モルビデリから目が離せない

 

悪ふざけで作ったバイクを除いて、最も気筒数の多いエンジンは何だろうか?

と、考えたら、通常思い浮かぶのはそれは勿論ゴールドウイングの対抗6気筒、或いはZ1300とCBX10000に代表される直列6気筒エンジンだろうかと思う。
中にはベネリの名前を真っ先に出してくる、他とは違うオレって格好イイって人も居るかも知れないが、概ねゴールドウイングとワルキューレの対抗6気筒、或いはZ1300かCBX1000の直列6気筒が浮かぶんじゃないかと思う。

だがしかし、アメリカ人が悪ふざけで作ったバイクを除いたとしても、モーターサイクル用のマルチエンジンは直6が最多シリンダーでは無い。


こんな、CBX1000やZ1300のエンジンを2つ合体させてV12を作った悪ふざけが過ぎるエンジンも有るが、そんなのを除いたとしてもこの世にはV8エンジンってのが存在するのだ。
V型8気筒を縦に積んだ、モトグッチを8気筒にしたようなエンジンを積んだバイクが。

1114morbidelliv8

それがこれ
Morbidelli V8

今時のヤマハなら3気筒で作ってしまう800ccのエンジンで有りながら、何を思ったのか驚異の8気筒エンジン。
何を思ってこんなの作ったか知らないけど、悪ふざけでは無く真面目にメーカーが作ったエンジンだ。
もっとも、作っただけで終わっちゃったんだけどね。
ふと気付いたらしい。
やっぱ、8気筒ってコスト掛かるわぁって。

そりゃコスト掛かるわ。
DR800の8倍とは言わないけど、8個もピストン付いてて32個もバルブ付いてたらそりゃコスト掛かるわ。
うっかりにも程が有るわ。

1114mor-v8

エンジンは縦置きV8。
やたらとシリンダーの位置が低いのは苦心の現れなのだろうか。
普通の位置に搭載したら、多分火傷するだろうから。
バイクってのは、人が跨るから何かと制約が多いのだ。
だから苦労して苦心を重ねまくってこのバイクを生み出したんだろうと思う。
そんなに苦労したのになんでこんなGSX750Fみたいなバイクのデザインに成っちゃったんだろうと思うけど、多分エンジンだけで燃え尽きてしまったんだろうと推測される。
だからこんなナマズみたいなバイクに成ってしまったんだろうと。

気筒当たり100ccのエンジンなので、エンジンの体積から比較して凄いショートストロークなのが見て取れるだろう。
つくづく、800ccで8気筒なんて無駄以外の何物でも無いのが解る。
250ccの4気筒を愛する私が言うのもアレなんだけど。

これを見たら、同じくV8のDrysdale V8が随分普通に思えてくるだろう。

1114drysdale

ああ....やっぱそれ程普通でも無いか。
ごめん、やっぱ普通じゃ無いわ。

作ったメーカーはイタリアのモルビデリ。
現在はもうバイク製造からは手を引いているが、その昔はGPでもちょっと頑張ってたメーカーらしい。
知らんけど。
私が見始めた事には陰も形も無かったので。

ちなみに現在は、元モルビデリの工場を改装してバイク博物館をやってるみたい。
http://www.museomorbidelli.it/

展示してるのはモルビデリだけでは無く、ハーレーやベネリの往年のレーシングマシンを中心に、意外とCBR250RRなんかも展示してたりするもの凄いミュージアム。
どれだけ有るのか解らない程に凄まじい規模を持ってるみたい。

場所は、サンマリノの程近く、TMの本拠地でも有るペーザロ。
お近くに用事の有る方は是非どうぞ。
用事が有るのなら。

で、そのモルビデリ家のお坊ちゃまが、元F1レーサーのジャンニ・モルビデリ。
鈴木亜久里の頃のF1を覚えてる方は、なんとなく記憶に有るかも知れない。
そのジャンニ・モルビデリの息子が、ご存知フランコ・モルビデリ。

1114franco2

お母さんはブラジル人なので、ヘルメットの半分がブラジルで出来ている。
中々に格好良いデザインだ。

1114franco1

日に日に工藤ちゃん化しつつ有るのモルビデリ。
今後、どこまでモジャモジャするのか目が離せない期待のライダーだ。

勝てない病患者のフランコ・モルビデリ。
最終戦も、ギリギリまで頑張ったけどやっぱり勝てずに予選も決勝も王者ザルコにネジ伏せられてしまった結果と成ったのだが、ブラッド・ビンダーも当のザルコも重度の勝てない病を克服して王者と成ったのだから、これも王者への通過儀礼と言えるのかも知れない。
この勝利への渇望が、王者への原動力と成るのだ!
成るのか?
どうだろう??

だが確実に、来期は我らが中上君の最大のライバルとして、このモジャモジャをさらにお茶の間で良く見る事と成るだろう。
ザルコもリンスも居ない来期のMoto2シーンでは、このモジャモジャをさらに良く見る事と成るだろう。

来期のMoto2クラス。
表彰台の真ん中の常連には、この工藤ちゃんか、トーマス・D・ルティさんか、我らが中上君か、或いは全く別の誰かが急浮上してくるのか?
終わったばかりでアレだけど、2017年のカタールを心待ちにしよう。
まだ随分と、本当に随分と長いけれども。

個人的には、我らが中上君の勝利の為に、勝てない病が続く事を祈る訳だが、こればかりはどう成る事やらね。

ともかく、来期のMoto2クラスは、このモジャモジャから目が離せない一年と成りそうだ。
楽しみで有り、そしてフアンでも有る。
一体どれだけモジャモジャするんだろうかと。

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