頑張れ日本企業
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バイク保険は市場規模がそれ程でも無い為か、いまいちやる気が無い各保険会社なのだが、自動車(四輪)保険に関しては細分化と先進化が進んでいる。
運転行動連動型保険もその一つ。
料率クラスによる車種ごとの事故発生傾向に応じた保険料設定からさらに進んだ、各ドライバーの運転状況による事故リスクを分析して保険料を設定する方式。
テレマティクス保険とも呼ばれる。
テレマティクス保険=テレコミュニケーション(通信)とインフォマティクス(情報工学)を合体させた造語。
運転状況をモニタリングするシステム
このようなデータロガーを装着して、運転状況をモニタリングする。
一つはPAYD型。
Pay As You Driveの略で、走行距離データを記録するシステム。
これにより年間の走行距離に応じて保険料が設定される。
比較的古くから行われてるシンプルなシステム。
もう一つはPHYD型。
Pay How You Driveの略で、こちらはドライバーの運転状況を逐一記録する先進のシステム。
走行速度、急ブレーキや急加速、急ハンドルさえも記録できる、まさに乗り方が丸裸にされてしまう恐ろしいシステムだ。
そんなテレマティクス保険の根幹を支えるシステムの大手がイタリアのオクトテレマティック。
通常はそんな会社の名前なんて聞く事はそうそう無いだろう。
テンガやDMMやソフトオンデマンドにはお馴染みかも知れないが、オクトテレマティックなんて多分馴染みは無いだろう。
↑コレ。
カピロッシと肩を並べ、MotoGP史上最もスケベそうな顔したライダーの一人=ペトルッチの乗るプラマックレーシングのスポンサー。
それがOCTO。
なお、スケベそうな顔してるだけで、必ずしもスケベで無い。
ロッシには負けるだろうね。
ってかあの性獣に勝てるライダーは居ないと思うな。
バリーシーンですら無理だ。
冷蔵庫や洗濯機のような枯れた技術も
スマホなんかの既存技術の延長に有る物でも
そして、このような運転行動のモニタリングデータロガーのようなここ最近生まれた技術やサービスに関しても
まことに残念ながら、そこに日本企業の名前が出てくる事はあまり無い。
蓋開けたら日本製なんですよ
な製品は有るだろう。
日本製の機械で作ってんすよ
な製品も一杯有るだろう。
でも、外から見て解る日本製の製品を何か無いだろうかと。
もし、中上貴晶がMotoGPクラスを走ると成ったら、そのカウルに背負える日本ブランドは何か有るだろうかと考えたら、ん~~っと思案せざるを獲ない。
正直スマンかったと言わざるを得ない現状だ。
何か有るかなぁ....
AVINTIA:建設を中心とした企業グループ
Power Electronics:太陽光発電関連機器
Estrella Galicia:ビール
GIVI:箱
Monster Energy:エナジードリンク
これらに対抗できる日本企業、或いはブランドが有るのかと考えたら....
建設企業は有りそうだ。
エネルギー関連機器ではダイヘンとかオムロンとか、これまた一杯有りそうだ。
ビールはサントリーもキリンも有る。
箱は旭風防?
エナジードリンクはドデカミン辺りか?
挙げてみたら確かに幾つか思い浮かぶけれど、だがこれらメーカーやブランドがメインのスポンサーと成ってMotoGPを走るかと考えたら、やっぱり難しいと言わざるを得ない。
日本メーカーのマシンに日本人を走らせるとしても、日本企業が腰を上げるのは難しそうだ。
資金の面でも、そしてバイクレースに大金注ぎ込む意味合いの面でも。
レプソルホンダでお馴染みの新電元も、サテライトチームを持つのはそりゃ無理な話だろう。
ドデカミンスズキ!
なんてマシンが走ったら胸に熱い物が込み上げてくるけど、多分無いな。
ドデカミンは無い。
個人的には、イギリスを始めヨーロッパ各国やアメリカでも熱心に活動してる楽天なら有りそうな気がしないでもなかったんだけど、同時にやっぱ無くてイイかと思ったりもする。
楽天は無くてイイか。
カウルが凄くゴチャゴチャしてデザインに成りそうだし。
ヘルメットにカニ食ってるガキの写真が貼られそうだし。
なお、運転行動連動型保険に関しては、日立テレマティクスデータ加工配信サービスってのを、日産自動車と損害保険ジャパンと共同でやってる。
ただ、世界規模で勝負出来るかと考えたら、正直スマンかったと言わざるを得ない現状。
これが現実だ。
頑張れ日本企業。
随分ご無沙汰な、日本製のマシンに日本人が乗って戦うその日が再びやって来る日の為に。
ディスカッション
コメント一覧
個人的には日本人はエナジードリンクはオロナミンCであって欲しいです。
ドデカミンは確かに美味いですが…
FANUC、KEYENCE辺りの企業なんて今更広告必要ないですもんね。
FANUCとか安川とか、海外で名を売ってる日本メーカーは数多く有るのですが、それらがMotoGPクラスのチームを持つかと考えたら、やっぱ有り得ないよなぁってのが正直な所ですね。
サンガリアよりは遥かに可能性は高い気はするけれど、結局どっちも大差無い気がしないでも無いです。