キーシリンダーを取り外して、さてどうしよう
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とあるカワサキのキーシリンダーを取り外した。
イモビも無い、ただの何の変哲も無いキーシリンダーを。
理由は鍵が無かったから。
取るべき選択肢は3つ
一つはキーシリンダーから鍵を製作する。
我ら民間人からしたら信じられないけれども、鍵屋に掛かれば鍵穴から鍵を作れるのだ。
凄い技術も有るもんだ。
お値段は８０００円～１万円程。
出張してもらう必要も無いので、わざわざ出向いて貰うよりはちょっとは安く出来るだろう。
マスターキーからスペアを作る事を考えたら随分と高額だけども、それは手間賃と技術料と思って諦めよう。
嫌なら純正のブランクキーを取り寄せて自分で作れよって話だから。
．．．無理。
そんなの絶対無理だ。
二つ目は、純正のキーシリンダーアッシーを買う。
イグニッションだけなら、今回の場合は１万円。
タンクからシートから全部セットなら２万円弱。
安く上げるならイグニッションだけを交換すれば良いのだけども、同じような鍵が２本も付いてたらややこしいので、どうせならセットにするのがより良い選択だろう。
鍵の回し心地も、そしてイグニッションキー周りの見た目もリフレッシュされるので、中身のヘタったシリンダーなら鍵を作り直して貰うよりはいっそ丸ごと交換した方が良いだろう。
まだ買ったばかりなら勿体無い気もするけど、買ったばかりのバイクの鍵を全部無くすのは人としてどうなだろう？とは思う。
三つ目はキーシリンダーの中身を高強度な物に交換する。
←具体的にはコレだ
キー坊と呼ばれる、バイク盗難防止シリンダー。
キーシリンダーを送れば、中身を加工して送り返してくれる。
かなり強度は高いので、ハサミ突っ込んだくらいじゃビクともしない、って言うかそもそもハサミは突っ込めない形状的。
世の中には、イモビライザー付きのキーで、しかもそんじょそこらの民間人には到底歯が立たない高強度なロックをしてても、シリンダーにハサミ突っ込んだらどうにか成ると言う短絡的な人間も居るので、そんなバカに対する対抗手段としてこれは効果的だ。
イモビ付き車両にクリプトナイトのNYクラスのロックしてたら、少なくともそこらの低能な中卒のガキに盗む事は不可能なのだけど、イグニッションキーにハサミ突っ込んで回したら後はどうにか成ると考える前向きなバカが居るので、物理的にハサミを突っ込めないシリンダーは非常に有効だろう。
なお、通常このキーシリンダーは頭の潰れたボルトで締まってるので、外すのは中々に大変。
以前、ソケットを取っかえひっかえして回そうとしてた人が居たけれども、1万年くらい頑張って回したら緩むかも知れないけど、亀以外の方は多分そこまで頑張れないと思うので、素直にハンマーと貫通ドライバー等でコツコツ叩いて回すのが良いと思う。
随分前に書いたスクーターを押し掛けしようとしてた人よりはまだ希望は有るかも知れないけれども。