神戸元町餃子四天王

2023年4月20日

＝目次＝

この春の連休に神戸へと来られる方も少なく無い事だろう。
バイク乗り、それもやたら黄緑のバイクに乗ってる人の行き先は、それは勿論カワサキワールド。
神戸の海辺、メリケンパークに有る博物館。
残念ながら神戸ポートタワーは工事中なのだが、それでもおしゃれ神戸感は十分に味わえるエリアなので、特に用事は無くてもブラブラしてるだけで楽しめる事だろう。

そして、神戸と言えば中華。
カワサキワールドの有るメリケンパークにも、ホテルオークラの3階に桃花林と言う非常にレベルの高い中華料理店が有るのだけど、2人でディナーに行くとお飲み物を合わせたらRX-7Xが買えるくらいのお値段に成ってしまうので、ここはリーズナブルに攻めてみたい。
オークラに黄緑のジャケット着ていくのも、ちょっとアレだしね。
予算に限りが無いなら別だけども、ご予算に限りが有るのなら、お土産にステータスを割り振っておいた方が後々都合が良い場合も有るのでその辺のバランス感は熟考しよう。

神戸の観光地の一つが神戸中華街。
横浜中華街に比べると、本当に小さな小さな中華街。
規模は横浜中華街の市場通り一本分くらいかな。
現在は兵庫県南部に住み、学生時代は横浜に住んでたので両方の中華街へは何度も行ったのだが、その横浜に比べると規模は驚く程に小さい。
規模は小さい割に、呼び込みの数は非常に多いのも驚きポイントだ。

でも折角だから中華街に行きたい。
神戸には中華街以外にも中華屋は幾らでも有るのだけど、遠くから来たのなら折角なのでココに行きたい。
折角だしね。

神戸元町餃子四天王

神戸の餃子と言えば味噌だれ。
お味噌に酢と醤油とラー油を入れたたれで頂くのが王道スタイル。
神戸元町と言えばこのスタイルが王道だ。
そんな神戸元町餃子四天王。
他にも中華屋は山ほど有るので餃子を出す店も山ほど有る。
だが、それでもやっぱり最初はこの4店舗を抑えておきたい。
何故なら、四天王なのだから。

なお、特にグルメレポートなんてしないので、ご要望のある人は食べログへどうぞ。

元祖ぎょうざ宛

中華街の大通りに面する人気の老舗餃子専門店。

創業は昭和26年（1951年）
まだホンダのカブは自転車にエンジンが付いてた時代。
そんな頃から餃子を作ってる凄い店。
3年で70％が廃業していると言われる飲食業界において、この息の長さは驚異的だ。
元祖の名は伊達じゃ無い。

皮は自家製のもっちり系。
個人的には焼きよりも水餃子が好き。
水餃子は中華街には専門店が有るのだが、こちらは両方楽しめるお得感がグッド。

ぎょうざ大学

中華街の大通りから一本路地に入った所に有る餃子専門店。
こちらは薄皮系のパリパリ仕上げ。
時間帯によっては少々行列に並ぶ必要も有るが、ハイレベルな餃子を食したいならちょっと位は辛抱しよう。

なお、都合により追加注文は出来ないので、物足りない人は別のぎょうざ店へ行こう。

ひょうたん

中華街を出た鯉川筋沿いに有る餃子専門店。
コロッケの森谷とトレロンのイスズベーカリーと誘惑圧が強い地域にこじんまりと有る店。
国勢調査の項目には無いので定かでは無いが、空気感では元町界隈の餃子専門店では人気ナンバーワンじゃ無いかと思う。
空気感ではね。
諸般の事情により廃業したものの、熱い願いは叶えられて奇跡の復活。
気持ち次第でどうにか成るのはグレンラガンだけじゃ無い。

店の特徴はやっぱり横幅。
魚釣りする人ならピンと来るかも知れないが、横幅はざっと1ヒロ半って所。
メトリックなアナタには、2ｍちょいくらいかな、って言えばお解り頂けるだろうか。
ともかくすっごい狭い。
大巨人のご入店はお断りだ。

でもこれだけは言いたい。
髪の毛の量が男の価値を決めるのでは無いのと同じく、店の広さが餃子の価値を決めるのでは無いって事を。