Hurry up

 

例えばバイクに乗っていてお腹が凄く痛く成ったとしよう。

今にもボルケーノしそうな状態。
気を抜くとエクスプロージョンしそうな危機的状況。
今世紀最大に括約筋が活躍してる緊急事態。
平成最後の大爆発まで秒読み段階の緊迫した状態。
だが見渡す限り、公衆トイレはおろかコンビニすら無い。
さぁ、君ならどうする?

取りたい選択は、とにかく急ぐ事。
やんごと無き緊急事態、一秒も早くトイレに駆け込みたいのは知性と理性有る人間ならではの思考だろう。
もしあなたが金魚なら何時でも何処でもスイミー食べながらでも気の向いた時に自然に任せてプリプリしてやればそれで結構なのだが、猫と同等以上に高等な生物である人間はそうも行かない。
野生の獣ならそれで結構なんだろうけど、理性的かつ文化的な生活を営む人間はそう言う訳には行かないのだ。

私は私らしく自然のままに生きるの!

なんて人でも、流石にそればかりは自然に任せるのは困難だろう。
そんな私らしさはあまりお勧めしないな。
ドナルドダックみたいに尻をモッコリさせるような私らしい生き方は余りお勧めしない。
中腰で一日を過さなきゃ成らないしね。
だから取るべき手は一つ。
早くトイレへ行きましょうって事だ。

だが、ココで気をつけたいのはバイクはスピード出せば出すほどにリスクは高まるって事。
当たり前だけど。

私の乗るハヤブサは物理的には300km/h出せるらしい。
出した事は無いけれど出せるって皆言ってるからきっとそれくらいは出るんだと思う。

そして、私の良く走ってる国道43号線も、交通量の減る夜ならば300km/hとは言わなくてもかなりのスピードは出せる。
ほぼ直線で、道は広くて見通しも良く、信号も少なく、そして夜は交通量も少ないので物理的にはハヤブサでもフルスロットルくれてやる事は可能だ。

まさに出し放題な雰囲気だけど、諸事情により40km/h制限の道路なので捕まるリスクは非常に高い。
基本的に日が落ちると白いバイクは見かける事は無いが、それでも白黒の車や屋根から急に赤乳首がコンニチワする車は走ってる。
そんなジェベル125でも赤切符一発免停食らう地獄のデスロード。
ハヤブサで調子乗って走ればリスクが非常に高い。
免許が何枚有っても足りやしない。
好きなように走りたいなら、ちょっとしたやり手デュエリストくらいの枚数が必要だ。

 

勿論事故は困る。
トイレに行こうと急いでて事故を起こすのは非常に困る。
だがパトカーや白バイに止められるのも、それはそでれ困ってしまう。
人生最大の緊急事態の真っ最中に、平成最後の大事件の真っ最中に、白バイに止められたらそりゃ一大事だ。
そんな緊急事態の最中に長々とお説教なんてされた日には、白バイのサイドケースが便器に見えてくる程のトランス状態に成るの止むを得ない。
私が裁判員でも、そりゃ仕方ないねと判断せざるを得ない。

パトカーや白バイにトイレが着いてるならまだ救いも有るんだけど、残念ながらそこまで気の効いた装備は成されていない。
国家は結構色々してくれるけれど、流石に何時でも何処でも求めに応じてトイレは用意してくれない。
下手したら手遅れですわ。
一発免停食らった上にウNコでも漏らしたらもう立ち上がれる自信は無いね。

持ち前のバイタリティで何度失敗しても不屈の精神で立ち上がるポジティブなベンチャー企業の社長でも、流石にそれは3日程凹むことだろう。
泣きながらパンツ洗った後で、3日程部屋の隅で白目剝いて体育座りしてしまう事だろう。
あの時のアムロ状態は不可避だ。
脆弱な私のメンタルでは立ち上がるまで3年くらい掛かりそうだ。

この日...
この日って何時よ?ってのはさておき、ともかくこの日ハヤブサに乗ってデスロードを走ってると、一台の派手な色した250ccが尋常じゃ無い速度で私を抜き去って行った。
普通に流れる車の後ろを普通に走ってると、そりゃもう尋常じゃ無いスピードで私を抜き去って行ったのだ。

理由は解らない。
この250ccのバイクが尋常じゃ無い程に大急ぎで走ってるその理由は解らない。

仕事や学校に遅れそうだったのかも知れない。
何か火急の用事が有ったのかも知れない。
文字どおり、家が燃えてるとかって火急の用事が有ったのかも知れない。
或いは家に帰ってドラクエを早くやりたい、ただのせっかちさんだったのかも知れない。

でもともかく、この石を投げたら白いバイクに当たるようなこのデスロードでブっ飛ばしても私の窺い知る限りは大丈夫だったようなので良かったねと思う。
道端で白いバイクに停められた光景も、バイクのカウルからお腹の中まで、プライドや何やらを含む一切を路上にブチ撒く光景も私の窺い知る限りは無かったので、ともかく良かった良かったと思うばかりだ。
泣きながらパンツ洗うようなハードコアな思い出を一つ作らなくて本当に良かったねと思うばかりだよ。

まぁ、私の知る限りでは、って話なので、私の知らない所で今頃白目剝いて体育座りしてる可能性もゼロとは言い切れないんだけどね。
そうじゃ無い事を祈るばかりだ。

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