ヘッドライトの黄ばみ取り

一昔前の車でお馴染みなのがヘッドライトの黄ばみ。
さらに昔のガラスレンズ時代はそんなの無縁だったのだけど、ポリカに成って以降はこの黄ばみは宿命と成っている。
3年ごとに新車に買い替える人はそんなの知る事は一生無いのだろうけど、自動車税を余計に支払ってる古い車に乗ってる人に取っては、避けては通れない宿命だ。

これは同じようなポリカ製ヘッドライトレンズを持つバイクでも起こり得る事なのだけど、バイク界ではそれほど深刻な事態と成ってないのは、恐らくは保管状態の違いじゃ無いかと。
車体カバーをしたり、雨風の当たらない所=つまりあまり日の光にも当たらない所に停める事の多いバイクなので、走行中のみに浴びる紫外線では大した影響は出ないんだろうと思う。
逆に、雨風に打たれまくり、紫外線も浴びまくりと言うぞんざいな扱いを受けていると、白化や黄変は十分に起こり得る。
だからバイクでヘッドライトが黄ばんでしまうのは、余程乗りまくってるか、或いは扱いがぞんざいかのどちらか。
それがどっちかは、それはあなた次第だ。

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自動車の場合、紫外線の当たらない所に駐車するのは難しい場合も多い。
地下や立体駐車場に停めてる人ならその限りでは無いのだけど、青空駐車の場合は紫外線を避けるのはちょっと難しい。
だから、青空駐車なら白化や黄変仕方ないかもね。

 

やり方は幾つかあるのだろうけど、一番確実なのがサンドペーパーで研磨してコーティングする事。
大体はヘッドライトレンズ自体にも細かいクラックは入ってるので、ちょっとやそっと研磨した所で新品のようには戻らないものの、耐水ペーパーとコンパウンドでかなりのレベルまで仕上げれる。
何より安い。
それが一番だ。

 

この程度ならコンパウンドとポリッシャーでどうにか成りそうだけど、今回は#1500と#2000で研磨した後、ウールバフと3Mのカット1-Lで仕上げ。
昔のシエンタみたいに白内障に罹ったかのような真っ白けに成ったら大変だけど、今回の黄ばみ程度なら研磨もすぐに終わる。
#1500より下の番手は要らない。
あんまり荒いペーパーを当てたら後々修正が大変だから、それくらいから始めるのが良いと思う。

カット1-Lとウールバフではヘッドライトはクリアには仕上がらないけれど、その後にコーティングするのでそれで良い。
と言うか、ウルトラフィーナなんかでピッカピカに仕上げたら、コーティングが剥がれてくるかもね。
だから、コーティングを前提とするなら、ある程度で止めておく方が良いと思う。

これくらいかな。
#2000→コンパウンドでザックリとポリッシュして、一度洗剤で綺麗に洗って乾かして再びマスキングした状態。
本気で磨いたらもっとピッカピカに成るけれど、きっとこれくらいで止めておくのが吉だと思う。

 

今回使うのは3Mのヘッドライトコーティング。
39173って奴。

いつもは二液ウレタンのマルチトップクリアをシンナーで薄めずにコーティングするのだけど、今回は住宅街のど真ん中での施工なので、ガン塗装は止めて手塗りする事に。
養生も大変だし、他所の車に飛び散ったりしたらもっと大変だから。
ライトを取り外したらその辺はクリア出来るのだけど、車のライトの取り外しなんてさらに面倒なので却下だ。

 

これはウェットティッシュのようなコーティング。
コーティングと言うのかクリア塗料と言うのか。
使い捨て手袋はめて、ヘッドライトを一方向に拭くように液剤を塗ってやれば、ピッカピカに仕上がる。
一度塗ったら10分程置いて、もう一枚のパックを開けて二度目のコーティングするのが基本。
注意点は、思いの外に液剤がたぷたぷに染み込んでるので、力を入れて塗ると垂れや泡立ちが起こってしまうって事。
だから、さらっと塗るのが綺麗に仕上がるコツ。
欲張って沢山塗ってやろうと思ったら、きっと悲しい思い出を作ってしまう....かもね。

微妙なムラが出来てもカット~ハード2-L&ウレタンバフでポリッシュしてやればピッカピカに仕上がるので、まぁ細かい事は気にしない。

みんカラみたいになっちゃったけど今回はこれにて。

 

CAR

Posted by tommy