感情に翻弄されず論理的に生きるのは難しい
物心着いた頃から、って程に大袈裟な話でも無いのだけど、私が成人する前後辺りから思ってる事が有る。
それは、感情的に成るのは控えよう、感情と衝動のままに生きるのは自重しよう。
感情に翻弄されずに論理的に生きよう。
そんな事。
感情は、一定以上の知性を持つ動物に取っては極自然な事。
それが感情なのか反射なのかは解らないけれども、犬や猫だけでなく、ブラックバスからカブトムシまで、多くの生き物は感情、もしくは感情のようなものを露にする。
今は法的に問題は有るけれど、私がまだ子供だった頃に家でブラックバスを飼ってた人が居た。
今は釣って来たブラックバスを生きたまま家に運んで飼育するのは法的にちょい問題が有る。
その家へ時々遊びに行ってたのだけど、あのブラックバスは本当に怒りっぽかった。
エビをあげる振りしておちょくってたら、エラ蓋をパンパンにイキらせてえらく怒ってた。
ちょっと怖かった。
トゲトゲだし。
単なる反射なのかも知れないけれど、私はあれは感情だと思っている。
ブラックバスには感情は有るんだと思っている。
知らんけど。
そして、凄く解り難いけれど、マルムシにもヒトデにもきっと感情は有るんだろうと思う。
ハマグリやシジミにも。
ちょっと解り難いけどね。
これまた良く知らないけど。
ハマグリの感情なんて考えたことも無い。
ブラックバスに喜怒哀楽が有るのかは何とも言えないけれど、少なくとも怒の感情は持ってるとは思っている。
原始的な怒りの感情を。
シジミはどうだろう？
怒るのかな？
勿論、その感情は私も持ち合わせて居るのだけど、極力それを表には出さないように心がけている。
感情を爆発させて怒鳴り散らしたり、荒ぶったり、ヒステリックに暴れたり、その挙句に泡吹いて失神したり。
なんて事は起こさないように心がけている。
と言っても、別にまだ三度目を迎えてない仏様のように常にニコニコしてる訳では無いんだけどね。
知らない人にいきなり後頭部をグーパンチされてヘラヘラ笑っていられる程に寛容ではない。
寛容ってか、そんなに壊れてない。
でも、だからと怒り狂っておつむを大噴火させるのは見苦しいので、可能な限りは感情的にブチ切れないようには心がけている。
そう努力してる。
出来てるかどうかは、まぁ別として。
私の母親はそんな人だった。
特に怒りの感情を一切表に出さない人だった。
常に柔らかい表情で、えげつない嫌味を言い他人をコキ下ろす人だった。
ってか、近所はみんな似たり寄ったりだったんだけどね。
ぶぶ漬の話なんて聞いた事は無いけれど、感情的に荒ぶる人なんて皆無、ご近所の皆様は一様に優しい口調で毒を吐く人達だった。
人として、どちらが良いのかは何とも言えないけれども、少なくとも上辺は凄く穏やかな街だった。
一皮向いたら殺伐としてたけど。
世の中には国益よりもほんの一時の感情を優先する変な国も有るらしいけれど、感情的には成らず、論理的に生きたいと私は考えている。
微笑みながら猛毒を吐くような生き方も特に目指してないけれど、感情を露に生きようとは思っていない。
でも、それはそれで中々難しいんだよね。
ドアミラー出しっぱなしで路上駐車してる車を見たらイラって来るし。
ドアミラーを出してようが畳んでようが、ほんの10センチ程度の差。
余程にタイトな状況で無い限りはそれで状況がどうこう変わるって訳でも無いんだけど、私は常に思うのだ。
路駐は良い。
駐停車禁止のエリアでは本当はダメだけど、そうは言っても停めざるを得ない状況も有るのだから仕方無いよねって場合も有る。
別にそれをとやかく言う権利は持ち合わせて居ない。
私は緑のおじさんでは無いので切符切る権利は持ってない。
ましてや紫ババァでも無いので、気に入らない他人に対して頭からかぶりつく性癖も持ち合わせてない。
だから路駐それ自体は別に良いのだけど、私は常に言いたいんだよ。
路駐するならドアミラーはたためと。
ドアミラーをたたむ事で『邪魔な所に停めてごめんね』の気持ちを表現しなさいと。
私は常々そう思ってる。
ドアミラーを出してようが畳んでようが、ほんの10センチ程度の差。
余程にタイトな状況で無い限りは倫理的にはそれで状況がどうこう変わるって訳でも無いんだけど、私は感情的に常に思うのだ。
たため！と。
ああ、難しいもんだね。
感情に翻弄されず、論理的に生きるのって。
ちなみに今、私は非常にイライラしている。
そんな報告されても皆様は困ってしまうだろうけど、もうホントにすっごいイライラしてる。
それはマウス。
少し前に買って、日々私の右手でグリグリされてるマウスが壊れた事。
マウスの左ボタンが壊れた事。
それに凄くイライラしてる。
ドラッグが時々出来なくてイライラ。
ダブルクリックが時々出来なくてイライラ。
シングルクリックが時々勝手にダブルクリックに成ってイライラ。
プレス（長押し）も時々出来なくてイライラ。
ヒステリックな生き方はしたく無いよね、とか言いながら過去には壁に叩きつけてマウスを2つ壊した経験が有ったりする私だけど、そろそろ3個目の殉職マウスを出してしまうかも知れない。
そんな抑え切れない怒りのパワー。
流石に天は突き破りはしないけど、このままなら壁は凹みそうだ。
それはマウスが悪いんじゃ無くてお前の使い方が悪いのと違うか？
とおっしゃる方も居るかも知れないが、クリーム色のマックにカラフルなリンゴが着いてた頃から、まだタッチおじさんすらも世に登場する前から、ワンボタンからなんか一杯ボタン着いてるのまで長い間色々触って来たので、使い方はきっと間違えてないと思う。
もし間違えてたら、一体私の今までの人生は何だったのかと凹んでしまうわ。
壁の前に私が凹んでしまうわ。
と言う訳で、こりゃいかんぜとアマゾンで注文したけれど、今って何処もかしこもてんやわんやしてて、何時ものように今日買ったら明日届くって状況では無かったりする。
現在は中2~3日くらいみたい。
月曜日に注文したら金曜日に届くって感じ。
仕方無い。
仕方無いんだけど、部屋の天井からぶら下がってる蛍光灯の紐に百烈拳を撃ちたくなる、そんな心境だ。
蛍光灯の紐がブラブラしてなくて良かったと思う。
未だにプレステ2を持ってる私だけど、流石にそこまでクラシカルな生き方はしてない。
到着予定は金曜日。
それまでこの壊れたマウスを使うのは精神的に耐えれそうに無いので、前に使ってたベトベトしたマウスを引っ張り出したのだが、表面のコーティングが加水分解してベトベトするのって本当に気持ち悪い。
マウスの動作自体は問題無いのだが、この感触は本当にイヤ。
壁に穴空く前に胃に穴が空きそうだ。
ダメだこりゃ、と他には無いかと探し出したのは懐かしのコード付きマウス。
デイトレードなんてのをやってた頃に使ってたマウス。
イザって時に電池切れたら洒落にならないので、って訳でも無いんだけど、シビアな状況では安定性を求めたいので、この超安定したマウスを使ってた。
チャートを追いかけたら目と胃は安まらないので、せめてマウスくらいは安心しておきたいからね。
ただ、やっぱ邪魔。
コードレスに慣れた身にはとても邪魔。
昔は良くこんな邪魔臭いマウスを使ってたもんだと思うけれど、ニューマウスが届くまでの間はこのコード付きを使ってようと思う。
ちょいイライラするけれど、コードの長さは壁まで届かないので、壁が凹む事は無いのは幸いな話だよ。
改めて思う。
感情に翻弄されずに論理的に生きるのって難しいもんだと。
いや全くだ。