生産から40年経ったバイクは車検が不要(英)
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2018年5月20日から、製造から40年経ったバイクの車検は不要となる。
イギリスの話。
イギリスに車検は有るのか?
ってお思いの方も居るかも知れないけれど、実は原動機の付いてる乗り物は全て車検が必要。
Ministry of Transport(MOT)TESTと呼ばれる検査は必要なのだ。
Ministry of Transport=運輸省って意味だ。
対象は全車種。
スクーターからロケット3まで車検は必要。
しかも新車から3年目以降は毎年!
大変だね、イギリスも。
検査料金は、二輪車が排気量に関わらず£29.65=約4,300円
サイドカー付きが同じく排気量に関わらず £37.80。
二輪の場合は毎年4300円程が必要。
2年なら8600円。
日本の場合は重量税合わせて2年に1度で6700円。
日本の方がちょい安い。
ちなみに自動車税は、250ccクラスの場合は£38=約5,600円、600ccオーバーでは£80=約12,000円(支払い方法等によって差異有り)
日本の場合は250ccクラスで3,600円、それ以上なら6,000円。
車検費用と同じく実は日本の方がそこそこ安い。
で、MOT TESTの話。
1959年以前の製造車種は今までもMOT TESTは不要だったのだが、今月からは対象を拡大して生産から40年経ったら不要に成る。
従って、今年は1978年以前に製造されたバイク=昔のZやCB等が対象と成る。
イタリア車にも、勿論イギリス車にも40年前のバイクなんて沢山有ろうかと思う。
今後も40年経ったら免除と成るので、勿論これから随時対象は拡大して行く。
東京オリンピックが終わった頃には、初期型の1100カタナもそろそろ車検免除となるお年頃だ。
このまま拡大したら。
理由は、クラシックバイク乗ってる人はちゃんと整備してるからわざわざ検査なんて要らんよね、ってのが理由らしい。
なお、検査が免除される対象でも、検査を受ける事も可能なのだとか。
公的なお墨付きの欲しい人は検査も受けれるとか。
古今東西、車検なんぞ大した検査してる訳じゃ無いんだけどね、なんて言ったら怒られそうだけど。
ただ、生産から40年経ったバイクは無条件に全て車検免除か、と言えばそれがそうでは無い。
一つはエンジン出力をアップさせた場合。
具体的には、製造時より15%出力を上げた場合は車検が必要と成る。
例えばカワサキのZ1。
82ps(60.3Kw)のエンジンを94.3ps(69.4kw)以上パワーアップさせた場合は車検を受ける必要があるって訳だ。
もう一つは8ポイントルールと呼ばれる規定。
これは年式に関係なくイギリスで定められてる制度で、車両の状態によって以下の様にポイントが設定されている。
フレーム | 5Pt |
サスペンション(前後) | 2Pt |
アクスル(両方) | 2Pt |
トランスミッション | 2Pt |
ステアリングアセンブリ | 2Pt |
エンジン | 1Pt |
これら部位がオリジナル(未変更)の場合はそれぞれ割り当てられたポイントが付与されるシステム。
どこも変更していないストック状態ならば満点の14Pt。
サスペンションが変更されたら12Pt。
足回り丸ごととエンジンアッシー交換されたら5Pt。
さらにフレーム加工までされたら0Pt。
8Ptを下回る車両は別途型式認証検査が必要で、それをクリアするとQ registration numberと呼ばれる、頭にQと付けられた新たなナンバープレートが交付される。
頭文字がQの、新たなナンバープレートが発行される。
略してイニキュー。
明日から君のあだ名はイニキューだ。
8Pt以上のバイクなら、生産から40年経ったバイクの車検は免除。
イニQはMOT TESTは必要らしい。
と、まぁそんな訳で、日本に住んでる我々には何も関係ない話だけど、遠い国ではこんな事が有ったんだよって事で。
詳しくは
https://www.google.com/search(英語)
ででもお調べどうぞ