最近ヤマハが騒がしい

 

東洋ベスクとファインキャテック、合併し「ヤマハモーター精密部品製造」を設立。
http://response.jp/article/2016/09/13/281727.html

こんなニュースがリリースされたのは先月の半ば頃。
クランクピンやピストンピン、シャフト類を製造する東洋ベスクと、鋳造及びダイカスト製品を製造するファインキャテックと合併のニュース。
東洋ベスクを母体として、ファインキャテックを吸収する形と成る模様。

ブレーキやショックアブソーバー等だけでは無く、何処のメーカーもエンジンの内部等の部品を全てを自社内で作ってる訳では無い。
ホンダで言う所のエフテックや田中精密工業、シート(座席)メーカーのTSテック等、各メーカー共に関連会社や協力会社を持っている。
ヤマハにも勿論色々と関係企業、協力企業が有る。
東洋ベスクとファインキャテックがそれに当たる。

どちらもヤマハの100%出資会社で、社長も同じ会社。
大元は一緒と言えば一緒と言えなくも無いが、ともかくこの二社が合併してヤマハモーター精密部品製造と言う会社を作ると言うニュース。

ホンダ系と違ってヤマハに関係深い企業はサクラ工業にしても株式を公開してない所が多い、と言うか公開してる所ってKYBとエンシュウの他に有ったっけ?な具合だったりもするので、いまいち興味持って無い人も多いかもしれないけれど。
ショーワとニッシンが合併したら、投機投資筋からも、バイク乗りからも注目されるだろうが。

バイク乗りにも株式ニュースを追い続ける層にも特に大したニュースでは無いけれど、このヤマハモーター精密部品製造の設立は、今後ヤマハに取っての大きな意味を成す、かも知れない。
特に、トヨタとの関係についてはゴニョゴニョとお茶を濁してる四輪車への参入に向けての、何かしらの大きな動きの一歩、なのかも知れない。
余り関係無いかも知れないけれど。

或いは、ヤマハに取って最大の懸念材料で有る収益率を上げる事がその理由とも考えられる。
現在は随分改善してるようだが、2014年度のホンダの9.9%に対してヤマハは2.3%と大きな収益率の差が有る収益率。
株式総会でもチクチクと言われてるこの問題。
ヤマハに取っては収益率は非常に大きな問題なのだ。

東南アジア向けのスクーター等の共通プラットフォーム化を推し進めてるのはその収益性を上げるのが最大の目的。
今後はさらに、エンジンと車体共通化させ、外観だけを各国にローカライズさせた車種を増やしていくとか。
インドネアシアでの販売に陰りが見えてきた昨今、今後はインドを含めてさらに東南アジアでの販売を広げていくみたい。
その為の戦略が共通プラットフォームによるコストの圧縮と、各国のニーズに合わせたデザイン、及び車種の増加。
流石に大排気量のスポーツバイクでそれを行うのは限界は有るだろうけど、コストを抑えつつニーズに合わせた車種を展開して行くのは戦略としては非常に正しい。

その戦略の為に、部品供給会社の統合を進めている、のかもね。
ヤマハの本意は如何に。

遡ること今年の2月。
ヤマハ発動機、米のベンチャー企業Veniam社に資本参加 サービス開発へ
http://ma-times.jp/27221.html

なんてニュースも有った。

これはモバイル用メッシュ型Wi-Fi通信のソフトウエア~ハード機器までを作るシリコンバレーのスタートアップ企業への出資の話。
200万USドルの出資が多いのか少ないのかは何とも言えないが、ヤマハがこの企業に何かしらの興味を惹かれたんだろうと思う。

メッシュ型ネットワークとは、スター型のようなハブを持たない、端末同士を繋ぐネットワークの接続形態の事。
Winnyのような、スカイネットのような、まぁ要するにそんなネットワーク。
フォールト・トレランス(耐障害性)が高いので、今後はこのネットワークトポロジーが主流に成るんじゃ無いかって言われてるが、ネットワーク関連については一度コテンパンに挫折した苦い経験が有るので、正直何のこっちゃって話しだったりする。
うん、まぁアレだ、良く解らん。

ともかく、今後のモバイルネットワークインフラの行く先を左右する、かも知れない企業に出資したと言うニュース。
その規模の会社に対して200万USドルの出資が多いのか少ないのかは何とも言えないが、ヤマハがこの企業に何かしらの興味を惹かれたのは事実だろう。
車の空気入れ作ったり、アボカドの実を綺麗に剥くナイフを作る会社に対してなら凄い額の出資だけど、通信インフラの会社に対して200万USドルの出資ってどうなんだろうって思いは有るけれど。

だが、ヤマハが興味を持ったのは確かな事。
何か思惑が有るのだろう。
メッシュ型Wi-Fi通信に対する何かしらの興味が。
ヤマハの本意は如何に。

そして、もっとも大きなニュースはやはりホンダとの原付一種クラスにおける業務提携だろう。
その提携内容は下記の通り発表されている。

1.「TACT(タクト)」「Giorno(ジョルノ)」をヤマハへOEM提供する。
それら2車種が「JOG(ジョグ)」と「Vino(ビーノ)」の代換えモデルと成る模様。

2.「BENLY(ベンリィ)」の次期モデルの共同開発、及びヤマハへのOEM提供。
「GEAR(ギア)」の後継モデルと成る。

3.原付一種クラス(定格出力600w以下)の電動バイクの共同開発。

事実上日本独自規格と言える原付一種クラス(定格出力600w以下)のコストを圧縮して、他にリソースを振り分けるのが目的と言われている。
少なくともCB400SFをOEM提供してXJR400SFとして売る訳では無い。
新型R6をOEM提供してCBR6としてレプソルカラーで売り出すなんて話でも無い。

これも一重に収益性の問題。
ヤマハの抱えた大きな問題解決の為の柵だ。

ともかく何かと騒々しい昨今のヤマハ。
そろそろ、四輪車事業参入の具体的な話を公式発表するか。
モーターショーレベルでは無く、もっと具体的な話を。

さて、ヤマハの本意は如何に。

column-20151106-3

column-20151106-2

ちなみにこの2つのヤマハの四輪車、基本と成るフレームは共通らしい。

istream

iStreamコンセプトと呼ばれる鋼管とコンポジットパネルを組み合わせたフレーム。
共通と言ってもエンジン搭載部分~キャビンまでが共通なだけで、ホイールベースが全然違う車が全く同じフレームな訳では無い。
流石に全然サイズの違う車体を全く共通なんて無茶は出来ない。

モーターショーでは出てくるが、いまいち現実としての話に乏しいヤマハの四輪参入問題。
ヤマハはどこまで本気なのだろう。
ともかく、何かと騒々しいヤマハの今後の展開を注視して行きたい。

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