MotoGPルーキータイトル争い~アラゴン
予選順位はあんまり関係無いリンスがいきなり上位に顔出した所から始まったアラゴンGP。
プラクティスでは絶好調だったヤマハ勢が軒並み沈没丸と化す中、前回の雨のル・マンで2位に上がったアレックス・マルケスが驚異の走りを魅せる。
フランスで何かを掴んだか、それとも親父効果か。
2戦連続、しかも今回はドライのガチレースで2位に入る。
惜しくも2位、と言うべきかもね。
回避出来たけれど、あのハイサイドが無ければ。
でも危機一髪を良く回避したもんだ。
親父も心臓がキュッキュしなくて良かった。
レースはアレックス対決を制したリンスが取る。
これで本年度7人目の勝利者。
チャンピオンシップは、クアルタラロがまさかの沈没し、そのリンスのチームメイト、ジョアン・ミルが未勝利のままランキングトップに立つ。
一歩ずつ、地に足を着けて進む事は大事なんだよ。
それにしてもスズキがランキング1位に立つなんて、2000年のケニー・ロバーツ以来なのかな。
まだ500ccだったあの頃以来、かな。
そして最後の最後にモルビデリをパスした中上君は、今回も5位フィニッシュと、ただ一人全戦ポイント獲得を続ける。
ランキングは変らず5位だが、もう一つ上も見えてきた...かも。
さて、大きく動き始めた2020年度のルーキータイトル争い。
スペイン | アンダルシア | チェコ | オーストリア | スティリア | サンマリノ | リミニ | カタルーニヤ | 総合 | |
Brad Binder(KTM) | 13(3pt) | – | 1(25pt) | 4(13pt) | 8(8pt) | 12(4pt) | – | 11(5pt) | 11位(67pt) |
Álex Márquez (HONDA) |
12(4pt) | 8(8pt) | 15(1pt) | 14(2pt) | 16(-) | 17(-) | 7(9pt) | 13(3pt) | 12位(67pt) |
Iker Lecuona(KTM) | – | – | – | 9(7pt) | 10(6pt) | 14(2pt) | – | 14(2pt) | 19位(20pt) |
フランス | アラゴン | 総合 | |||||||
Brad Binder(KTM) | 12(4pt) | 11(5pt) | 11位(67pt) | ||||||
Álex Márquez (HONDA) |
2(20pt) | 2(20pt) | 12位(67pt) | ||||||
Iker Lecuona(KTM) | 15(1pt) | 4(2pt) | 19位(20pt) |
KTMに取って初優勝を遂げたビンダーが最有力かと思われたものの、ここに来て遂に覚醒したアレックス・マルケスが一気に同ポイントに並ぶ。
マルケス弟、なんて呼び方はそろそろ控えなきゃ成らない頃合だ。
このまま覚醒したアレックスが決めるか。
それともビンダーが突然目覚めるか。
怒涛のレースラッシュが続く後半戦、ルーキータイトル争いは次週のアラゴンー2ndへと続く。