どう見てもアウトです

2016年10月7日

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まだ残暑厳しい頃の事。
ガレージの近所の工場に勤めるおじさんが、スクーターが壊れたとやって来た。

特に他人さんのバイクの修理を請け負ったりはしてないのだけど、手羽先パーティーに誘ってくれた恩も有るので暇だから話だけでもと聞いてみると、なんでも鍵が刺さらなく成ったらしい。
イグニッションのキーが刺さらないんだとか。

なんせそのスクーターは今や絶滅した2ストモデル。
使用期間が長かったので、その分痛みも激しくなったんだろうと。
ほぼノーメンテだろうし。

鍵はほぼ復活は無理っぽい。
鍵穴スプレーってレベルで無い状態。
シリンダーがグチグチ潰れてるのでちょっと無理っぽい。
白い粉振った所で復活なんてしてくれそうもない。
交換しなきゃダメだね。

でも、ヤフオクなら一般的な原付の鍵なんて千円ちょいで買える。
幸いにして極普通のスクーターなので、ちょろっと調べただけでゴロゴロ出てくる。
恐らく50ccでもシリンダーの取り付けボルトは何かしらの盗難防止対策されてるだろうが、ポンチで叩いて緩めてやれば修理自体は難しくは無い。

オークションでカギのセット買えば？
イグニッションだけなら1000円程、全部セットでも3000円も出せば十分買えるでしょ。
交換はやってあげるよ。

等と話つつ、取り合えず鍵の刺さらない現状では帰れないので、キーシリンダーを破壊してマイナスドライバー回せるように対策しておいた。
中身を穿り出しただけだけど。

それから数週間。
おじさんの手には未だマイナスドライバー。
マイナスドライバーをキーシリンダーに突っ込んで回し、そして何事も無く走ってる。
毎日、毎朝、毎夕方。

良くアレで盗まれないな。
良くアレでおまわりさんに止められないな。

と、少し感心しながらも思う。
どう見てもアウトだから修理しようよ。
って。

レタス売ってないのね。
突然だけど、近隣スーパーではレタスが価格高騰の為とやらで売ってない。
別にレタスが無くても特に困らないから構わないのだけど、普通に有るべき野菜は何処の店でも普通に有って欲しいとは思う。

そんな話を個人的にやってるSNS上で話してたら、どうやら何処の地域も似たり寄ったりな模様。
天候不順、と言うか災害レベルな悪天候により、当面は厳しそうだ。

だが、そんな世間の葉物野菜不足とは無関係な人が居る。
何故なら彼は、自宅ベランダに大規模な水耕栽培システムが稼働してるからだ。

ホームセンターで売ってる黒っぽい樹脂製の箱と熱帯魚水槽用のポンプ、それに塩ビ配管を繋ぐだけのお手軽工作。
当初は我が家と同じくエアレーションだけだったのだが、水を循環させたら野菜の生育は圧倒的に良いんだとか。
さらには、来シーズンには一歩進んで空中噴霧化を計画してると言うのだから、君は何処に進もうとしてるんだろうかとちょっと思ったりする。
ちなみにこの人、温暖で日当たりの良い周りが畑ばっかりの地方に住んでるので、レタスなんてそこらに植えとけばイイじゃんかって思いがしないでもない。

葉物野菜のほかには、トマトなんかのお馴染みの野菜から、今年はミントも育ったらしい。
あの、庭先に植えたらパンデミックを起こすと言われるミント。
閉鎖的な水耕栽培なら、芦ノ湖のブラックバスと同様、逃げ出す心配も無いので安心だ。

実際にわざわざ水栽培を高速道路使って見に行く程に行動的では無いので写真だけアップして貰ったら、これが中々に立派に育ってるようでちょっと驚いた。
やっぱブクブクじゃ限界有るか。
熱帯魚用のポンプが一個余ってるから、適当に場所を見繕ってちょっとやってみようか、なんて思ったりもしてる。

キュウリとかピーマンとか、今や葉物だけで無く何でも水耕栽培出来る時代。
流石にジャガイモやタケノコは難しいだろうけど．．．．
と思ったらジャガイモまで出来るんだね。
ちょっと驚いた。
流石にタケノコは無いけど。

そんな中、1枚の写真にちょっとドキっとした。