2017SBK ヘルメット勢力図、と....
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ホンダ、ヤマハ、ドゥカティ、カワサキ
この4メーカー=8名のファクトリーライダーのヘルメットブランド勢力図は以下の通り。
Arai
ジョナサン・レイ(カワサキ)
ニッキー・ヘイデン(ホンダ)
マイケル・ファン・デルマーク(ヤマハ)
X-Lite
チャズ・デイビス(ドゥカティ)
ステファン・ブラドル(ホンダ)
SHARK
トム・サイクス(カワサキ)
HJC
アレックス・ロウス(ヤマハ)
NOLAN
マルコ・メランドリ(ドゥカティ)
4メーカーファクトリーの中では、SHOEIもAGVもSUOMYも無し。
MotoGPと共にアライが結構強い様相。
これに、ジュリアーノとレオン・ハスラムが加わってたら、アライが圧倒する光景に世の信者は半笑い浮かべながらイってしまう所なのだが、それでも3/8のシェアは中々の物。
アライの天下は揺るがない。
MotoGPでロレンソの被るX-LiteはSBKでも人気。
ストーナーでお馴染みのノーランの傘下のイタリアのヘルメットブランドだ。
頑張って攻勢を掛けてるようで、あっちやこっちで良く見かける。
街中で見かけた事は無いけど。
レースユースのX-Liteと街乗り用お手軽ヘルメットのGREXをNOLANが傘下としてる、と言う図式。
だから、チャズ・デイビスとステファン・ブラドルのX-Liteと、メランドリのNOLANとは実は同じモノだったりする。
MotoGPのKYTとSUOMYとが同じなのと話は同じだ。
だから実質的にはアライと同数なのだが、このブログを書いてる人はアライに対してはエコ贔屓が目に余る人間なので、ここは厳密にX-LiteとNOLANは別とカウントさせて頂く。
天下はアライの物なのだよ。
フフフ。
SHOEIは残念ながら4メーカーファクトリーライダーの中には被ってる人は居ないのだが、ファンの方はミルウォーキーアプリリアのユージーンラバティの活躍を祈って頂きたい。
純然たるファクトリーとは言えない体制では有るけれども、テストではジョナサン・レイに次ぐ2位のタイムをサヴァドーリが出したマシンなので、マシンの戦闘力はバカには出来ない高い物を持つ。
だから意外な結果が出るかも知れない....どうだろう?
MotoGPに手を出さないでSBKに注力してたらタイトルも夢じゃ無いのにね
なんて事は、アプリリアファンの方なら耳がラビオリに成るくらい聞かされてるだろうけど、そんな周囲の戯言を一蹴するかのような活躍が見れる、かも知れない。
けどどうだろう...
どうだろうなぁ...
さらにはこれまた懐かしいアレックス・デ・アンジェリスも今期もSHOEI。
回遊魚のごとく、アッチやコッチにお尻が忙しいデ・アンジェリスさんは、今年はアプリリアからカワサキのプライベートチームへスイッチ。
NOLANとかVEMARとかNITEKとか、日本では余り馴染み無いブランドを、レイ・ミステリオのごとくあれやこれやコロコロ変えながら被ってきたアンジェリスさんは、昨年の2016年シーズンからはスコーピオンに変えプレミアムヘルメットシェアで世界ナンバーワンのSHOEIへ。
そして今期もSHOEIユーザーに。
そんな、懐かしい名前のライダーばかりでは無く、SHOEIライダーには注目の若手...若手って程若くも無いけど次世代のSBKを担うライダーと目される男が居る。
その名はランディ・クルメナッハ。
イアンノーネに対抗するかのような、とても怪しい人。
注)普段はこんなに怪しく無い。
KAWASAKI PUCCETTI RACINGから参戦する1990年生まれの27歳。
2006年にGP125で世界デビューを果たし、昨年までMoto2を走ってたキャリアは抜群の人。
その昔の125cc時代、当時ポイントリーダーだったマルク・マルケスに1周目の1コーナーで突っ込んだのを覚えてる人も居るかも知れない。
世界の皆が
『ナッハ!!よけろっ!!』
と叫んだあの日のアラゴンを覚えてるかも知れない。
まぁ、避けれないけどね。
そんなナッハは今年からSBKライダー。
SBKの未来を担う期待の星だ。
別にそれ程若くは無いけど、82年生まれのメランドリに比べりゃ十分にヤングライダー。
MotoGPのマルケスやビニャーレスが若すぎるだけで、世界を戦うトップライダーとしてはこれくらいの年齢ならまだまだこれからだ。
ただ、レイとサイクスのシートが空かない限りはカワサキのファクトリーには成れない状況。
目の上のたんこぶが余りに強固な現状。
先月の公式テストでも、初日のテストで1位2位を取る磐石の展開。
絶望的だ。
まだ当分退きそうに無いので、カワサキを駆るショウエイライダーの実現は暫く無さそうな感じ。
自分からは勿論退かないし、成績見たら退ける必要性も皆無なののがなんとももどかしい。
ドゥカティは勿論、ホンダとヤマハがカワサキ無敵艦隊を打ち負かしてくれたら話は変わってくるのだが.....
さて結果は如何なものだろうか。
来週末に迫ったSBKの開幕をお楽しみに。
アライ信者の皆様は、3年連続のアライのタイトル奪取を鼻歌交じりに確信しながら応援しよう。
左手で団扇をパタパタしながら。
ショウエイライダーの活躍が見たい方は、無敵艦隊の一角に呪詛の言葉を吐きながらJ-SPORTSをご覧頂ければそれで。