鈴鹿8耐 トップ10トライアルに垣間見える絶望と言う名の高い壁

2017年3月19日

20160730-q_03

8耐決勝グリッドを決めるトップ10トライアルの結果。
トップは、2’06.258のタイムでポル・エスパルガロが2年連続のポールポジションを獲得。
昨年のタイムの更新はならなかったものの、ヨシムラの津田拓也、そしてチームグリーンのレオン・ハスラムを抑えての堂々のトップタイム。

いきなりやって来てポールを取った昨年も驚いたが、1年ぶりにやって来てポンっとタイムを出すのは流石はMotoGPでトップ5くらいの実力の世界最高峰のライダー。
流石は世界トップクラスのMotoGPライダーだ。
結局、モーターサイクルレースはライダー次第なのだって事を如実に表してくれる結果だろう。

操作する人が重要なのは勿論何の世界だって同じだ。
少なくとも完全なる自動操縦で無い限りは、操る人次第で結果は少なからず変わってくるのは何だって同じ。
操る人次第で結果は少なからず変わってくるのは何だって同じだろう。

だが、基本的に加減速とステアリング操作だけの四輪とは異なり、ステップの踏ん張り方一つ、座る位置一つで性能に影響するモーターサイクルにおいては、究極的に進化したMotoGPマシンと言えどもライダーの差が戦闘力の差に大きなウエイトを占めるのは疑いようも無い事実だろう。
非常に進化したと言えども、プロダクションレーサーのSBKやJSB、そしてこの8耐マシンなら尚更の事。
ライダーの差が戦力の圧倒的差と成る。

チームの勝利。
それは勿論そうだろう。

マシンの勝利。
それも当然の話だろう。

だが、ポルのポールポジションは、一重にポルの圧倒的な実力が成した偉業で有る事に間違いは無い。
いきなりやって来て、いつものYZRとは使い勝手の違うバイクに乗って、走り慣れてないコースでポールを取るのだから、一重にポルの圧倒的な実力が成した偉業で有る事に間違いは無い。

そんなMotoGPのトップクラスのライダーの実力を改めて力一杯示された現実を前に一つの大きな絶望感を味わうのだ。
いきなりやって来て、全く乗りなれてないバイクに乗って、走り慣れてないコースでいきなりポールを取るGPライダーと全日本ライダーとの実力差に。
しかも、まだ一度もMotoGPクラスで表彰台に上った事すらないGPライダーと全日本ライダーとの力の差に。
そのポルを相手にすらしない強豪が戦うMotoGPの世界に。
とても大きな、圧倒的に大きな差を感じずには居れない。

それはオフシーズンのMotoGPテストやモテギでのワイルドカードで参戦した津田拓也や高橋巧、そして一度表彰台に上った事は有る中須賀克行にしても簡単に解ることだ。
個人のタイムよりもマシン開発テストの側面が強いとか、チーム体制やセッティングや慣れやなんだかんだで仕方無い部分は有れども。
正直勝負以前の大きな差が有る事は周知の事実なのだが、逆の立場でGPライダーに叩きのめされたら、全日本ライダーとの力の差には愕然とさせられる。
もはや、日本と世界とでは超えられない大きな差が有るのねと。
もっとも、GP500が全日本でやってた時代と今とでは比べる対象が間違ってるのかも知れないけれども。
ただSBKは日本ししないからワイルドカード参戦ってのも無いんだよなぁ。

日本のモーターサイクル界の悲願、それはMotoGPクラスでの日本人王者の誕生。
タディにノリックに大ちゃんに玉やん、そして世界のハガノリ。
過去にはその高みに、MotoGP王者、或いはGP500王者へ上り詰めようと戦った男達が居た。

でもそれはすでに今や昔。
最近完全覚醒した中上貴晶に大きな期待を寄せられるが、内容はともかく結果はまだMoto2クラスで1勝の彼に期待を寄せるのは時期尚早とも言えるし、すでにちょっと出遅れてるよなぁっとも言える。
年齢は、ポルの1歳年下、マルケスの1歳年上。
もはやグズグズしてる年では無い。
アタシにはもう時間が無いの!

仮に来年Moto2でタイトルを、或いは好成績を取って再来年にMotoGPクラスに上がったとしても、2年契約のライダーが座ってるファクトリーのシートは埋まってるのでホンダサテライトと成るだろう。
そこで1年間戦ったとして、ルーキーがサテライトマシンで王者と成るのは逆立ちしても有り得ない。
現実的には、サテライトで実績積み重ねてファクトリーのシートを得る事だろう。

だが、日本人枠と言う厚遇を甘受できる立場とは言っても、再来年のホンダファクトリー(その頃にレプソルかどうかは解らない)に入れるか?って考えたら現実的には厳しいかも知れない。
少し前みたくファクトリー3人体勢がオッケーとされたら別だけども、恐らく限界を迎えただろうペドロさんの後に入れるか?って考えたら、難しいかも知れないと言わざるを得ない。
2014年のもうちょっとなぁ…って思わざるを得ない。

だが勿論、チャンピオンはアレとしてもMotoGPクラスに参戦するライダーの候補としては最右翼で有る事に違いは無い。
今後の飛躍と、そして彼に続く第2第3、そしてその先のライダーの登場を願いたい。
願いたい...のだけど、どんなもんだろう。

全日本に目を移すと、コーリン・エドワーズよりも年上の、もはや生きるレジェンドとも言える緑のおじさんを筆頭に、野左根航汰を除いた上位ライダーは軒並み高齢化の一途が目に余る現状。
ハルクプロの高橋巧は比較的若いと言っても実はポルより年上だ。
今更MotoGPを目指すのはちと難しい。

全日本王者→MotoGP参戦
そんな道が現実的では無い現在。
年齢面においても、そして圧倒的な実力の差においても。

やはりアジア選手権、CEVで実績積んでMoto3へ上がるのが現実的なラインだろうか。
長島哲太、鳥羽海渡、佐々木歩夢
彼らの頑張りに大きく期待したい。

そして、全日本もそろそろ世代交代しちゃどうだろうか?
トップライダーは世界へ!
なんて事も思ってみたりとか。

MotoGPはともかく、SBKは全日本ライダーなら戦えそうなので、そろそろ世界へシフト頂くのはどうだろうかと。
ホンダな新型を投入するみたいだし、スズキも新型投入するだろうし、そしてヤマハいまいちパっとしないし。
そろそろどうだろうかと。


も....MotoGPなんて、全然興味無いんだからね!

と、口尖がらせて強がり言いながら、全日本ライダーは是非ともSBKを目指して頑張って欲しいと思う。
人気が盛り上がれば再び日本で開催される日も夢では無いのだから。

目指せSBK王者。
遥かに高すぎるMotoGPの壁はこの際見ない振りを決め込んで、実は日本人王者は未だに出ていないSBKの王者を目指して欲しいなと。

MotoGPは佐々木歩夢に期待しよう。

MOTOR CYCLE

Posted by tommy