自分でやれとは言わないけれども

その昔、こんな事を書いた事が有る。

『自分で起こせないバイクに乗るのはイカンよな』

って事を。

 

状況は覚えて無いけど、多分そんな場面に遭遇したか、何処かから伝え聞いたか、或いは空想上の出来事としてでっちあげたか、いまいちその辺りの記憶は定かでは無いけど、そんな事を書いた事が有った。

それを書いた経緯については良く覚えて無いのだけど良く覚えてる事は

『起こせないバイク乗ったらアカンのか!』

と、お怒りの反応を頂いた事だ。

そして私は

『いや、そらダメだろ?』

と、返答したのだ。
うん、そりゃダメだと思うよ。
自分一人で起こせないバイクに乗るのは。

倒したらどうするの?
とか
誰かに起こして貰うようお願いするの?
とか
誰も起こしてくれなかったらどうするの?
とか
そもそも周りに人が居なかったらどうするのさ?
とか

そんな類の事を今と変わらずもっちりもっちりと書いたら

『うるさいアホ!死ね!』

と、知性が溢れるご返答を頂いたりして
結構邪魔臭かったなぁって事を覚えてる。

時の流れと共に、実は私も軌道を変更したり行動や思考を改める事は多々有るのだ。
ファッションにせよ、生き方にせよ、物事の考え方その物で有ったり。

だから実は

自分で起こせないバイクに乗るのはイカン

等と言う考え方は今は持ってなかったりする。
そんな事を思ったり、ましてや口に出したり文章に残したりなんて事は今の私には無い。

ただどうでもイイ。
起こせようと起こせ無かろうと、他人の行動なんぞどうでもイイだけの事だ。
ご免、本当にどうでもイイ。
人間、体にメス入れて内臓引っかき回して鼻にチューブ突っ込んであの世の入り口を垣間見たら、他人の事なんぞ本当にどうでも良く成るもんだ。
私はそれどころじゃないんだよって。

photo
すいません!
今ちょっと手が離せないので、ツタヤには自分で返しに行って下さい!
と、まぁそんな感じ。

とは言っても、何かやるには、それに付随する事柄を有る程度習得もしくは準備する必要は有るとは思う。
パンをキッチリ焼きたいならオーブンは必要だし
ウインドサーフィンするなら有る程度泳げる必要は有ると思うし
バイクのエンジンを分解するなら車載工具以上の工具を揃えねば成らないし
JACに入りたいならバク転くらい出来ねば成らないだろうし。

何かやるには、それに付随する事柄を有る程度習得もしくは準備する必要は有るとは思う。
スカイダイビングしたい人に、舞空術を先に習得しろとは言わないけど。
そこまで手厳しくないけど。
って言うか舞空術出来たらわざわざスカイダイビングしに行かなくてもイイと思う。

ある日、ガレージに行ったら一台のポンコツジムニーが停められていた。
誰だ?
人んちのガレージの前にゴミ捨てて行った野郎は。

私はプンスカ怒り...
あ、別に怒ったりはせずに、そしてそんなわざとらしい事も思ったりせずに
一体何が有って、ポンコツジムニーのポンコツっぷりに磨きが掛かったのかと
そのポンコツジムニーの持ち主に問い正したのだ。

流石に4ストだけど、ともかくかなり年季の入ったジムニー。
随分前に、何万円かで買ってきたポンコツ。
あちこち錆びてたり、デフが破損したり、真っ直ぐ走るのさえちょっと怪しいとか.....
そんなポンコツを、車検が通る程度にまで整備したポンコツ。
整備したところで、ポンコツな事には大して違いは無い。

勿論検査場での車検は堂々と通ったので、公道を走るに何ら支障も法的制約も無い。
私は特に乗りたく無いけど。

そんな、ポンコツポンコツと虐げられる可愛そうなジムニーだけど、実はこのジムニーは日本に幾つか有る四輪車も走れるコースでほんの年に何度かだけ遊ぶ為に使うと言う、中々にセレブリティなポンコツだったりもするのだ。
その年に何度かのコース走行の為に駐車場代に税金と自賠責払って車検取って、任意の自動車保険まで入ってるんだからポンコツポンコツとバカには出来ない。
やたらと無駄なコストの掛かってるかなりセレブリティなポンコツなのだよ。
イベントに行く為に仮ナンバーを申請外の不正使用するチンピラ自動車とは違う。
ポンコツさ加減では似たような物かも知れないけれど。

ナンバー切ってコースまでトレーラーで運ぶ方が経済的なのだろうけど、林道も走りたいと言うのでナンバーは付いてるのだ。
多分行った事無いと思うけど。

ともかくそのポンコツジムニーがガレージの前に停まってたのだけども
Aピラーがヒン曲がってガラスが破損したこのジムニーを、一体どうする気なんだろうかと思う。
直すの?

どうやら、コースで調子に乗ってたらひっくり返ったらしい。
正確には、木だか土手だかで止まって、真っ逆さまには成らなかったとの事みたいだけど。

オフロードバイクなら転がしてもどうって事は無いが、幾らオフロードカーとは言っても車は転がしちゃダメだ。
流石にそりゃ壊れる。
人間ごと壊れなかったのが幸いと言えるけど、やっぱ転がしちゃダメだ。

何にせよ車は大変だ。
破損を直すのは大変。

オフ車なら、仮にシートレールが曲がっても蹴っ飛ばしたら大体は直る。
まれに熔接箇所がどうにも弱いバイクも有るけど、それとて塗装剥がして熔接してやれば概ね直る。
290km/hで走れるR1のフレームを修正しろと言われたら困るけど、トレールバイクのシートレール程度なら別にどうって事は無い。

実際、崖から落ちても壊れるのは外装の他にはホイールとシートレールの辺り程度なので、やっぱり遊ぶのはバイクが良いと思う。
車のそれと比べたら、破損時の手間もコストも随分違う。
雲泥の差。

それより何より、何か事が起こったら車の場合は自己完結出来ないのが大きな問題。
走行不能時は勿論の事、たかが550ccだか660ccだかの軽自動車でも、ひっくり返った車を戻すのは一人じゃ不可能なのだから。
そりゃもう大変だ。

流石に、幾ら私とて

自分の車くらい自分一人で起こせよ!

等と、そこまで手厳しい事を言うつもりは無い。
そこまでスパルタンな事は言わない。

が、しかし

ガレージで修理するなら場所を開ける為に、家賃と光熱費を払ってる人にちゃんと誠意を尽くしてスペースを開けて貰いなさい
と、言うと共に
このガレージには誰一人として車のAピラーを修理してガラスをハメ直せる人なんて居ないので、修理するなら自分でどうにかしてね。
溶接機くらいは貸してあげるから。
と、出来るだけ目を合わせないように、そう静かに言ってみる。

私はファズじゃないんだから、そんな無茶を求められても困るわ。
TT-Rのシートレール程度なら直せるけど、流石に車のAピラーを継ぎ接ぎ修理するのは民間人には無理過ぎる。

ジムニーでコース走行ごっこするなら、Aピラーの修理くらいは自力でやれよ!

等と非常に厳しい事を言うつもりは無いけれど、自分でやるなり修理屋に持って行くなり、解体屋に持って行くなり
早急かつ適切な判断を頂きたいと願うばかり。
もうね、車ってすっごい邪魔なの。

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