結局、問題はコストですわ

例年この時期は雪深い地域から、セローで関西にやってきた人が居た。
壊れかけのセロー、ってか壊れたセローに乗って。

わざわざこの時期に壊れたセローに乗って数百kmも走ってきたのは、自らを危機一髪に追い込むベア・グリルスみたいな変わった趣味がある訳でも、もちろん何かの罰ゲームな訳でも無い。
それは壊れたセローを修理する為。
だからセローに乗ってきたって訳だ。
そうじゃ無ければ車で来るさ。
50cmくらいの積雪でも走れる大げさな車に乗ってる人なのだから。

セローが乗せれる軽トラでも持ってれば良かったんだけどね。
中々そうそう上手くは行かないもんだよ。

修理メニューはエンジンの載せ換え。

既に作動確認済みのエンジンを用意してるので、吸排気と幾つかのコネクターとプラグキャップを抜いてやれば、エンジン下ろしてエンジン積んでモロモロを元に戻すだけの事。
ゼファー750のエンジンの積み替えはそれはもう大変だけど、下からスポっと入れれるセローの軽量単気筒エンジンはとても簡単だ。

結局、コストを考えても普通に動くエンジンに積み替えるのが得策なのかな。
本当に普通に動くエンジンが手に入れば、の話なんだけど。
ともかく、簡単に積み替えるのが得策か。

カタナとかゼファー750なんかの非分解式ダブルクレードルフレームは本当に大変。
ゼファー1100なら片方のフレームが分解出来るので、ジャッキでエンジン持ち上げて横にスライドさせて抜けるからまだ全然マシなんだけど、両手で持ち上げながら知恵の輪状に抜いて行くバイクは本当に大変。
私の腕力では750ccの直4なんてビクともしないので謹んでノーサンキューさせて貰うわ。
CB1300?
はは、ご冗談を。

そんな簡単なセローのエンジン載せ換え。
私がスーパーに買い物に行ってる、本当にあっという間に完了。
過去に何度かのセローのエンジン載せ換えして来た彼に取っては、そんなの出会って5秒で合体レベル。
あっという間ですわ。

10時間以上も掛けて下道でえっちらおっちら壊れたセローでやってきて、あっという間にエンジンを載せ換えて一泊だけしてさっさとご帰宅。
壊れたエンジンだけをポンっと残して。

持って帰るか?
って訳にも行かないので、こっちで始末しとくわと言う事で。
何処かどう壊れてるのかって興味も有るしね。
もっとも、セローのシリンダーを再ボーリングしてオーバーサイズピストンを入れるってのも、それはそれで中々敷居は高いので、直すかどうかは難しい所なんだけど。

問題はコスト。
100万円のバイクなら10万円掛けて直すのも選択肢の一つに挙げられるけれど、数万円で普通に動くエンジンが売ってるセローは中々にその判断が難しい。

問題はコストだよ。
シリンダーを手で削る訳にも行かないので外注に成るし。
どれだけ器用でも手でボーリングするのはちょっと無理。
さすがにコレばかりは自分でやっても100ポンドの節約にも成らないのでやめた方が良いと思うな。
やる人はきっと居ないと思うけど。

では、物理的に直せないのか?って言えば、勿論シリンダーとピストンの不具合なら直せる。

何かと便利な世の中、海外サイトを使えばオーバーサイズピストン自体は手に入るご時勢。
バギー用のヘンテコピストンなんて使う必要は無い。
XT225用なら、+0.25、+0.5、+0.75、+1.0と4種類のオーバーサイズピストンが手に入るので海外サイトで入手しよう。

ここは景気良く+1.0を行っておきたい気分だけど、シリンダーの磨耗が小さければ最小の+0.5くらいを入れるのが得策。
もう後の無い+1.0よりも、可能ならばさらに数段階小さめを入れておくのが得策。
あと2回も変身を残してる心のアドバンテージを、僕たちはフリーザ様に教わった筈だ。

ただ、ちょい抱きついた程度のシリンダーを、どれだけ削れば良いかって判断は民間人には難しい。
そう考えたらやっぱ1.0を入れるのが結局は正解かもね。
それ以上のオーバーサイズは手に入らない以上、2度目の抱きつきはもう直せなく成るけれど、まぁその時はその時って事で。
セローのエンジンを2回もオーバーホールしないだろうしね。

可能か不可能かと言えば、勿論セローのエンジン修理は可能だ。
~4JGまでの鉄スリーブの入ったシリンダーならば、内燃機加工が出来るお店を検索してそこで依頼しよう。
ピストンクリアランスとか、細かい指定は必要だけど、私が以前別のバイクで依頼した際は抱きついたシリンダーと輸入したオーバーサイズピストンを同梱で送って、もろもろお任せでボーリングして貰ったので、難しい事は良く解らないんですよと正直に言っておけば上手いことやってくれる所もきっと有る筈。

実際、+0.5mmのピストンを買った所で、良く解らない海外の会社の作ったピストンなんてそれが本当に+0.5mmかどうかは解らないし、だからと自分で測っても正直な所解らない。
測定ってね、これがとても難しい物なんだよ。
特に円筒をマイクロメーターで測るってのは、これが中々に難しいもんだ。

従って、良く解らないメーカーの良く解らないピストンを買っても、結局何mm削ってクリアランスを何mmにすれば良いのかなんて解らないので、その辺はプロに丸投げするのが良いかと思う。
面倒をお掛けする事に成るけれど、頭下げておけば全て上手く行くさ。
多分。

なお、メッキシリンダーに成った5MPのシリンダーはそもそも削ってどうこうなんて出来ないので、井上ボーリングにご相談を。
きっと何かしらの答えが得られる筈。
やっぱいい加減250に買い換えようかな?
なんて答えも含めて。

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