虎の気持ちがちょっと解った、春。
久しぶりに外へ出た。
近所のスーパーに寄って、ついでにドラッグストアに喉スプレーを買いに。
非常事態宣言が出されて皆さん外出を控えてるような、意外とそうでも無いような、やっぱ何時もと大して変わらないような街をセローでテレテレ走ってスーパーに買い物、そしてその後にドラッグストアへ。
なんか普通に広場でグランドゴルフしてデイサービスには人が集まって、そして何時もの場所で一時停止の取り締まりも何時ものように。
何も変わってない。
大丈夫なんだろうかと思うけれど、きっと大丈夫じゃ無いんだろうなと思う。
ヘルメットを脱ぎ、マスクをして店内へと。
インフルエンザと同様に目からも感染するとされている今回の感染症。
自衛の為ならフルフェイスヘルメットとグローブをしたまま、店内では腕をグルグル回して周囲に人が寄って来ないように威嚇して、支払いはマジックハンドを使ってキャッシュレス決済するのが良いと思うのだけど、流石にそれはちょっと根性が居る。
感染予防には効果有るかも知れないが、通報される可能性も有り得る諸刃の剣。
ちょっと難しい。
と言う訳で、普通にマスク。
塗装用に使う、鳥山明の自画像みたいな、より効果は高そうなマスクも有るんだけど、普通に普通のマスク。
普段、花粉症持ちの癖にマスクは殆どしない私だけど、流石に今はしてる。
ウイルスを直接防ぐ効果は無いにしても、無いよりはマシって奴だから。
それに今やノーマスクはマイノリティだものね。
その昔はマスクは当たり前だったネット画像の世界とは逆に、今やリアルがマスクが普通。
ネットの世界にはマスクなんて言葉は死後に成ったのにね。
と言う訳で、珍しくマスクをしてる昨今の私。
この日もささっとマスクを装着してドラッグストア店内へ。
すると、レジで何かしら揉めてるおじさんが一人。
どうやらマスクを売れと言ってるみたい。
売れと言われてもねぇ。
楽天なんかでちらほら売り始めてるので、未だ世間では品薄の続く昨今、そっちで買ってくれとしか言いようは無いかも。
10枚100円とは言わないけれど、そこそこな値段で売られてるのだから。
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価格:3,980円 |
そんな、無茶をおっしゃるおじさんを尻目に目当ての喉スプレーを。
これは売り切れてなくて良かった。
先に寄ったスーパーでは本当に納豆が売り切れててちょっと驚いたけれど、喉スプレーは大丈夫だった。
非常に口内炎が出来やすい私には、この水溶性アズレン配合の喉スプレーは生命線なのだ。
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新品価格 |
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新品価格 |
このアズレンスプレーと
アズレンうがい薬は口内炎持ちに取っての生命線。
ポビドンヨードのうがい薬や喉スプレーは口内炎に沁みるからダメ。
友人のオキシドーラー（擦り傷を負ったらオキシドールを大量にぶっかけて悶絶する変態）は、リステリン（紫）を使うらしい。
まぁ変態の言う事だからね。
触覚を握られたナメック星人みたいに変な声を上げそうなので私は遠慮しとく。
「よ、止せ悟飯！あまり触覚を触ると変な声が出てしまうで無いか！」
思わずそんなシーンがフラッシュバックしてしまう。
そんなシーンは無かった気もしつつ。
何はともかくのどスプレーが買えて良かった良かったと、レジへと向かうと鋭い視線を感じた。
ハンターのような、殺気が込められた鋭い視線を。
見るとさっきのおじさん。
昼頃にドラッグストアへ来てマスク買えなかったと怒ってるおじさん。
もしかして狙ってるのか？
私のマスクを狙ってるのか？
今、私が使ってるマスクを狙ってるのかい？
その鋭い視線にちょっとビビりながら、そそくさとレジを済ませてセローに乗ってさっさと帰る私だった。
マスク剥がされちゃたまったものじゃ無いしね。
それにしてもあのハンターのような眼光は怖かった。
今にも、マスクを剥ぎに襲い掛かってきそうな、おじさんの眼光は怖かった。
きっとタイガーマスクも怖かったんだろうなと、トラハンターに執拗にマスクを狙われ続けてた初代タイガーマスクに思いを馳せる私なのだった。
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1.5は．．．．スマンかった。