ヘレステスト-2

KTMがどんどんエグくなってきてる。
ペイントされたら印象は変わって来るのかも知れないけれども、ともかくエグい。
でも、調子は上々なKTMを見る限り、テールカウルの四角いウイングも一定の効果が有ったのかも知れない。
アプリリアは昨年にウイングを試し、ヤマハもこのシーズン前に同じようなデザインのリアウイングを試したがいまいち効果は無かったのだが、もしかしたらKTMのこの形は一つの正しい解なのかも知れない。
後はこの見た目が受け入れられるかどうか。
個人的には、ちょっと勘弁して下さいと言いたい気分だ。

 

今回のヘレスのテストでは、ヤマハが新たなエアロとエキゾーストを持ち込んだ。
クアルタラロは大した事は無いよと言いつつも、タイムはそこそこ出せたのでちょっと良いかもとも言いつつ。
レギュレーション上エンジンのアップデートが出来ないので、抜本的にはどうにも成らない。
だからそれまでは細々した所でお茶を濁すして辛抱するしか手は無さそう。
ただし、期待のニューエンジンが完成へ向かってるのならば、の話だけど。
9月にはミサノでテストが有るので、そこでは2024年型エンジンを搭載したマシンのテストが行われる、かな。
そこでテスト走行して開発を進め、シーズン後のバレンシアテストで仕様を決めて、オフシーズン中にさらに煮詰め、来年のプレシーズンテストで完成、が理想的な展開。
山葉先生の次回作に期待しよう。

 

ニューフレームのテストを行ったホンダ。

マルク様がご不在の上にブラドルが転倒した事も響き、テストがバッチリとは言い難い状況。
破損したバイクを修復してミルがどうにかテストライディングに間に合ったと思いきや電気系のトラブルで一周で終了。
いまいち実りの有るテストとは言えないままに終わる。
その上、ミルはテストしたのにオレはしてないと言ってる人も居て、ホンダはバイク開発と共に人間関係も中々に難航中。

ただでさえセッションの少なく成ったレースウィーク中にニューフレームをテストするのは現実的じゃ無いので、これも9月のテストに期待か。
フレームは実際に走ってみないと判断するのが難しいので、完成に至るまで時間が掛かりそうなので、実戦でも試しつつ、本格的に決まるのは来年のプレシーズンテストかな。
これは凄いぜと言われてたカーボンコンポジットフレームも結局は消え去ったように、これが使われるかどうかはまだ不明。
まだまだこれからですわ。

 

そんな具合に、なんだか今年ももう諦めて2024年に期待しようって空気が漂っているのだけど、まだ5月に入ったばかりなのでこれから巻き返したい....
どうやってって?
それが解れば苦労しないさ。

 

次のフランスGPは5月2週目。
可愛そうなオリベイラはまたしても欠場だけど、マルク様は復活予定。

MOTOR CYCLE

Posted by tommy