見られるかも。
https://jp.motorsport.com/motogp/news/ロレンソ-チームオーダー無視-はドヴィツィオーゾにベストな選択-978263/2129391/
今回のテストはブラドルだけ。
サンマリノGP終了後、15日(火曜日)に行われるオフィシャルテストでは、もっと多くのライダーが無線のテストを行うらしい。
ピットに入りそびれて失格に成ったマルケスや、バイク乗り換えの判断ミスってレースをブチ壊したロッシさん。
無線があれば!!
ってシーンも過去には幾つも有ったのだけど、無線が無かったからこそ別のドラマも生まれた一面もまた。
良い面もそうでも無い面も有る中々難しい話なんだけど、とりあえずはそんな流れ。
ただ、ライダーからの発信は、まだまだ無理だと思うな。
ヘルメット被ったら性格が激変するクアルタラロが、ヘルメットの中に何を言ってるのか興味は有るけれども。
放送出来るかどうかは知らない。