自動車の規制はただちにバイクに影響がある訳では無い

今はイヴォークって車に乗っている。
見てくれだけだとか、あんなのレンジローバーじゃ無いとか、インドだとか、まぁ何だかんだ言われてるけれど、主に見た目に心惹かれて、さらに色んなギミックに心を奪われて、でも後ろが全然見えなくてちょっとまいって、荷物がサッパリ積めなくてちょっと困って、でもやっぱ格好イイよなぁとか思ってみたりして。
と、そんなこんなでブツブツ言いながらも結構気に入ってるんだけど、いいかげんそろそろ買い換えようかと考えている。
候補はこいつ。

新型シビックタイプRは2022年登場へ!! 2Lターボ&モーターで400ps‌!!?

フェアレディZって車。
それも新型。
恐らく名前はZ35。

車の印象って、色々有ろうかと思う。
悪そうとか優しそうとか、品が良さそうとか頭悪そうとか。
このフェアレディZって車は、どんな印象を抱くかと言えば、それは勿論.....。

まぁぶっちゃけそんな車だと思う。
2人乗りで実用性は皆無。
下手したら北海道ツーリングライダーのジェベル250の方が荷物積めるかも知れないってレベル。
燃費は悪くてエンジンがデカいから税金も高い。
エンジンはデカい分パワーは有るが、だからとサーキットで能力を開放したR35と勝負と成るかと聞かれたら、そりゃスマンかったとしか言いようは無い。

でもイイじゃん。
格好イイんだから。
そんな瑣末な事なんてどうでも。

 

維持費が高いってのは別にして、荷物に関しては問題は解決してる。
ってか、解決したからこんな無茶な選択するんだけど。

それは、フリスパ。
中古のフリードスパイクを買うことに成ったから、って理由。

 

こんな巨大なラゲッジスペースを持つコンパクトミニバン。
流石にフルサイズモトクロッサーを積むのは無理はあるけれど、ロードバイクやMTBを積むのは最高の一台だ。
しかもフルフラットに成るので熟睡も出来る。
収納沢山、値段も手ごろ、燃費も悪く無い、CVTが先代モビスパより随分強い、ダッシュボードがテーブルみたい、と、まさに言う事無い。

 

現状、ふと思い返してみると、イヴォークは2人以上で乗った事なんてスキーに行った時くらい。
片手では収まらないかな、でも両手なら余るかな、って位。
まだインプレッサの方が大人数で乗ってるかも知れない。
ちなみに、インプレッサは楽しいからしょっちゅう乗ってるけど私の車じゃ無い。

荷物は大して積めないので、スキーに行く時はルーフボックスへインしてる。
そして何より、特に乗り心地が良い訳でもスポーティーな訳でも、ましてや速い訳でも無い。
何だかんだ言ってSUVだしね。
見た目は最高なんだけど、でも見た目以外はなぁ....ってのが正直な所で。

フリスパと言う実用性の結晶体のような車を持てば、もう一台はかなり弾けた選択も可能だ。
それこそ、その昔に私の乗ってたミニ、或いは旦那さんの乗ってたスーパー7へ回帰する事だって不可能では無い。
ミニはともかくセブンはちょっと遠慮したいけれどね。
屋根は無くても良いけどドアは欲しいな。

 

で、兼ねてから考えているZ計画=プロジェクトZを実行に移そうかと。
そんな余計な事を思い付きはしたものの、一つの問題がニッサン。
そう、ニッサンさんの問題。

ご存知のように、今やお腹向けてひっくり返ってるような惨たんたる状態。
この状態でフェアレディZなんて車が出せるのか?
ってのが一点。

もう一点が、所謂CAFE規制。
Corporate Average Fuel Economyの略て、企業別平均燃費と訳される。

売れた車の平均燃費がリッター(ガロン)辺り何キロ(マイル)走るか、と言う事。
それを会社ごとに基準をクリアしなきゃならないルール。
つまり、単にエコカーを売ってるってだけじゃダメ、ぶっちゃけ全部エコカーじゃ無きゃダメって事だ。
2021年からは、EUではCO2が95g/km以下=JC08平均燃費に換算したら20km/lくらいと言われている。
これをブランド毎に販売する自動車の平均として達成しなきゃ成らない。
フェアレディZがそんなにぼんぼこ売れる訳では無いだろうけど、EVで幾ら頑張った所で大食い自動車を抱えてたらかなり厳しいピグー税が課せられる可能性も有る。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ピグー税

 

EVが飛ぶように売れたら3500ccのターボ付きレスプロエンジンの自動車を売り出す余裕も出て来るだろうけど、そうじゃ無いならちょっとしんどいかも。
余裕が有ったとしても、R35、もしくはいずれ出るかも知れないその後継にパイを取られる可能性も有るだろうし。
仮に出したらガンガン売れるって状況でも、出すに出せないなんて事も有り得る。
残念ながら出したら売れる、なんて状況じゃサッパリ無いんだけど。
ん、もうサッパリですわ。

発売予定は2021年。
でも実際はどうなんだろう。
ん~~~どうなんだろう。

 

 

ちなみに、このCAFE(Corporate Average Fuel Economy)ってのは、バイクの場合はハーレーが昔から取り組んでる考え方。

https://www.harley-davidson.com/us/en/about-us/hd-news/2019/On-the-Road-to-50-MPG.html

ハーレーも、会社としては色々とちゃんと考えてるって事。
会社はね。
ユーザーはどうだか知らん。

 

ただ、この平均燃費って考え方は、ハーレーもそうだけど、ドゥカティやMVアグスタ等に取っては、バイクにまで適用なんてされたらちょっと脅威と成るかも知れない。
全販売車両の平均燃費なんて言われたら悪いに決まってるから。

一方、アメリカでも売ってる50ccのズーマー(RUCKUS)や125ccのモンキーまでも平均燃費に入れられるホンダやヤマハ、アプリリアなんかのフルラインナップしてるメーカーはまだ楽な話だ。
きっと無いとは思うけれど、色々手広くやってて良かったねと思う日がそのうち来るかも知れない。

あ、余談だけど、ホンダのズーマー(RUCKUS)に匹敵する50ccは販売してないものの、ヤマハは、ZUMAってバイクを出してる。
ちょっとややこしい。
BW’S125でイイじゃんって思うんだけど、きっと深い理由が有ったんだろうと思う。
BW’Sって名前の何がダメだったんだろう。
ってかZUMAって何?
ジオン軍のモビルスーツに有りそうなその名は。

 

そんな事より。
やっぱ無いかなぁ、とか思ってる。
新型Zは。
どうなんだろうね。

無ければ無いで、ザンネンだったなーと、棒読みで感想を言い放ってみるんだけど、本当に発売されたらそれはそれでどうしようと、チキンな事をちょっと考えてみたりと揺れるこの頃だったりする。

ではまた明日。

CAR

Posted by tommy