何万kmも整備してないバイクに付け加えたい整備ポイント-後編

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こんな細かい話、サラっと終わる筈が前置きだけでやたらと長く成ってしまったので、やっと本編。

何万kmも整備してないバイクに付け加えたい整備ポイント

前回も書いたとおり、正体不明の自称走行距離5万キロのセロー225の整備。
基本的な整備に加えて、エアクリーナーボックスの中も点検しようって話だ。

ココで言うエアクリーナーボックスの中とは、エレメントの入る部分では無く、そのさらに前側の部分の事。
つまり、エレメントを外したら見える網、その奥側の事。
この部分にブリーザーからのホースが繋がるので、走行距離が非常に長く正直スマンかったなレベルのセローは、この部分にオイルが溜まる事が多々有る。
ハードにエンジンをブン回したり、ボテボテ倒したりしたら、場合によってはそれこそタプタプに溜まる事も有る。
ここにオイルが溜まると、勿論良い事なんて一つも無いので、何万キロも開けた事の無いバイク、もしくは正体不明のバイクの場合は一度は開けて確認しておく必要が有るのだ。

前にも書いた通り、そもそもオイルを吹くエンジンはその時点で既にアレなんだけど、前にも書いたけどまぁそんな堅い事言っても仕方無いので気にしない振りを決め込む。

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一つの目安が、エアクリーナーボックスの下部にオイルの滲みが有るかどうか。
ここがオイルで濡れていれば、開けた方がイイかも知れない。

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幾つかのビスを外すのだが、そのままじゃエアクリーナーボックスの裏側のビスはドライバーが入らないので、エアクリーナーボックス左右と後部の3本のボルトを外してドライバーが入る隙間を作る。
キャブを脱着する時も、このボルトを外せば作業は捗るのでお勧めの方法だ。

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幾つか非常にアクセスし難いビスも有るが、ドライバーの経路を工夫すれば大騒ぎする事無くちゃんと外せる。
なお、バッテリー側からドライバーを突っ込むので、ロングシャンクのドライバーは必須だ。

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こんなビス。
大きなスクリュウが1本、タッピングが6本。

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分解できたら綺麗に拭き取って、元通り組み立てたらオッケー。

ちなみに、通常エアクリーナーボックスにはドレンが着いてるのでそれを外したら溜まったオイルは有る程度は抜けるのだが、5万キロに1回くらいは分解して綺麗に掃除してやるのがお勧めだ。

と言う訳で、一生に一回位はエアクリーナーボックス開けて掃除してやろう
と、そんな細かいお話。

終わり。

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ロングシャンクのドライバーは何かと便利なので、曲がったりしないそこそこキチっとしたのを一本持っておこう。

MOTOR CYCLE

Posted by tommy