ネットも神龍もイザって時には役に立たない

社会の敵
世界の敵
諸悪の根源
悪の枢軸
パブリックエネミー

例えばソ連
例えばナチス
例えばショッカー
例えば皇帝パルパティーン
例えば悪代官と越後屋

色々とこの世には諸悪の根源と目される物が多数有る。
やたらめったら諸悪の根源が居る世界。

現代日本における三大巨悪と言えば
地球温暖化、こんにゃくゼリー、○○
この3つ。

理由も無く敵を作るのは控えておくので、○○の中には自分で思い浮かべた物を入れてくれたまえ。

 

そんな三大巨悪の一角、こんにゃくゼリー。
良識と節度の有る日本のマスコミ様から蜂の巣にされた御陰で、牙は抜け落ちすっかり腰抜けに成ったこんにゃくゼリー。
あのブリブリ弾力は今や昔の腰抜け状態。
中身だけには飽き足らず、今やパッケージには子供と年寄りは食うなと書かされてる始末。
そのうち『食べられません』と書かされそうな勢いだ。
食べられないこんにゃくなんて、童貞小僧にでもくれてやれ。

でもマンナンライフって凄い生命力だと思う。
これだけ集中砲火を受けて、硫黄島決戦のような大砲撃を受けてもまだ生きてるんだから。
ギャグ漫画のキャラ並の生命力だ。
図体はでかいくせに余りに撃たれ弱かった乳製品会社とはえらい違い。
凄いやマンナンライフ。
そのライフは尽きる事は無い。

 

そんなこんにゃくゼリーはさておき、我が家の食卓に良く登場するのが玉こんにゃくって奴。

https://www.mrsn.co.jp/recipe/detail.php?id=5

このドラゴンボールみたいにコロコロの形が魅力な玉こんにゃく。
ただの蒟蒻だけど、丸い形が魅力の蒟蒻。
7個集めたら板こんにゃくと交換してやると言われても断る。
プリプリと弾力に富んだ龍が現れ、何なら糸こんにゃくと交換してやるぜと言われても断る。
余計なお世話だと。
このコロコロがイイんだよ。
要らんお世話様だ。

玉だからこその値打ちなのだ。
平たい玉こんにゃくはただのこんにゃくだ。

 

コロコロの、如何にも喉を詰まらせそうな形。
一体過去にどれだけの人間が喉を詰まらせたか。
そして何人が命からがら吐き出したものの、その後暫くの間ピッコロ大魔王と呼ばれるハメに成ったのか。
ポコペンポコペンと呼ばれた事か。

その悲劇の統計は検索しても見つからなかったので定かでは無い。
Googleの検索能力なんて大した事無いのだから。
ネットなんてのは本当に知りたい事は解らないもんだよ。
まぁ、そんなの特に知りたくも無いんだけどさ。

でも何はともかく何しろこいつは注意したい。
この凶悪さ、こんにゃくゼリーの比じゃ無いのだから十分に注意したい。

 

やばい...詰まった...

私が、窒息の危機に陥ったのはこの休日の昼下がりの事。
詰まらせたのは栗まんじゅう。
白あんに裏ごしした栗を混ぜ混ぜして焼き上げた伝統の和菓子=栗まんじゅう。
話の脈略から、てっきり玉こんにゃくかと思えばまさかの栗まんじゅう。
あ、ごめん、栗饅頭なんだ。
ごめんね。

 

白あんって嫌いだ。
栗も嫌いだ。
栗ポンと天津甘栗以外は。

そもそも和菓子は好きじゃ無い。
京都に生まれ育って、時折着物も着るくらいに和風な育ち方して来た私だけど和菓子は今も昔も大して好きじゃない。
だから、白餡で栗の入った和菓子は大嫌いだ。

それなら食うなよ!と、そんな声が聞こえて来そうに成りながら食べてた栗まんじゅう。
バチが当たったのだろうか。
栗まん様のバチが当たったのだろうか。
喉にモサモサの饅頭が....うぐぐぐ...って。

 

今このタイミングで神龍が出たら、迷わずお茶持って来いとお願いしてる所だ。
コロッケパン買って来いでは無く、そんな事態をさらに悪化させるような事では無く、麦茶でイイから早く持って来いと願う所。
千利休が居ても多分そう言うだろうと思う。
シャカシャカしてないでさっさと麦茶持って来い!と。
お婆ちゃんが作った麦茶でイイからシャカシャカしてないでとっとと持って来いと。

だが残念ながらここに神龍は居ない。
千利休も居なければ優しいおばあちゃんも居ない。
有るのは、マウスにキーボードにディスプレイ...

だが、今この状況で喉+詰まった
と、Google先生で検索した所でどうにも成らない。
Google先生は確かにヒントを与えてくれるけどお茶の一杯も出してくれない。
アレクサだって同じ。
アレクサ、お茶持ってきて!
と言っても無理な話だ。
役に立たん。
ネットなんてイザって時にホント役に立たない。

 

ふと目に入ったのがマニキュアの除光液。
材料は、アセトンに水に香料
ア...アセトン...だと。

除光液で喉を流せば助かるかも知れない。
でもアセトンを飲むか?
喉詰まりは大問題だけど、コッチはコッチで別の問題が有りそうな気がする。

毒?やっぱ毒だろうね?
化学も生理学も門外漢だからハッキリとは言えないけど、やっぱ毒だろうね?アセトンって。
毒か無毒か、有害か無害か、悪か悪じゃ無いか。
ハッキリと断言は出来ないけど、積極的に飲みたい液体で無いのは確か。
南部虎弾でもお断り案件だ。

 

困った時は何だかんだでやっぱりGoogle先生。
お茶の一杯も出してくれないけど、知りたい事を教えてはくれる。
アセトンが毒か否かを知りたきゃGoogle先生へGOだ。
先生ならきっと教えてくれる。
きっと教えてくれる....

って、まぁ、教えて貰った所でやっぱりそんなの飲めないので、大急ぎで台所まで走って兵庫県南部の水道水で喉を潤わした私なのだった。
そんなの調べたりドラゴンボール探したりしてる場合じゃ無いのだよ、私は。

小噺

Posted by tommy