翼が欲しいか、要らないか
何年かぶりにボクシング部の部室にやって来た、すでに引退した先輩とスパーリングしたらボコボコにされた
俺はエースなのに。
凄いや、先輩。
GP界で最も優れた人格者とされるドヴィチオーゾさんは、セパンテストで負けたストーナーに対してそんな感想を持ってる事だろう。
流石クロコダイル先輩、やっぱ凄いや！
って。
決してダークな思いなんか抱かない。
お前はお呼びじゃない、アドリアーナを連れて来い
等とダークな事は微塵も思わない。
何故ならドゥカティのエースで有り、ＧＰ界屈指の人格者なのだから。
がんばれドヴィチオーゾ。
その涼しく成り掛けた首を繋ぐ為にも。
ドゥカティのＧＰ16は、今期はウイング4枚でスタートした模様。
アッパーカウルにもまだスペース残ってるので、もしかしたらそのうちウイング6枚に成るかもしれない。
コースによって、或いはライダーによって変えてくるのだろうけども、ともかく今年もウイング押しで行くのは同様な模様。
サテライトは今の所2枚だけども、今後の展開次第って事か。
対するヤマハは、今の所はウイング無しでテストを進めてる。
ロレンソも同じくウイング無し。
テック3の2台も同様。
ウイングと言えば、小さい頃に部屋に飾ってた、兄の作ったバリーシーンの乗るRGBのジグソーパズルが思い出される。
うわ、このバイク羽根着いてるわぁ
って、幼ながらに思ったもんだ。
それから時代は流れ、ZX12Rと言う超ウルトラグレイトなバイクがカワサキから、特に脈略も無く発売された時も思ったもんだ。
うぁ、このバイク羽根着いてるわぁ
って。
もっとも、ZX12Rについては他にも色んな衝動が湧き上がったのだけども、それはまぁ書くのは控えておく。
ともかく、過去から現在まで、バイクにはウイングが着いたり取れたりを繰り返してる訳なんだけども
ヤマハも追随してウイングを採用し、多分無いとは思うけどホンダすらもプライドを投げ打ってウイングを付け出したりしたら
羽根付いたバイクも、もしかしたら格好良く見えてくるのかも知れない。
そんな気がしないでも無い。
ウイングに良し悪しが有るのなら、SLRマクラーレンみたいに可変式にするのはダメなのだろうか。
トップエンドからのブレーキング時だけ出すとか、状況に応じて角度を変えたりとか。
と思う人も居るだろうけど、民間人の思いつきなんてファクトリーのエンジニアは100年前にお見通しなので、きっとダメなんだろうと思う。
性能的にか、或いはルールの上でか。