その血統は今も彼のDNAの中にしっかりと息づいている
[adsense]
子供の頃からずっとモトクロスやってた人が居る。
私も割と子供の頃からモトクロスをやってたけど、私のやってたのはあくまでモトクロスごっこ。
何ちゃらかんちゃらってシリーズに本気で参戦してた訳では無い。
だがこの人は幼少期より何ちゃらかんちゃらってシリーズに出続けてた人。
今はとんだお洒落ライダーに成っちゃって、イタリア製のレザーに身を包んでクラシックなBMWなんて乗ってたりする。
原色のド派手なウエアを着て泥に塗れてたあの頃からは想像出来ない豹変っぷり。
世の中どう転ぶか解らないもんだね。
今やレンコンのように泥まみれだった時代の欠片すら感じさせないお洒落ライダーに成り果ててしまったのだが、DNAの奥底には今もしっかりと息づいている。
彼がまだJJジャックスのようにド派手なウエアに身を包んだレンコンだった、あの頃のソウルは今も彼のハートには息づいている。
その血統は今も彼のDNAの中にしっかりと息づいているのだ。
https://www.njpw.co.jp/profile/688
[adsense]
新年早々に飛び込んだ突然の引退発表。
ウガー!ウガー!
としか喋れないのに、会社の人間にどうやって引退する旨を伝えたのかは解らないけれども、ともかく惜しまれつつもあと一ヶ月で引退する怨念坊主さん。
新日界屈指の鍛え上げられたボディでやたらめったら噛みつきまくる平成最後のカミツキ亀。
若手からベテランまで、ダルンダルンしたレスラーの少なく無い新日本マット界でも屈指のボディを誇る。
噛みつきと首絞めと狂気...狂器攻撃しかしないのにあそこまでボディを鍛え上げる必要が有るのかと思うけど、ともかく鍛え上げられた鋼のスーパーボディで噛みつきまくる怨念坊主。
ちょっとはあのアイルランド人にも見習って欲しいもんだ。
体型まで親父の後を追わなくてもって。
だが、彼のカミツキ亀の血は今に始まった事では無い。
まだJJジャックスだったあの頃。
腰から下だけがド派手だったあの頃に遡る。
https://njpwworld.com/p/s_archive_30_02_05(有料)
まだ孝之だったあの頃。
腰から下だけはとても派手だったあの頃。
深海の軟体生物のようにピラピラしてたあの頃。
腰から上は地味だけど、腰から下はとても派手だったあの頃。
まぁ昔はみんなピラピラしてたもんだよ。
今やハリウッドナンバー1のスーパークールガイなロック様とて、ファルークの手下時代はピラピラしてたんだから。
噛み付く腰から下だけがド派手だった男と噛み付かれるミスターバックドロップ。
アイドルに有るまじきダーティーファイトだが、飯塚の噛みつき攻撃はこの頃に遡る。
今や何かと噛み付かれる立場に成ったが、当時は先生も噛み付いてた。
ビーバーのように。
ミスターバックドロップには何かと恨みが有ったんだろうね。
なんせ文字通り殺され掛けたんだから。
首の骨折れても復活するレスラーも凄いけど、心臓止まってから復活する先生も凄い。
噛みつかれ担当のミスターバックドロップさん(東京ドーム)
まさに絵に書いたような極悪人なルックスだが、ハゲでも金髪でも無い黒髪の頃は可愛かったんだよ。
でもまさか15年後、腰から下だけがド派手だったアイドルがミスターバックドロップのような風貌に成ろうとは、この時誰が思った事だろう。
そしてそんな怨念坊主ギミックが大ブレイクするとは誰が思っただろう。
世の中解らないもんだ。
夢を語って弾ける笑顔でキラキラ輝いてジャケットにビラビラ付けてた頃よりも、寝転んで唾吐いたらさらに何段階も突き抜けてスーパーブレイクした、なんて事も起こるのだから。
世の中ってどう転ぶか解らないもんだね。
世の中どう転ぶか解らない。
だが、事の本質、血統、DNAは容易く変わる物では無い。
平成最後のカミツキ亀は平成の割と最初の方から噛み付いてたように、本質はそう容易く変わる物では無い。
と言う訳で、引退試合ではサンボ攻撃からブリザード、そしてスリーパーから幻の飯塚スペシャルの解禁を期待したいね。
さらには未だ誰も見た事の無い飯塚スペシャルの解禁を。
出来れば
https://njpwworld.com/p/s_series_00165_1_5
これの再戦なんて胸が熱くなる。
最後まで噛み付いて首絞めてアイアンフィンガーでフロムヘルするのも、それはそれで素晴らしい事なのだけども。
ウガーー!!
[adsense]
ああ、まぁそんな話はともかく、イタリア製のレザーに身を包んでクラシックなBMWなんて乗ってたりする、昔はJJジャックスみたいな格好でカリカリにモトクロスを乗ってたお洒落ライダーの話に戻る。
ウエアもバイクも当時の面影なんて皆無なのだが、六甲をブラっと走った際に彼の血統が垣間見られたのだ。
それは、なんか変なフォームで曲がるよねって点に。
その昔、CBR250Rに乗り始めた私も良く言われた事だったりもする。
なんか曲がり方がちょっと変だよと。
当時はまだビデオが今のように普及してないので、実際に自分のライディングフォームはどんなのかってのは解らないのだけど、口々になんか変だよと言うのできっと何か変だったんだろうと思う。
その原因はモトクロスでの曲がり方に有る。
当時、ジャンプは必ずリアから着地するんだよってのと同じく、コーナリングは内足を出してのリーンアウトが基本的なお作法とされていた。
現在はバイクの性能なのかタイヤや足の性能なのか4スト化の影響なのかただのトレンドなのか、ともかく比較的リーンウイズで曲がる人も多いみたいだけど、当時はまだまだリーンアウトが大正義だった時代。
少なくとも私の周囲では。
だから、アスファルトで曲がる時もついつい体が起き様としてるみたい。
腰から下はバイクと一緒に素直に寝てるのだけど、腰から上だけが妙にクイっと曲がって起き上がると言う、非常に不細工な乗り方に成ってしまう。
頑張って矯正したので程なく人様の前に出れる乗り方は出来るように成った筈なのだが、あの頃に指摘されてなきゃ未だにヘンテコな乗り方してたかも知れない。
そんな苦い記憶が甦るような、何か変な曲がり方してるお洒落ライダー。
足は出さないまでも、バンク角の少ないクラシックなBMWでモトクロッサーみたいな乗り方してる。
世の中どう転ぶかは解らない。
原色に身を包んで泥だらけに成りながらモトクロッサーを本気で操ってた彼が、イタリア製のお洒落ジャケットに身を包んでクラシックなBMWに乗ってるんだから。
だが、モトクロスライダーとしてバイク人生を始め、モトクロスライダーとしてバイク人生を歩んできた彼は、イタリアンレザーとクラシックBMWと言う絵に描いたようなお洒落ライダーと成った今でも、その血統は今も彼のDNAの中にしっかりと息づいている。
そのちょっと妙な乗り方が、今もDNAはモトクロスライダーだと言う事を、その血統は今も彼のDNAの中にしっかりと息づいているだよって事を、如実に、そして声高に物語っている。
でも、世の中どう転ぶか解らないんだけど、バンク角の少ないBMWでそんな乗り方してたらその内に文字通り転びそうなので普通に乗ったほうがイイんじゃ無いかなと思ったりもする。