フランス人はフランスパンばっか食べてる訳では無い-3

[adsense]

 

先日、本棚を整理してたら見つけたのがちょっと古い住宅雑誌。
第一回家を建てよう計画の際に購入したちょっと古い住宅の雑誌。

何気なくパラパラとページをめくってたら見つけたのが知り合いのお宅。
その当時から知ってる方なのだけど、ちゃんと見てなかったからか見つけたのはこの日初めて。
何年前に買った何年前の雑誌なのかって話だけど、今更ながらに改めて発見した。
お洒落住宅雑誌にでかでかと掲載されたお洒落なお宅が。

あ、この前も書いたように特に私は載せて頂くなくて結構なのだけど、別にその雑誌自体を否定してる訳では無い。
基本的に他所の家や他人の生き方に特に興味は無いのだけど、右も左も解らないウチは参考にさせて貰えるってのは紛れも無い事実なのだから。
別にその雑誌自体を否定してる訳でも、その雑誌に掲載される人を否定する気も無い。
そもそもその筋合いも無いのだから。

 

ただ、プロの写真とプロのデザインってのはやっぱり凄いモノだは思う。
学生時代に雑誌関係のバイトもしてた事が有るのだけど、その頃にも思ってた事。
プロの写真とデザインってのは凄いもんだと。
埴輪を伊万里焼に見せる事さえも不可能では無い、なんてのは言いすぎだとしても。

ともかくそのお宅。
創作和食のように盛り付けが少々過剰気味なトークと共に、えらくハイセンスなお宅として誌面を飾っている。
凄いもんだね。
3時のおやつにハーブティーを飲んでマカロン食べてるような優雅な生活に写るんだから凄いもんだ。
麦茶飲みながらカレー煎餅食べてる日常感なんて微塵も垣間見せない、そのシャレオツな誌面作りは流石はプロだと。
ただただ私は関心するばかり。
この前遊びに行ったらミロ飲みながら冷凍バナナ食べてたけど、そんな隙なんて微塵も見せないお洒落誌面にただただ関心するばかりだった。

 

[adsense]

 

そんな話とは全く関係無いのだけど、梅田に行くのに電車に乗ってた時の事。
連結部分近くに立ってると、隣の車両に見覚えの有る人が居る事に気づいた。
前回書いたガレージを共同で借りてる人。
まぁしょっちゅう顔を合わせる友人の一人だ。
私の視線に気づいたのかどうなのか、向こうもこちらを見て『お!』って顔を見せた。

かと言って、走行中の電車でわざわざ人を掻き分け隣の車両に行くってのもそれはそれで面倒臭い。
女学生じゃ無いんだから、電車で友人見つけたからとキャッキャ言いながら合流するのもね。
その前の日も夜中まで餃子の王将で一緒だったんだから。
ついでに言えばこの日の夜も焼肉屋で一緒に成る予定だったのだから。
そんな具合にしょっちゅう顔合わせてんだから電車の中までわざわざね。

それはお互い様で、私は特に興味を示さず外をぼんやり眺め、そして隣の車両の友人も特に何らかの行動を起こす事も無く同じように外を眺めていた。

 

でもちょっと不思議な気持ち。
普段バイクに乗る格好、或いは餃子の王将に行くような格好しか知らないこの友人が、黒っぽいスーツ着てネクタイ締めて黒い鞄持って普通の革靴履いてたらなんか不思議な感覚に成ってしまう。
あ、まぁ隣の車両なので履いてる靴までは解らないんだけど、まぁ普通に革靴だと思う。
長靴履いてたら驚くけれど、トラクターの営業してる訳じゃ無いのできっと普通に革靴履いてると思う。

ともかく普通の格好。
そこには黄緑要素なんて皆無。
普段はどこかに必ず黄緑が入ってる黄緑人間なのに、この日は黄緑要素は皆無。

この人は知り合ってもうすっごい長い時間が経つが、必ずどこかに黄緑は入れてくる人。
ってか一時期バイクもウエアも黄緑だった程の黄緑っぷりな彼。
流石にヘルメットはピーマンみたいだからとの理由で黄緑に塗るのは止めておいたみたいだけど、そもかくほぼほぼ黄緑要素を含む人。
体内にクロレラを飼ってるんじゃ無いかってレベルで。

でもここまで黄緑成分が皆無なのは始めてかも知れない。
その昔に、付き合ってた彼女の友人にピッコロ代魔王みたいな人と呼ばれてた、あの頃なんて今や昔。
神戸マラソン出た際に、三沢光晴みたいな黄緑のタイツ履いてたアノ頃なんて今や昔。
この日の彼は黒っぽいスーツに黒っぽい鞄のとてもブラックなリーマン姿。
光合成出来なくなるけど大丈夫ですかとちょっと心配に成るレベル。

 

降りる駅はお互い梅田。

エボニーなカラーリングでキメたブラックリーマンと阪神梅田駅で顔を合わせ、また夜に会おうと短く言葉を交わし、お互いそれぞれの方向へと分かれた。
黄緑成分は皆無なダークなスーツにシマシマネクタイのブラックリーマンと分かれた。
ネクタイは渋いモスグリーンのシマシマだったけど、明らかに何時もの黄緑では無い。

やっぱ黄緑が無いと違和感有るわ。
何処をどう見ても極めて普通なその格好は何とも違和感が有る。
目に突き刺さるような黄緑が無いと。
目玉をエグるような鋭い黄緑が無いと。

 

お洒落住宅雑誌に掲載された人が、生活観が希薄な家でペリエ飲みながらニョッキやショートパスタを食べてる訳では無い。
麦茶も飲めばミロも飲む。
キャップを外す際にアイス部分がボコって折れて悲しい思い出を作ってしまう、ソフトクリームみたいな80円のアイスだって食べる。

誰しもが隙無く張り詰めて生きてる訳では無い。
そんなしんどい生き方はご免だ。
フランス人にフランスパンなんて言っても通じないだろうけど、きっとフランス人だって色んなモノを食べてるだろうと思う。
卵かけご飯は食べないだろうけど、ヤキソバパンが好きだったフランス人は知ってる。
フランス人だって何だって食べるさ。
ドイツ人がイモとソーセージしか食べない訳では無いのと同じく。

 

同様に、生粋の黄緑人間でも、もしかしたら血の色まで黄緑じゃないの?って人で有っても、必ずしも365日ライムグリーンな訳では無い。
エボニーな日も有れば、ミッドナイトサファイヤブルーな日だって有る。
カワサキ乗りだからと黄緑ばっかりなんて余りに短絡的な話だ。
どっちにしてもカワサキカラーだけど何時だって黄緑なんて訳では無い。
まぁ黄緑のパンツ履いてる可能性は捨てきれないけれど、特に想像もしなく無いので捨てておくわ。

 

でも、モスグリーンと黄色と白のしま模様のネクタイは、もしかしたらタイガーカラーをイメージしてるんだろうか?
もしそうならば、明日から三沢光晴改めタイガー服部とでも呼ぼうかと思う。
どっちにしてもタイガーなので、明日からタイガーと呼ぼうかと思う。

 

と言う訳で、結局長々長々と何の話だったのかと自分でも思うけれど、ただの雑談ブログなのでまぁそんな硬い事言わずに次回もどうぞ宜しく。
次からは手短にまとめる。
多分。

 

MOTOR CYCLE

Posted by tommy