熱く滾りながら頭を狙う人と、涼しい尻にビクビクする人のmotoGP

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セパンで行われた今年最初のmotoGPテストは終了。

結果は、王者のロレンソが磐石の仕上がりで、去年より0.04秒程タイムを縮めた1:59.580でトップ。
続く2位にはロッシさんと、トップはヤマハファクトリーの2名が占める。
タイヤが変わっても、電子制御が変わっても、やはり王者は強い。
ヘルメット曇っちゃった症が発症しないであろう今期は、開幕からロレンソ磐石の展開が繰り広げられ
美しいライディングに魅了されつつも、優勝パフォーマンスの寸劇にイラってさせられる、そんなシーズンに成りそうな気がする。

対するホンダ勢は3位にマルケスが入ったものの、最後の最後に搾り出したタイムは2:00.883と少々伸び悩み。
昨年のテストでは1:58.867と言う驚異的なタイムをたたき出したのだが、今期はマシン自体の問題なのかタイヤとのマッチングなのか電子制御の問題かそれとも精神的な物なのか。
ともかくどうにも伸び悩み。
チームメイトのペドロさんも伸び悩んでるので、現状レプソルの2台は恐らくはマシンがいまいち仕上がってないんだろう
と思う。

次のフィリップアイランドのテストで巻き返すか?
どうだろう??

ケツはオレに任せろ!

と、信頼と実績で皆のお尻をガッチリガードしていた、メランドリ、ディメッリオ、そしてアブラハム坊ちゃんも居ない今期。
さらに追い討ちを掛けるように、最後尾候補の最右翼と目されていたデアンジェリスがSBKへ電撃移籍とのニュースも飛び込み、何人かのライダーに取っては尻が寒くなって仕方無い状況が巻き起こってしまったのだ。

本命はやはりユージーンラバティか。
マイケルラバティと言う、少し前までmotoGPで後ろの方をチョロチョロ走ってた人の弟。
マイケル、ジョン、ユージンのラバティ3兄弟の末っ子だ。

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左から、ユージーン、マイケル、ジョン。
脇役兄弟とか言うな!
南斗五車星の赤青兄弟みたいとか言うな!
ユージーンはワールドスーパースポーツでもワールドスーパーバイクでもランキング2位に成った事が有るんだぞ!
微妙とか言うな!
ラバティラバティラバティラバティラバティラバティとか言うな!

そんな大本命のユージーンを迎え撃つのが、元ファクトリーライダーのアルバロバウティスタ。
過去には対ヤマハ巡航ミサイルとして名を馳せた、motoGP界きっての撃墜王だ。

そしてもう一人。
moto2王者で有り、元ホンダサテライトライダーでも有るステファン・ブラドル。
ドイツの星、ステファンだ。
LCRホンダを放出後は、ちょっとやさぐれた道を進み、今はバウティスタと仲良くアプリリアファクトリーライダー。

メランドリもディメッリオもデアンジェリスも居ない今期。
勿論、イヴァンシルバもブロックパークスも居ない今期。

レーシングファミリーで有るラバティ家のプライドを賭けて戦うユージーンか?
或いはアプリリアファクトリーの意地を魅せ、輝かしい実績の2人が迎え撃つか?

さて、血で血を洗い、尻で尻をなすりつける最下位争いの行方は?
特に興味は無いけど、まぁ適当に邪魔に成らない所で頑張って欲しいと
適当に思ったりもしつつ、やっぱりどうでもイイかも知れない。

MOTOR CYCLE

Posted by tommy