バレンシアテストを紐解いて

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2014年~2017年の、11月のバレンシアテストのトップ5リザルト。

 

MotoGP Valencia Test 2018
Session 2 as of 15/11/2017PDF
Pos Rider Team Fastest lap Lead. Gap Prev. Gap Laps
1 MARQUEZ, Marc Repsol Honda Team 1:30.033 60 / 61
2 PEDROSA, Dani Repsol Honda Team 1:30.436 0.403 0.403 43 / 51
3 ZARCO, Johann Monster Yamaha Tech 3 1:30.439 0.406 0.003 53 / 65
4 LORENZO, Jorge Ducati Team 1:30.534 0.501 0.095 14 / 39
5 VIÑALES, Maverick Movistar Yamaha MotoGP 1:30.640 0.607 0.106 61 / 66

 

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MotoGP Valencia Test 2017
Session 2 as of 16/11/2016
PDF
Pos Rider Team Fastest lap Lead. Gap Prev. Gap Laps
1 VIÑALES, Maverick Movistar Yamaha MotoGP 1:29.975 66 / 76
2 MARQUEZ, Marc Repsol Honda Team 1:30.171 0.196 0.196 58 / 78
3 DOVIZIOSO, Andrea Ducati Team 1:30.443 0.468 0.272 33 / 61
4 IANNONE, Andrea Team SUZUKI ECSTAR 1:30.599 0.624 0.156 47 / 51
5 PEDROSA, Dani Repsol Honda Team 1:30.686 0.711 0.087 38 / 41

 

MotoGP Valencia Test 2016
Session 2 – 11/11/2015
Pos Rider Team Fastest lap Lead. Gap Prev. Gap Laps
1 MARQUEZ, Marc Repsol Honda Team 1:31.060 29 / 42
2 VIÑALES, Maverick Team SUZUKI ECSTAR 1:31.163 0.103 0.103 53 / 57
3 PEDROSA, Dani Repsol Honda Team 1:31.180 0.120 0.017 30 / 60
4 ESPARGARO, Aleix Team SUZUKI ECSTAR 1:31.212 0.152 0.032 44 / 55
5 LORENZO, Jorge Movistar Yamaha MotoGP 1:31.282 0.222 0.070 47 / 48
MotoGP Valencia Test  2015
Session 3 as of 12/11/2014
Pos Rider Team Fastest lap Lead. Gap Prev. Gap Laps
1 MARQUEZ, Marc Repsol Honda Team 1:30.973 58 / 68
2 PEDROSA, Dani Repsol Honda Team 1:31.119 0.146 0.146 23 / 57
3 LORENZO, Jorge Movistar Yamaha MotoGP 1:31.164 0.191 0.045 27 / 64
4 ESPARGARO, Pol Monster Yamaha Tech 3 1:31.288 0.315 0.124 51 / 53
5 ROSSI, Valentino Movistar Yamaha MotoGP 1:31.301 0.328 0.013 64 / 68

 

過去のリザルトを見れば、毎年当たり前のようにマルケスが強い。
弱いところを探しまくっても見つからないって人なので当然っちゃ当然だけど、バレンシアテストでもやっぱりベラボーに強い。
と言うか弱点って無いんじゃ無いかと思ってしまったり。
エンジンの数量制限のように将来的にカウルの枚数使用制限なんてレギュレーションが出来たら、マルケスとあと何名かはカウルが足りなく成る事態も起こりえるけれど、マルケスの場合は転ぶ割にはそれ程壊さないので、毎度バイクを破壊するクラッチなんとかさん程には影響ないかも知れない。
ってか、そんなレギュレーションは出来ないだろうけど。

そして安定してるのがペドロサとロレンソ。
ドゥカティに乗り換えた一発目の昨年11月のテストでは8番手のタイムに沈んだが、今年は4位と上々の結果。
乗り換え2年目の来期のロレンソはちょっと魅せてくれるかも知れない。
3年目は有るのか無いのかは知らないけど。

 

タイムを見ると、ミシュランに変更と成った1発目の2015年11月のテストでタイムを落としたものの、基本的にタイムは詰めていくのが通常の成り行き。
だが、今年のタイムは昨年よりも若干落とした結果に終わった。

マルケスだけ一人飛び抜けて速いが、それでも昨年のテスト、或いは先日の同サーキットでのQ2のタイムには及ばない。
テストで2位のペドロサにしても、バレンシアGPのグリッドなら5番手のタイムと成る。

 

タイムのちょっとした差をどうこう言ってもそれで何が解るって訳でも無いのだけど、今のところ2017年の仕様とは大きな差は無いと言える、かも知れない。
今のところの話だけど。
あくまで単にタイムを見比べただけの”今のところの話”なのだけど。

 

でも上位陣の進化の鈍化は、型遅れマシンに乗るサテライトライダー、或いは発展途上のマシンに乗るライダーに取って確実にチャンスと成る。
スズキも含め、まだまだ伸び代を大きく残してるKTMやアプリリアにもチャンスと成るだろう。
そして勿論ザルコにも。
課題の17年型のトラクション不足問題が解決したら、ザルコに大きなチャンスが巡ってくるかも知れないね。
セッティングでどうにか出来そうだ、ともザルコは言ってるみたいだし。

今から楽しみだ。
まだ随分先のお話なんだけど。
嗚呼...開幕までまだまだ全然遠いわ。

 

MOTOR CYCLE

Posted by tommy