オランダGP FP3

雨予報のオランダアッセン。

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いやぁ、めっちゃイイ天気ですわ。
誰?雨だなんて言ったのは。
もっとも、これはMoto3クラスのFP3が始まる2時間前のキャプチャーなので、MotoGPクラスが始まる頃にはどうなってるかは分からないけどね。

ちなみに、アッセンはライブカメラ映像を配信してるので、ここで見る事が出来る。
レースをこのカメラで見ても何やってんだか良く分からないかも知れないけれど、少なくとも雨降ってるのか降ってないのか、ってくらいは十分に分かる。
あと、パドックカメラはモルビデリバス=MojyaMojyaモルカーの真ん前なので、モルビデリの姿が見えるかも。
モルビデリファンの方は、カメラの前でモル様に声援を飛ばそう。

 

さてFP3。
と、その前に、昨日のFP2で2番手タイムを出したエスパルお兄ちゃんは、技術違反の為スリックタイヤでのラップタイムをキャンセルと成ったってお知らせ。

 

リアタイヤ側の二枚目のスポイラーが問題の部品。
ただ、これって随分前から使ってたので、何で今さらって思った人も少なく無いんじゃ無いかと思う。

所謂スプーン問答と呼ばれる、かどうかは知らないけれど、このスプーンに関しては右往左往した歴史が有る。
元々使い始めたのは意外とヤマハ。
雨避けがその目的。
ふと気づくと、ドライレースなのにドゥカティがコレを付け始めた。
そこで、おるもやっちゃるけんと、ホンダ。
あえてホンダはエアロデバイスですよと提出すると、MotoGPテクニカルディレクター ダニー・アルドリッジさんは当然ながら却下。
エアロパーツをそこに付けたらアカンよと、当たり前やろと。
そこでホンダは同じ部品を今度はタイヤ冷却装置ですよと提出すると、MotoGPテクニカルディレクター ダニー・アルドリッジさんはにっこりOKサインが出た、と言う出来事。
モノは一緒でも言い方一つで切り抜ける、きっちょむさんみたいな理屈で今に至ってる訳だ。

そんな訳で、雨除けやタイヤの冷却ならオッケーだけど、空力パーツならダメよってのが現在の見解。
だからアプリリアのは雨除けとしてオッケーしてたから、ドライでは使うなよってのがその見解の根拠な訳だ。
スプーンなんてただの飾りですよ!
と言っておけば良かったのだけど、ともかく外し忘れたアプリリア側の責任だね。

でも、幸いにド晴天と成った2日目FP3。
初日のタイムキャンセルなんて、今のアプリリアと今のエスパルお兄ちゃんには関係無いね、って感じ。
いやぁ、晴れて良かった。
だからちゃんとスポイラーを外してタイムアタックに臨みたい。
流石に今回もミスったら心配に成るわ。

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さて、やっとこさFP3。

前日のタイムがキャンセルされたエスパルお兄ちゃんが、早々にグッドタイムを出して2番手に返り咲く。

モルビデリが久しぶりにテレビに映る....転倒と言う形でテレビに映る中、アプリリアの2人がトップに立つ。
特にビニャーレスの調子は抜群で、安定感抜群のバイクで安定したグッドタイムを刻み続ける。
2人のライダーのメンタルは安定してるとは言い難いが、2人の乗るアプリリアは本当に安定している。
コーナーの度にハチャメチャに成ってる、あるいはハチャメチャなレベルまで攻めないと走らないホンダとは随分と違うね。
凄いバイクに仕上げてきたもんだと思う。

なお、そのハチャメチャな乗り方に対する大きな代償を支払ったポルは、前回のダメージが抜けてないからかFP3はお休み。
FP3はキャンセルでもQ1は出れるので、そこで復活できるかどうか。
まぁ、無理しない方がイイと思うな。
今さらここで仮に優勝しても、ホンダ残留は....まぁアレだし。

残り5分のラストアタック前の段階では、アプリリアの2名とクアルタラロとリンス、そしてバニャイアを筆頭としたドゥカティ軍団の構図。
さて、ラストアタックの結果は!

 

トップはエスパルお兄ちゃん。
昨日は昨日でやらかして、そして今日も最後の最後にやらかしてしまうものの、そんな些末な事で流れは止まらないぜと、今日も絶好調にトップをゲット。

 

トップのエスパルお兄ちゃんに続き、3番手にはビニャーレス。
もはやアプリリアは紛うことなくトップコンストラクターだ。
ファクトリー1年目とは思えないね。

もうちょっと早ければと数年前に別れたあの人。
断るんじゃ無かったと後悔するあの人。
クソ呼ばわりするんじゃ無かったと反省するあの人。
そんな色んな人たちの色んな思いをガチャガチャさせながら、アプリリアは今年一気にトップコンストラクターへと上り詰め、同じくエスパルお兄ちゃんはトップライダーへと上り詰めた。
もしイアンノーネが居たらどうなってただろうとは思うけど、実際どうなってたんだろうね。
どうなってたんだろう。

↑と、書いたけど、ラップキャンセルが有ったみたいでビニャーレスは7番手に降格。
どのみち、Q2行きは変わらないから問題は無い。

 

4番手には怪我から復活したアレックス・リンス。

そして5番手にはホンダ最後の希望、我らが中上君。
安定感抜群のアプリリアとは対照的に、至る所でバイクを盛大に大暴れさせながら死に物狂いで5番手ゲット。
でもこれがホンダの致命的欠陥なんだろうね。
こんなハチャメチャな乗り方しないとタイムが出せないんだから。
この乗り方を決勝でやれってのは無理なお話だ。
全盛期のマルク・マルケス以外は。

10番手にジャックミラー。

運営は不安定だがバイクはド安定志向のスズキから、来季はそのハチャメチャな乗り方が強要されるミルは一歩届かず11番手。

13番手にはモルビデリが入り、Q2進出へ大きな希望をもじゃもじゃと抱かせる。

 

つづく

 

MOTOR CYCLE

Posted by tommy