MotoGPがそろそろ始まるよ特別号
今回は、MotoGPがそろそろ始まるよ特別号として、MotoGPをあんまりご存じで無い方にも何となくお解り頂けるような解説を、って事で。
すでにMotoGPを良くご存じな方は、AdBlockを解除してリロードした後に、何処かをクリックして離脱頂ければそれで結構だ。
何処から何処へ離脱頂けるのが良いのかは、尻が張り裂けても言っちゃダメな事なのだけど。
MotoGPの基本
使用するバイクは1000cc4ストローク4気筒のオリジナルバイク。
市販車を改造したバイクは出れないので、各メーカーMotoGP専用にエンジンからフレームまで作っている。
参戦メーカーは5メーカー。
ホンダ、ヤマハの日本勢と、ドゥカティとアプリリアのイタリア、そしてオーストリアのKTM。
スズキは昨年限りで撤退。
カワサキは随分と前に撤退。
従って、日本メーカーはホンダとヤマハだけ。
参戦チームは11チーム。
5メーカーのファクトリーチームに加え、ホンダ、アプリリア、KTMはプライベートチームを1チームずつの2チーム体制。
ドゥカティはプライベートチームを3チーム持つ4チーム体制。
一方今季のヤマハはプライベートチームを持たないので、ファクトリー1チームだけの参戦と成る。
レースは過去最大の21開催。
3月26日のポルトガルから始まり、11月26日のスペイン-バレンシアで幕を閉じる。
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2023シーズンの新変更点
・スプリントレースの追加
詳細は後述。
・カタールGPの日程変更
2007年からGP開幕戦が行われたカタールGPは、今年はサーキットの改修の為、第20戦(決勝11月19日)に変更。
なお、ナイトレースで有る事に変更は無い。
・シルバーストーンのレイアウトが変更される
2022年では(18)~(1)の間にスタート&ゴールラインが有り、Copseが1コーナーと成るレイアウトだったが、2023年からは上図の(10)~(11)の間のハミルトンストレートにスタート&ゴールラインが設けられる、Abbeyが1コーナーと成る。
元に戻っただけの話なんだけどスタート直後の混雑状況では、Farmを立ち上がって以降のタイトなセクションではガチャガチャした展開に成るかも。
・カザフスタンGP、インドGPが追加
カザフスタングランプリ(7月9日=ソコル・インターナショナル・レーストラック)インドグランプリ(9月24日=ブッダ・インターナショナル・サーキット)が初開催される。
スプリントレースとレースウイークのスケジュール変更
今季の変更点としては、これが一番大きい。
見てる側も、そして何よりも走る側にとってもこれが最も影響が大きな変更点。
・スケジュール
MotoGPクラスの場合
金曜日にプラクティス1、プラクティス2が行われ、この総合タイムで土曜日のQ1/Q2が組み分けされる。
プラクティストップ10名がQ2へ進出。
11番手以降はQ1を走り、トップ2名がQ2へ復活進出。
Q1の3番手以降は、13番グリッド以下に並び、ポールポジション~12番グリッドまでをQ1進出ライダーで競う。
土曜日は昨年までのFP4と同様の予選には影響しないプラクティスが行われ、続いて予選Q1&Q2。
その日の最後のセッションで2023年から始まるスプリントレースが行われる。
日曜日は10分間のウォームアップランに始まり、最後の決勝レースでお疲れ様。
この、スプリントレースをネジ込んだ影響はMotoGPクラスだけに収まらず、他のクラスにも少なからずの影響を与えている。
FP1→P1 | FP2→P2 | FP3→P3(FP) | FP4 | WUP | |
MotoGP | 45分→45分 | 45分→60分 | 45分→30分 | 30分→X | 20分→10分 |
Moto2 | 40分→40分 | 40分→40分 | 40分→30分 | X | 10分→X |
Moto3 | 40分→35分 | 40分→35分 | 40分→30分 | X | 10分→X |
特にセッティングノウハウの少ないチームに取っては、たかが10分でも貴重な10分だったのに、それが無く成るのは痛い、かもね。
導入理由はもちろん土曜日の観客動員アップなのだが、チームやライダーにとってはただただ負担が増すばかりで、概ね不評。
不評だけど、だからとヤダって訳には行かないのだけど、それでもやっぱヤダってのが本音か。
そりゃそうだ。
なんせ唐突に決まったこのレース。
この分のギャラはライダーは貰ってないんだからそりゃ不満も出る。
それはチーム側も同じで、レースが増えるのにエンジン使用制限は変わらないので、シーズン末期にはエンジン不足が懸念されるのだから。
もうちょっと余裕を持って、と部外者は思ってしまうんだけど、そうも言ってられないんだろうね。
コロナや、全部あいつが悪いんや。
2位:9ポイント
3位:7ポイント
4位:6ポイント
5位:5ポイント
6位:4ポイント
7位:3ポイント
8位:2ポイント
9位:1ポイント
スプリントレースでもポイントはしっかりと稼げるので、確実に取りこぼさない事が重要と成ってくる。
ここはやはり取りこぼさない男、ジョアン・ミルに期待したい所だけど....どうだろうか。
オーディエンスのご意見は?
ブックなんちゃらでの、世界の皆様の本気予想では、当然ながら昨年王者のバニャイアがトップ。
続いて、同じくドゥカティファクトリーのバスティアニーニが続く。
オッズが低すぎてもはや賭けに成らないマルケスだったが、どうにもこうにも上手く行ってないチームのお陰か、現状は3番手と伸び悩み。
それでも3番手に位置づけられるんだから、何だかんだでみんなマルク・マルケスが結局勝つんと違うかと思ってるみたいだ。
4番手にはクアルタラロ。
来年から本気出すとヤマハが言ってるのが開幕前からテンションを下げさせる要因には成ってるのだけど、今年のエンジンは昨年使ってた2021年型よりは幾分マシみたいなので、本人のメンタルとフィジカル次第では昨年以上に戦える、か。
昨年は、何だかんだで終盤までタイトル争い最右翼だったものね。
ヤマハのエンジンには何だかんだ言われながらも。
以下、マルティン、オリベイラ、ビニャーレス、ビンダー、ニシパ、ルカ....と、続く。
なんでオリベイラなのかは、何でだろう。
ゼニ賭けてる人が本気で予想した順位なので重みが違う。
重みが違うからと信ぴょう性有るのかと聞かれても答えは難しいのだけど、まぁともかく世間の皆様はこんな予想してるよって事で。
あなたの予想と合ってるか違ってるかは、それぞれ心の中でお気持ちを抱いて頂ければ結構だ。
ちなみに私の予想は違う。
まぁ、サッパリ当たった事は無いので、この場で得意気に発表するのは止めておくけどね。
開幕戦のスケジュール
記念すべき開幕戦、ポルトガルGPは3月24日、日本時間18時のMoto3クラスP1からスタート。
G+では土曜日の22:45~全クラスの予選&スプリントレースの中継からスタート。
お見逃しなく。