日本はFamily nameの国だから

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日本はファミリーネームの国だ。

会社の上司に向かって『お早う!マサル!』なんて言ったらきっとヤバい空気が流れるだろう。
ってか、そもそも上司の下の名前なんて知ってるかい?って話だけど。

 

昨今の子供の妙な名前が問題だよと言われて久しいが、実際には苗字しか使わない多くの人においては、名前がスグルだろうとマユミだろうとロビンマスクだろうと、だからと実生活に何か不具合が出る事なんて余り無い。
会社や学校では通常は苗字で呼ばれるし、名前がサンシャインだからと街歩いてるだけで地獄のピラミッドやってみろと言われる事も無いだろう。

『魔雲天(まうんてん)』なんてイカした苗字をしてたら何かと不具合は有るかと思うけれど、山に住んでるからとそんな苗字着けたご先祖を恨むかも知れないけれども、苗字が極めて普通に中野さんなら、下の名前がステカセキングで有ったとしても、日常生活において多くの場面でそれほどの不都合は無いだろう。
下の名前が少々ゆでたまごっぽくても実際にそれ程の不具合は無い。

日本はFamily name=つまり苗字で呼ぶ国なので、Given name=下の名前がどれだけエキセントリックでも、日常生活において多くの場面でそれほどの不都合は無いだろうと思う。
多くは無くとも、ステカセキングって名前着けられたら幾つかの大事な場面では大きな不都合は有るかも知れないが。
ん、多くは無くても人生を左右する幾つかの大切な局面においては致命的な大ダメージを食ってしまう可能性も多々有るけれど。
流石にステカセキングはちょっと。

 

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以前少しだけ塾で働いてた頃の事。
同じ塾に勤める講師がこんな事を言っていた。

『日本はFamily nameの国だから、頓珍漢な名前を躊躇無く着けてしまうんじゃ無いか』

と、そんなような事。

 

Family nameの国=要するに、苗字で呼び合うのが一般的な国って意味。

日本は公では殆どの場合Family name=苗字でしか呼び合わないので、下の名前=Given nameは通常は極狭い領域でしか使わない。
家族や極親しい間柄でしか呼び合わないし、そもそも苗字しか知らないなんて珍しくも無い。
会社の上司や高校時代の国語の先生やとなりのおばちゃんの苗字は知ってても、下の名前を知らないなんて事は多々有るんじゃ無いかと思う。
同様に、隣の家の人は自分の下の名前をきっと知らないだろうね、なんて事は多々有るんじゃ無かろうかと。

所でアナタは隣の家の奥さんの名前を知ってるかい?
普通は知らないだろう。
知ってたら....それはそれで。

 

そのように、日本では大体の場合は苗字で呼び合うのが一般的。
下の名前は主には家庭内や余程親しい間柄でしか使わないのもこれまた一般的。
したがって、妙な名前を着けたら世間一般でどんな評価を受けるかってのに思いが及ばない。
だから時に頓珍漢な名前を躊躇無く着けてしまう事も有るんじゃ無いか。
決してそうでは無いのに、パーソナルな空間と勘違いしてツイッターやフェイスブックに自分の電話番号載せたりヤバい写真載せたり不倫相手と実名でやり取りしてみたり、とかと同じく。

と言う事をその塾講師は語っていた。

 

そんなファミリーネームが一般的な国だから妙ちくりんな名前を躊躇無く着けてしまう。
と、とある塾講師の説。
ちなみに、凄い名前の学生がその塾に居たのか居なかったのかについては控えておく。

その塾講師にあるまじき浅い分析が合ってるのか違ってるのかなんて解らない。
まぁぶっちゃけそんな事は極めてどうでもイイ話なんだけれど、Given nameをもっと広く公に使うのが当たり前だったら、確かに名前を取り巻く状況は少し違ってたのは事実かも知れない、とはいくらかは思う。
宇宙世紀のように、頑ななまでに下の名前で呼ぶ、一部を除いて艦長や大佐や総帥はおろか国の名前さえも下の名前で名乗ってしまう、Given nameが当たり前な世界なら状況は違ってたかも知れない。
その世界においては、多くの場面で多くの人は公の場で呼ぶのに、あんまりヘンテコな名前って着け難いだろうからね。
ビューティーアップルとかって名前は流石にね。

もっとも、Given nameが一般的なアメリカでもヘンテコな名前が時に話題に成るし、実際に皆様ご存知なようにMaverickなんて名前を着けられた人も居るので、あまり関係無いかも知れないけど。
って、スペインってApellidosの国だったっけか。

 

なお、マ・クベさんについては、マとクベのどっちが苗字か、或いは別にちゃんとしたフルネームは有るのか?と諸説有るが、私は馬・九兵衛説を強く推したい。
あんまり九兵衛っぽくは無いけれど。

 

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そんな話はまるっと綺麗サッパリさておき、近所に住む若者がバイクを買った、ってのが本題だ。

本当はドラッグスターが欲しかったのだが、散々コレじゃ無いってバイクを買い与えられた若者。
まぁ、教習所を始め、バイクから保険や税金まで、全部親が出してくれるってのはそれだけで有りがたい話なんだろうけどね。
でもそうは言っても....ねぇ。
やっぱり彼はドラッグスターが欲しかった訳だ。
ソレじゃ無い、パパ、ソレじゃないんだよ、パパ。

 

で、そんな彼の買った、ってか買って貰った新たなバイクはコレ。

 

と言う話は前置きが長くなったので次回へ続く。

 

 

MOTOR CYCLE

Posted by tommy