いよいよ最終戦

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遂に今期のMotoGPも今週末のバレンシアGPにてお終い。
季節の流れは早いもんだ。
どうりで寒いと思った。

皆様ご存知の通り、今期は数多くのウイナーが誕生したMotoGPクラス。

1. カタール :    ホルヘ・ロレンソ
2. アルゼンチン :  マルク・マルケス
3. アメリカ :    マルク・マルケス
4. スペイン :    バレンティーノ・ロッシ
5. フランス :    ホルヘ・ロレンソ
6. イタリア :    ホルヘ・ロレンソ
7. カタルーニア :  バレンティーノ・ロッシ
8. オランダ :    ジャック・ミラー
9. ドイツ :     マルク・マルケス
10. オーストリア :  アンドレア・イアンノーネ
11. チェコ :     カル・クラッチロー
12. イギリス :    マーベリック・ビニャーレス
13. サンマリノ :   ダニ・ペドロサ
14. アラゴン :    マルク・マルケス
15. 日本 :      マルク・マルケス
16. オーストラリア : カル・クラッチロー
17. マレーシア :   アンドレア・ドヴィチオーゾ

勝者は7人のファクトリーライダーと2人のサテライトライダー。
合計9人。

レースは何が起こるか解らない。
とは言っても、概ね起こり得る範囲でしか事は起こらないもんだ。
たまに、優勝したと思って調子乗ってウイリーしようと思ったら失敗して失速して、ルティに抜かれて2位に終わったラバトみたいなレアケースも有るが、概ね起こりえる範囲でしか事は起こらないもんだ。
少なくとも、2014年のリベンジとばかりに、ラバトがマルケスとロレンソを従えてトップでゴールする事はまぁ多分無い。
急に用事が出来て出走キャンセルと成ったロレンソの代わりにブロック・パークスが代役出場して優勝する可能性よりはまだ遥かに高いだろうけど、無い事には大した差は無い。
ワイルドカードで参戦するKTMのミカ・カリオが優勝したら驚くけど、それもやっぱり無茶な話だ。
何にしても無いな。
残念なお知らせ。

だから、もし10人目勝利のライダーが生まれるならばこの2人のどちらかだろう。

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エスパル兄ちゃんかエスパル弟。
片やスズキファクトリー、片やインディペンデンスライダー部門でクラッチローとトップ戦いするヤマハのサテライトライダー。
それぞれ来期は、アプリリア(兄)KTM(弟)と新天地へと移る。

兄弟どちらも、少なくともこの先2年程度はまだ正直スマンかったな劣勢が続くのは明らかだろう。
アプリリアは大幅に戦闘力上げたと言ってもドゥカティサテライトレベルなのは今も明らかだし、KTMは多分凄く速く成るだろうけど、1年や2年でホンダとヤマハをひっくり返せるかと言えばこれまた少々無理な話だ。
いきなりドゥカティより速かったら、ジジ・ダッリーニャさんの眉毛もヘの字に成ってしまうわ。

従って、テック3のザルコやスズキファクトリーのリンスが来期に勝つ可能性は大いに有れど、エスパル兄弟が勝つ可能性はと聞かれたらモニョモニョ言ってしまう現実は拭いようも無い。
ドゥカティでさえ、ストーナー以来勝利挙げるまでどれだけ苦労した事か。
そうそう甘くは無いな、と思う。
いきなりKTMがベラボーに速かったらどうしよう、とも思うけど、それはそれで楽しいので結構な展開だ。

と言う訳で優勝する可能性を秘めてるのはやはりこの2名。
10人目のウイナーとして名を残せる可能性があるのはやはりこの兄弟のどちらかだろう。
来期以降は正直難しい、勝利を味わえる最後のチャンスなので気合もブリッブリだ。

ただ、また天気がちょっとだけグズグズしそうな予報も出てるので、その辺りで波乱が有る、かも知れない。
レディングなんかの、ややこしい状況で時折キラリと光る人が出てくる、かも知れない。
そして、雨の中スリックで走りきって表彰台ゲッツした経験の有る、ツルツルには非常に親和性の高いスミス氏も侮れない。
ツルツル上のスミス氏はバカには出来ないぞ。
*特に他意は無い。

バレンシア地方って大体はカラッカラに乾いてそうなイメージだけど、今週末から崩れだして来週は無情の雨予報。
2014年みたいに、途中で雨がパラパラって一瞬降ったり、なんて天候かも知れない。

ちなみにそのレースは、途中まで当時プラマックだったイアンノーネがトップを快走してたものの、残念ながら力尽きてズルズルと後退。
急に雨が降り出してトラウマスイッチがオンに成ったロレンソはピットインしてレインタイヤのマシンに乗り換え。
ロレンソの後を走ってたイアンノーネも思わずピットインしてレイン仕様に乗り換え。
その後、無情にも雨は上がってゲームセット。
嗚呼....
そんな悲劇的なレース展開。

勝ったのはマルケス。
丁度、その日にMoto3クラスで弟もタイトルを決めたので、マルケス家に取っては最良の日と成ったのだ。
親父も無職に成った甲斐が有ったってなもんだ。

GPのすぐ後には来期のテストが控えてるので、特にチーム変更を行うロレンソ、ビニャーレス、イアンノーネ、エスパル兄弟とスミス氏、そしてルーキーライダーは少々気の毒な空模様と成りそうだ。
何かとゴタゴタしてる、ロレンソのドゥカティデビューの日は生憎の天候と成りそう。
もっとも、ロレンソはドゥカティと雨の相性が気に成るだろうから、雨はウエルカムかも知れないのだけど。

さて、となりの赤い家の芝生は青く見えただけなのか、それともやっぱり青かったのか。
ドゥカティと雨の相性は、ロレンソに取って如何なる物に写るだろうか。

でもともかく来期の事よりまずは最終戦。

泣いても笑ってもこれにてお終い。
10人目のウイナーが現れるのか?
もし現れるなら、エスパル兄弟か、或いはレディングか、もしかしてスミス氏かペトルッチか、もしかしたらラバティが最後の思い出作って出て行くのか?
もしラバトが優勝したら、渋谷のハチ公前のスクランブル交差点を全裸で逆立ちして渡った上に鼻の穴からカルボナーラを食ってやるよ!等と大きな事は言わないけど、素直にごめんなさいとスペインの方を向いて謝ろうと思ってる。

結果は如何に?

MOTOR CYCLE

Posted by tommy