バイクに乗ったらモテモテ

誤解や間違い、勘違いなんてのは、何時、何処でだって起こり得る。

風の谷のナウシカはジブリだと思ったり、北斗の拳のオープニングでYou Are Shockと歌ってると思ったり、君は誰とキスをすると歌ってるのはシェリルだと思ったり。
まぁ、どれもこれも古い話ばっかりでアレなんだけど、誤解や間違いや勘違いなんてのは、何時、何処でだって起こり得るもんだよ。
たとえ、指先一つで色々調べられる便利な時代に成ったとしても。

ちなみに、ナウシカはジブリの前身に当たるトップクラフト製作。
間違えたら面倒臭そうな人に怒られるので注意しよう。

バイクに乗ったらモテモテ

そんな幻想を抱いた経験を持つ人も少なく無いんじゃ無いかと思う。
最近はそうそう居ないかも知れないけれど、有る一定の年齢層の方の中には、中学3年生前後くらいにそんな事を思った人も少なく無いんじゃ無いかと。
ナナハンライダー~ベルミーコーヒーを飲みながらあいつとララバイを熟読してた世代の人たちの中には。

私の十代の頃にも居たなぁ。
バイクに乗ったらモテモテに成ると言ってた、時速60kmで転んだサイクルロードレーサーのように余りに痛々しい人が。
全身の重度の擦過傷にオキシドールをドッバドバかけられたかのように、のたうちまわりたく成るくらいに余りにも痛々しい人が。
八幡のガラクタ屋で買ってきたポンコツのチャンプにチャンバー付けてパンパラ言わせてた、非常に痛々しい人が。

非常に残念ながら、R25のマフラーを変えたところでR1-Mには敵わないように、それまでモテモテじゃ無かった人がバイクに乗ったからと急にモテモテに成る事は無い。
バイクに乗ってるモテモテの人は、バイクに乗ってなくてもモテモテなのだ。
逆も然り。
残酷な現実だが逆も然りだ。

加速装置とも言える、急激にモテモテに成れるブースト機構、ある種のオーパーツは確かに世の中には幾つか存在するのだけど、残念ながらそれはバイクでは無い。
弟がエグザイルの事務所に入ったとか、30歳手前で開催された高校の同窓会で公務員やってると発表した時とか、そんなレアなケースにおいてはモテモテブーストは盛大に炎を吹くのだが、残念ながらバイクじゃちょっと心もとない。
それが幾らH2でもRC213V-Sで有ろうとちょっと難しい。
まだ大学生が中古のノアを買った時の方がモテモテブーストは点火しやすいかもね。
単なるサークルの運転手として、だったとしても。

それは誤解か、或いは幻想か。
ともかくバイクに乗ったらモテモテに、僕も明日からきっとモテモテに、免許さえ取れば僕もモテモテに。
と、そんな思いを抱えてる人も1人位は居るんじゃ無いかな、とか思いながら先日バイクの教習所へ行って来た。
この前書いた、とある事情でスーパーブラックバードだなんて怪物に乗る事に成ったおっちゃんの勇姿を見に。
そろそろ定年退職の文字が頭のてっぺんのように薄っすらと、でも頭のてっぺんの地肌と同じくらいに確実に見えて来たこのタイミングでバイクの免許を取りに行ってるおっちゃんの勇姿を見に。
金網の外から見てただけなんだけど。

クラッチレバーを後ろブレーキと思ってたようなレベルのあの頃から数ヶ月。
今やすっかり一人前の教習生と成って、狭い教習所をせっせと走ってる。
一人前と言ってもまだ教習生だけど。

ぱっと見た感じでは普通に乗れてたので、定年退職の日よりももっと早く卒業検定の日がハッキリと見えて来たっぽい。
このクソ暑い最中に、凶悪にクソ熱いスーパーブラックバードに乗れる日も近そうだ。
免許取得のお祝いに車検くらい通しておいてあげようかと思う。
法定費用までは知らない。
ん、そりゃ知らんわ。

年齢性別は問わず、生活環境が安定したら新たな人間関係ってのは築けないのが普通。
それが小学生で有っても、1年生からクラス変えの無い小さな学校なら、新たな出会いも生まれないので新たな人間関係も生まれない。
それが大人に成って就職したら尚更。
ただでさえ、人間関係の多くは上司と部下と取引先くらいなモノ。
新たな知人友人を作るのは、余程頑張って能動的に動かない限りは中々難しい。

でも今回、定年を直ぐ目の前にしたお年頃を迎えたタイミングで能動的に動いた甲斐が有り、おっちゃんの周りには新たな人間関係が構築されようとしている。
125ccのスクーターに乗ってた今までとは違う、新たな人間関係が。

孫を幼稚園に送り届けた後で教習所へ行き、免許を取り、そしてスーパーブラックバードに乗る。
そんな、ちょっと普通では考えられない行動を取ったお陰で、新たな扉を開けた甲斐が有り、今までとは違う、新たな人間関係が生まれようとしている。

新たな関係ってのはイイもんだよ。
何でもやってみるもんだ。
新たな扉を開けてみるもんだ。
幾つに成っても新たな扉を開けてみるってのは良いもんだよ。

バイクに乗ったらモテモテ

幻想で有り、空想で有り、ただの童貞の妄想で有る。
確かにその通りなのだけど、時と場合によってはそれも一概にそうだとは、単なる誤解だとは言い切れないのかも知れない。
このブラックバードのおっちゃんを見る限りは意外と本当に有りえる話なのかも。
新たな人間関係が作られ、モテモテに成ってる様を見る限り、実は意外と本当に有りえるのかも。
そう思う。

もっとも、モテモテと言っても、相手はちょい年下のおっさんばっかりなんだけどね。
ちょい年下なだけの、頭のてっぺんは似たような感じのおっさんばっかりなんだけどね。

まぁいいじゃないか、お相手が脂っこいおっさんばかりだったとしても。
新たな扉を開けてみるのも良いもんだよ。

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